文学の道
西遊記の変遷
西遊記?うん、懐かしいお話、聞いたり読んだりしたっけ。そういえば、この話ってシルクロードの一角での話なんだ!幼い頃の読書が急に頭を巡る。西遊記の変遷をたずねる。(*5)
虎を家来に引き連れた三蔵法師   「三蔵法師」の称号をもつ僧侶は沢山いた。しかし、「唐三蔵」の称号は「玄奘(〜664)」をさす。私たち日本人が知る三蔵法師は、この玄奘法師だ。

@ 伝説がすすむと法師にはお付きの動物が必要になってくる。最初に選ばれたのはユーラシア大陸の当時の雄、トラである。敦煌莫高窟出土の絵画から多数が見つかっていて、この僧侶が「三蔵法師」とみていいらしい。
  左の絵は大英博物館蔵の「虎を伴った玄奘」

A 数百年後、今度は猿と馬を引き連れた「三蔵法師」が描かれるようになる。(左下)

B 1260年からのモンゴルによる元代にはいると、三蔵法師は猿と馬の他に、豚の「朱八戒」、そして、水怪の「沙和尚」を伴う。 これが「孫悟空」の原型となって、さらに、

  豚の「朱八戒」は「猪八戒」となり、水怪の「沙和尚」は、カッパの「沙悟浄」と遷り変わってゆくのはご存知のとおり。
猿と馬を伴った三蔵法師 この山は夕日を受けると燃えているように見える
猿と馬を伴った三蔵法師 この山は夕日を受けると燃えているように見える
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