最初の弟子のきっかけ
ピーターズ・フィッシュ
洗礼者ヨハネが囚われの身だったこともあり、イエスは布教に多忙を極めていた。そこでイエスは弟子を抱えることにした。そして最初の弟子は...
  ある日、イエスがガリラヤ湖の漁村を歩いていると、二人の兄弟(ペテロとアンデレ)兄弟が不漁を嘆いているのに出会った。イエスは不漁を嘆く二人を弟子にしようと思い、網を打つように言った。
  前夜から一匹の魚も獲れなかったペテロは、無駄と知りつつも網を打った。と、小舟が沈むのではないかという位の大漁である。イエスの「わたしの弟子にならぬか」の声に一も二もなく「喜んで弟子になります」と答え、最初の弟子になった。これが、有名な「ペテロの漁」だ。
  小舟が沈むほどペテロが獲ったのは、黒鯛に似た魚で通称「ペテロの魚=ピーターズ・フィッシュ」として知られる。キリスト教徒たちはガリラヤ湖を訪れると、きまってこの魚を注文する。
  余談だが、このピーターズ・フィッシュはガリラヤ湖にしかいない、といわれるが、湖底の小石を咥えたまま上がってくるという、不思議な習性があるという。この魚は口の中で卵を孵化するが、孵化した稚魚が住み心地のよい口の中から出ていこうとしない。そこで親魚は石を口に含んで、稚魚を追い出すのだという。
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