伝統民謡
ヨイク
サーミ人は独特のサーミ語を話し、民族の歴史や伝統文化はすべて口述で伝えられてきた。そのなかでも最も重要な役割を担ってきたのが「ヨイク」。
  ヨイクにはサーミ人の歴史、民族信仰、神話、伝説、民話などだが、その底流には「人間は自然の一部にすぎない」という自然観で、ネイティブ・アメリカンやアイヌ、それにオーストラリアのアボリジニに通じる精神性は、モンゴロイド共通の親近感をいだかせる。
  そのなかから、遊牧生活を謡った歌詞は次のようだ。
これがラップの生活だ
トナカイと共に行く足はスキーに乗って
肩には凍った投げ縄がある
トナカイの後には犬がいる
私の相棒クラストは夜中に来て
私とトナカイを遠くへ連れ去っていく
トナカイが苔を見つけた時
やっと、一休み
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