放浪の旅を続けるオデッセウスに向かって老人がはいた言葉には重みがあった。
「オデッセウスよ、故郷へ帰ることだけが全てはないだろう。苦労をして航海することが人生そのものではないのか」
トロイの戦へ
オデッセウス放浪の始まり


ホメロスの大叙事詩「オデッセッセイア」はトロイの戦いから始まった。原作と異なる点もある様だが、あらすじを映画で追ってみた。
軍団を率いて、いざトロイへ
軍団を率いて、いざトロイへ
オデッセウスが乗る旗艦の帆が月夜に生える
オデッセウスが乗る旗艦の帆が月夜に生える
  ギリシャの西南部に位置する島イタケの王・オデッセウスに長男が生まれた丁度その日、軍団を率いて、オデッセウスを訪ねてきた勇士二人がいた。
  一人はミケネの王アガメムノン、一人はスパルタの王だった。二人ともトロイの戦いに登場する重要人物である。用件はトロイとの戦争が始まるので協力してほしいというものだった。
  同盟の誓いは重い。その誓いを果たすためにオデッセウスは軍団を率いてすぐに出発する。

  最初から激しい戦いになることは予想されていたので生きて帰れる保障は何もなかった。
 オデッセウスは庭の木を妻に指差し、「この木が生きているように私も生きて帰ってくる」
「生まれた長男のひげが生えるまでに私が帰らない場合は再婚するように」
と言い残して国を後にした。 
ギリシャが王妃ヘレンを取り戻すための戦争となっているが、実際には、黒海で採れる錫が武器の材料となるので、これを狙ったものだという説もある。
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