飛べない鳥と湖の特徴
変化に富むニュージーランドの自然
キウィに代表される飛べない鳥の由来、そしてニュージーランドの地形の特徴を探る。
ニュージーランドは7000年から1億年前、哺乳類が本格的な進化を遂げる前に大陸から独立していた。そのため、唯一の例外である蝙蝠を除いて、陸に住む哺乳類が存在しない極めて特殊な生態系がつくられた。
キウィの島-哺乳類は蝙蝠だけ
剥製のキウィバード
剥製のキウィバード
  大敵がいない環境では鳥類のなかから飛ぶことをやめ、地上で生活する鳥がうまれた。国鳥であるキーウィなどニュージーランドには飛べない鳥が多いのは翼が退化した結果だったのだ。
  この生態系では外部からの環境変化には極めて弱い。マオリ、西洋からの移民によって森林が切り開かれ多くの外来動物が持ち込まれると無防備で地上生活をしていた飛べない鳥たちには転変地異に等しい環境変化であった。その結果多くの種が絶滅することになった。
 自然が豊かなニュージーランドだが、自然の成り立ちが特殊だったため森林の保全、回復には厳しい現実がまっている。
  ついでに、キウィは1日の内20時間は眠り、暗い4時間の空腹時間だけ活躍する。しかも殆ど目が見えないためフラッシュ光にはパニックになるとか。キウィ・ハウスでのフラッシュは厳禁だ。
細長い湖と丸い湖
  太平洋プレートとオーストラリア・プレートが合流する高山断層では、太平洋プレートの上の地層が隆起して形成される。これがサザン・アルプスだ。200万年前からの地球の氷河期の繰り返しで形成された氷河は、前進と後退を繰り返しながら谷間を削り取っていく。
  こうして出来上がった湖は細長い形を造りだし、これがフィヨルドといわれるニュージーランド南島の南西海岸地帯にできた湖である。
  ちなみに、GRACIAは氷河、FIJORDは氷河の跡にできた湖を指す。SOUNDという言葉が出てくるが、これは海岸線からの入り江を指すため、形はFIJORDと似ているが異なるものだ。
  これに対し、北島の湖はタウポ湖のように丸い形をしている。その理由は火山の噴火と陥没で出来上がった跡だからだ。
降雨量世界一並の地域
  年間雨量が6000mmを上回るというフィヨルドランド国立公園・ミルフォード・サウンド。
top