アールヌーボー
ゼツェッシオン(分離派)
ゼツェッシオン(Sezession) 1890年代にドイツとオーストリアの各地で結成された美術家集団およびその運動。ゼツェッシオンともいい、分離派と訳される。
ウィーンのゼツェッシオン(分離派)館
  この運動は、ミュンヘン、ベルリン、ウィーンなどで古い体制からの分離をめざしてはじめられた革新的運動だったが、様式や理念に統一性はない。若手の美術家たちを中心に、アカデミーなどの既成の展覧会とは別に、当時の新傾向の印象主義、象徴主義、ユーゲントシュティール(アールヌーボー)などを反映する作品の発表の場を求めたことが共通した特徴といえる。後に表現主義が興り、20世紀にはいると、ゼツェッシオンは次第に保守化、分裂していった。
  1892年、最初のゼツェッシオンがミュンヘンで発足し、ついで97年にクリムトを中心にウィーン・ゼツェッシオンが結成された。ウィーン・ゼツェッシオンはオーストリアにおけるアールヌーボー様式をとり、建築と応用美術が主体で、スコットランドの建築家マッキントッシュの幾何学的様式に強い影響を受けている。
  ウィーンのゼツェッシオン館(1898〜99)は、ゼツェッシオン展のために建築家ヨーゼフ・マリア・オルブリヒが設計した。アールヌーボーに刺激をうけたオルブリヒではあるが、曲線様式をはなれて立方体を主体にし、建物上部には月桂樹の葉を模した精密な金細工のドームをのせている。
分離派ポスター=絵はがきから 分離派ポスター=絵はがきから
 top . 分離派ポスター=絵はがきから