天使の道
西方
 古代ギリシャ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などでは、神の意志を人間に告知する使者として不可欠の存在だった共通の天使ガブリエル、その翼の由来は?
イランのペルセポリスにあるアフラ・マズダの浮き彫り
  アフラ・マズダの浮き彫り=イランのペルセポリス

最初の翼?


  西方で最初に翼を持ったのはどこだろうか。一説では、「バビロンの捕囚(前597年の最初の強制移住から、前538年まで)」からペルシャ(現イラン)によって解放されたユダヤ教徒が、ペルシャの神・ゾロアスター教のアフラ・マズダ神がもっていた羽根を流用したといわれる。
  この後、ユダヤからキリスト、イスラム教へと伝わったという説である。
「受胎告知」=フラ・アンジェリコの天使ガブリエル
    「受胎告知」=フラ・アンジェリコ(*11)

天使の翼


 大天使ガブリエルと処女マリアの受胎告知の場面は、フラ・アンジェリコ、レオナルド・ダ・ビンチ、ボッティチェリ、ムリーリョなど、多くの画家によってえがかれてきた。
 左の絵は15世紀イタリアの画家で敬虔(けいけん)なドミニコ会修道士でもあったフラ・アンジェリコの手になる板絵。フラ・アンジェリコの作品は宗教主題のものに限られている。
 ちなみに、大天使ガブリエルはユダヤ、キリスト、イスラム3宗教の共通の天使である。
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