ピオピオタヒ(ミルフォード・サウンド)
マオリ伝説に見る成り立ち
ピオピオタヒにまつわるマオリの伝説を「ビジター・インフォメーション」の小冊子からから収録した。(*4)
ピオピオタヒ(ミルフォード・サウンド) はクルージングで楽しもう
ピオピオタヒ(ミルフォード・サウンド) はクルージングで楽しもう
=曇って写真が撮れなかったので絵ハガキを借用
作者はトゥ・テ・ラキ・ファノアという神
  マオリの伝説によるとフィヨルドランドの海岸の「彫刻」作業はトゥ・テ・ラキ・ファノアという神の手に委ねられた。彼は大声で歌(マオリ語で「カラキア」)を歌いながらテ・ハモという手斧で高く聳える岩山を削り始めた。北に進むにつれ彼の仕事は完成に近づいた。彼は頻繁にしけとなる荒れがちの外海からの避難のために曲がりくねった長い入り江を作った。 トゥ・テ・ラキ・ファノアはこの神の最古の傑作とされている。
  残念なことに他の仕事を任命された神は内陸の道を切り開くために、ここを去らなければならなくなった。
タキワイは涙の斑点?
  ミルフォード・サウンドの入り口、アニタ・ベイにある大石は半透明の緑のボーエン石で出来ている。これは古くから石器や装飾品としてマオリの人々に重宝されたポウナム(グリーン・ストーン)の特殊な形状だ。
  マオリの伝説によると三人の妻を失ったタマという名の酋長は海岸を探しに行ったとき、ピオピタヒに入り、そこで石になってしまった妻の一人ヒネ・ポウナムを発見した。彼が悲しみのあまり流した涙が石に染み込み、きらきらと輝く斑点となった。この時から、この石はタキワイ、またはタンギワイの名で知られるようになった。
岩の上にはオットセイが
岩の上にはオットセイが
ピオピオタヒのいわれ
  ある伝説によると、ピオピタヒはタキワイ(グリーン・ストーンの一種)を採るためにミルフォード・サウンドの海岸にやって来たカヌーの名前であったということだ。また、他の説によると、ピオピタヒはフィヨルドランド・ランドの南部を訪れた半神がペットとして可愛がっていた鳥(おそらく絶滅したといわれるこの国原産のツグミ「ピオピオ」だろう)だったろうと言われる。

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