「オデッセイア」
のルーツは?
西洋人は自分たちのルーツがギリシャだと信じている。私もそう信じてきた。本当にそうなのだろうか。疑問に思っていることを並べてみたら...
  第一にギリシャ人は人種的にはアーリア系ではない。その血も混じっている。主たる人種はセム系、トルコ系の混合であり、少なくともアーリア系とはいえない。
  第二にその文明はギリシャ独特のものではない。「ギルガメシュ」がルーツであり「オデッセイア」は「ギルガメシュ叙事詩」に極似している、といっている。
  「ギリシャ・ヘブライの文明はギルガメシュをルーツとして東地中海という共通の地盤の上に建てられた類似の構築物である。」(以上「聖書以前」C.H.ゴールドン)
ギルガメシュ王(中)と友人エンキドウ シリア考古学博物館のギルガメシュ・レリーフ







=シリア考古学博物館で
  さらに、安田喜憲教授は「大地母神の時代」のなかで次のように書いている。
ヨーロッパ文明のルーツはギリシャではない。そのルーツはトルコやシリアなどの中東に求められる。(途中略)
  ギリシャ神話で大地(ガイア)が神神の根元とされている。しかし、この神話の体系の発想のルーツは神話を溯ること7000年も前にトルコのアナトリア地方で発見されている。
  旅行中にギリシャ人を観察してきたが、アーリア系特有の髪の毛、目の色をしている人は少なかった。観察では髪は黒、または黒に近く、目の色も同様であった。欧米人が人の特徴を示す時に使う、「茶色の目で、ブロンドの毛」という表現は無理のような気がした。
  こう見てくると欧米人のルーツというのは無理があるのかも知れない。十字軍の最大の功績はアラブという東洋の進んだ文明を吸収したことだ、と読んだ記憶もある。
  西洋信仰はいい加減にやめて、東洋の自然信仰を見直すべき時期にきているのではないだろうか、と感じたのだった。
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