木造教会
人生はモミの木で始まる
北欧ロシアでも見かけた木造教会は、その形もよく似ている。ルーマニアの木造教会はモミの木を象って建てられているが、人生はモミの木で始まり、モミの木で終わるのだという。
人生はモミの木で始まってモミの木で終わるのです。揺りかごがまず、モミの木で作られています。家もそうです。通う教会もそうです。そして、お棺がそうです。
モミの木はルーマニア人の本当の友なのです。だから、むやみにモミの木を切りません。切ったら痛いと、涙を流します。涙、すなわち樹脂です。
でも、この涙も無駄にはしません。りんご、梨の接木に使うのです。また、火傷の特効薬です。人の痛さにもモミの木は泣いてくれるのです。
涙は貯めておいて香にも使います。教会で樹脂に火を付けると涙のかたまりは、さらに泣いて涙を流して、芳しい香りを発散し、その匂いは天へ向かっていくのです。(*3)
木造教会が見える所へ人々は住みたがる
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