エカテリーナの個人美術館に始まる
エルミタージュ美術館
ルーブル、大英博物館に並ぶ世界の3大美術館の一つ、エルミタージュ美術館にはロシア人の異常なまでの美術に対する執着心があった。それは3段階で進行した。
  この美術館は、女帝エカテリーナが、彼女の所蔵する美術品を収納する私的な美術館として建てたもので、サンクトペテルブルクの「冬の宮殿」に隣接している。
  その第1段階は女帝エカテリーナによる収集で、18世紀半ば、女帝エカテリーナがベルリンの画商から220点ほどの絵画を買い入れたのが始まりだった。この建物は1775年に増築され「隠れ家」を意味するフランス語の「エルイタージュ」と名づけられた。 その後、王家の絵画収集は勢いを増していった。1852年に一応公共のものとなるが、実際に一般公開されるようになるのは、1917年のロシア革命によって国有化されてからのことである。
  「偉大な芸術のない国に大国なし」と、政治の基礎とする意図もあった。
一方で、エカテリーナの10カ条
「官位、とりわけ、剣は外して入るべし。
立つも座るも自分の判断で節度をもって小声で話すべし」
など、芸術に対する姿勢も伺える。
レンブラントの間、ルーベンスの間、クロザ・コレクション(仏)の間、イタリア・ルネサンスの間が有名。
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