バベルの塔
傲慢の象徴
旧約聖書によれば、大洪水ののち、ノアの子孫によってバビロニアのシンアルの平野に建てられた。ノアの子孫は天まで届く塔を建てるつもりだったが、神の怒りにふれて建築を中断。神は彼らを世界各地に追いやり、それぞれ異なる言葉を話す民族とした(「創世記」11:1〜9)。
ブリューゲルの「バベルの塔」
ブリューゲルの「バベルの塔」
  バベルは、バビロニアの首都バビロンを指すヘブライ語である。
  語源は「神の門」を意味するアッカド語バブ・イルだが、ヘブライ人は「混乱させる」という意味のヘブライ語バーラルにむすびつけて人間の罪の物語として解釈したと思われる。
  現代の聖書解釈はバベルの塔を、神と等しくなろうとする人間の欲望と傲慢(ごうまん)の象徴ととらえている。
「われわれは降って行って、彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられないようにしてしまおう」(創世記11:7)とヤハウェは言った。バベルの塔の物語は、世界の民族が初めは一つの家族であったのに、やがて異なる言葉を話すようになったのは何故かを説明した物語であった。     top