眠れる巨人
カウアイの伝説から
ワイルア河の向こうに眠れる巨人の姿
眠れる巨人には二通りのストーリーがあるようだ。
ワイルア河の向こうに眠れる巨人の姿
1.「地球の歩き方」版
  昔、島には小人族メネフネが住んでいて、ブニという巨人と親しくしていた。ある日、オアフ島の軍隊が島に攻め込んできたので、メネフネたちはブニに助けを求めようとした。
  ところが、ブニは眠り込んでいて起きそうにない。困ったメネフネたちは浜辺から石を投げて巨人を起こそうとした。ブニは目覚めなかったが、彼に当たって跳ね返った石が海まで飛んでいったので、オアフ軍はあわてて逃げ帰った。
  メネフネたちはお礼を言おうとブニのところへ行ってみると、巨人ブニは自分に向かって投げられた石を飲み込んで死んでしまったという。 その眠れる巨人の姿は、カパアのまちから眺められる。
「眠れる巨人」の絵葉書版
2.カウアイ島購入の絵葉書版
  かつてカウアイ島のカパアの村の近くに一匹の不思議な魚を捕まえた猟師がいた。不思議なことに、この魚は鳴いたのだ。村人たちは魚に鳴くことを止めさせることが出来ず、困り果てていた。しかしタロイモを食べさせると鳴き止んだ。魚はタロイモが好物で、食べているあいだは鳴くことはなかった。
  ある日、村人たちは、その魚がまったく異なった動物に変化していることを発見した。見たところ、村人たちは巨人を発見したのだ。
  いまや、村人たちは食用の巨人を手に入れたのだ。巨人はタロイモだけが好物だったので近くにはタロイモが無くなってしまった。そこで村人たちは「カフナ」を呼び、どうしたものかと相談した。カフナはしばらく考えた末、新しい少女の歌に耳を傾けていた。村人たちも何度も歌に聞き入っていたが、とうとう最後にはタロイモの少女の声は前ほどは聞こえなくなった。
  村人たちは何事が起きたのかと注目した。少女は歌い続けていた。先ほどの巨人は横たわり、そして徐々に、村の背後にそびえる山に変わっていった。巨人は岩に変わったのだ、そして現在でも、村に横たわっている。
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