クレムリン
砦として各地に建設
  ロシアに見られる、都市の内部につくられた別の市街のこと。砦 として建設され、中には省庁、教会、宮殿、市場などが置かれた。現存するクレムリンには、プスコフ、ノブゴロド、モスクワなどの城塞 がある。
大クレムリン宮殿
  モスクワ川の流れに沿って、15 世紀のウスペンスキー大聖堂の金箔を被せたドームと、威圧的な大クレムリン宮殿がそびえている。大クレムリン宮殿は、中世の砦 の壁で囲まれたたくさんの建物や教会の中では最も新しい建物である。1156 年に最初に建てられ、モンゴルの襲撃を防ぐために何度も補強された。クレムリンは、現在ではロシア政府機関の所在地となっている。(*2)
  旧ソ連の政治・経済・軍事の政策決定の場で、いまも大統領のオフィスがあり、政治の中心。もともと城、城郭のことで、かつてはモスクワの他にキエフなどにもクレムリンが存在した。1156年、モスクワの創建者といわれる大公ユ・ドルゴルーキーがモスクワ川岸の高台に作った木造の「とりで」に始まり、1360年代に木の柵が石に取り替えられた。その当時は煉瓦づくりの赤ではなく白であった。1485年から95年にかけて現在の骨組みが作られた。城壁の総延長は2200m、城壁で囲まれた三角の構内の総面積は26万m2。皇居(総面積109万m2)、大阪城、姫路城に比べると小さい。しかし、冷戦時代にはアメリカのホワイトハウスと世界の権力を二分していた。ソ連崩壊にともない、この中にあったレーニン像も撤去された。
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