戦利品美術の行方?
エルミタージュ美術館
ドイツ降伏の直前、ロシアの美術関係者がドイツ国内へ入り、美術館、美術コレクターの自宅などを捜索し、美術品を集めて持ち帰った。その数は250万点ともいわれる。
「ARTnews」誌
「ARTnews」誌
「盗まれた財宝」
「盗まれた財宝」
  この美術品は50年間もの永い期間にわたり、愛好家の目に触れることはなかた。この事実を知ったプーシキン美術館の学芸員が、これは犯罪だと自覚し、ロシアで発表を試みたが反対され、やむなく、米国の雑誌「ARTnews」に発表したため大反響を呼び起こした。
  その後、「盗まれた財宝」として発表、世界で翻訳されている。
  これらの美術品は印象派が中心でルノワール、モネなど多数にわたる。東西分裂後、ロシアはその一部を東ドイツへ返還したが、西ドイツが返還を要求しているにもかかわらず、現在まで実現していない。
 「ロシアへの美術品の運び込みは合法的なものでなかった」というのがドイツ側の主張。一方ロシアは、「美術品を現在保持しているのは法に従った行為だ」としている。サンクト・ペテルブルグで行われた、ドイツとロシアの美術品交換式の席上、ロシアのプーチン大統領は、この「戦利美術品」問題に言及し、多くの問題がまだあるにせよ、ともに冷静、建設的に話し合っていけば解決できるだろうと述べた。(*9)
庭にて(ルノワール)
庭にて(ルノワール)
ヴィクトワール山(セザンヌ)
ヴィクトワール山(セザンヌ)
イザベル・ルモニエ嬢(モネ)
イザベル・ルモニエ嬢(モネ)
姉妹(ゴーギャン)
姉妹(ゴーギャン)
アプサント(ピカソ)
アプサント(ピカソ)
top