人魚姫とその物語
アンデルセンの国
コペンハーゲンの北の港に臨む岩の上で恥らうようなポーズをとる高さ80センチと小さな人魚像。形は小さいが市のシンボルとなっている。
  悲恋の果て、海の泡に 海のいちばん深いところに人魚の王様の城があって、王には6人の姫がいた。中でも一番美しいのが、15歳になったばかりの末の人魚姫で、肌はバラの花びらのように透き通り、目は深い海のように青く澄んでいた。
  ある日、人魚姫は嵐で難破して溺れかけた王子を救い、それからというもの、その王子のことばかり思い続けるようになる。人間になって王子と一緒に暮らすことができたらどんなにいいだろうかと思った人魚姫は、海魔女のところに相談に行った。
  魔女は、「人魚のしっぽを人間のような足に変えることはできるが、その代わり足は歩くたびにナイフを踏むように痛み、その王子が他の人と結婚したら、お前の心臓は破裂して、海の泡となってしまう。それでもいいのだね」と念をおして、人魚が人間になる魔法の薬を作ってくれた。そのお礼として魔女が要求したのは、だれよりもきれいと評判の人魚姫の声だった。
  人魚姫はその魔法の薬を飲んで美しい人間の娘になり、王子と親しくなることができた。そのうれしさに、血の出るような足の痛みも忘れるほどだった。しかし、人魚姫に命を助てもらったことを知らない王子は隣の国の美しい姫と結婚する。その婚礼の翌朝、人魚姫は海の泡となり、その泡は朝日の中で空気の精となって天に昇っていった。
定位置?からのショット
定位置?からのショット
運河クルーズの船上からのショット
人魚姫を見る人々
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