花にまつわる
ハワイの伝説
ハワイの花にまつわる伝説は多い。その中から幾つかの伝説を紹介しよう。それぞれが、ハワイ独特の花である。(*8ほか)
オヒアとレフア
オヒアの木に咲くレフアの花の悲恋の物語
オヒアの木に咲くレフアの花の悲恋の物語
  昔々お互いにとても愛し合っていた若い恋人たちがいた。若い女はレフアといい、若い男はオヒアといった。二人は本当に深く愛し合っていた。オヒアはとてもハンサムな男性で一目で女神ペレに気に入られ結婚を望まれた。 しかし、どんなに女神ペレが彼を振り向かせようとしても、彼が答えることはなかった。レフアをこころの底から愛していたからだ。
  怒り狂ったペレはオヒアを木に変えてしまったのだ。それが今オヒアと呼ばれている木だ。これを知ったレフアは大変に嘆き悲しんだ。彼女は毎日オヒアの木に腰掛けて泣き続けた。
  その姿を見てペレは初めて自分の過ちに気づいた。自分の行いが間違っていたと気づいたのだ。そして、ペレはレフアを花に変えオヒアの木の上に付けたのだ。こうして二人は永遠に結ばれた。
  木がオヒアで花がレフアというように今でも名前が区別されている。オヒアの木、レフアの花と呼ばれているのだ。レフアの花を摘むと雨が降る、という言い伝えがある。レフアがまた、オヒアと離れ離れになってしまうと思い、泣くからだといわれている。

ナウパカの白い花にまつわる悲恋
半円形のナウパカの花
  昔、ナウパカがまだ普通の丸い花を付けていた頃、ブナという娘が些細なことで恋人に腹を立て、手にしていたナウパカの花を真っ二つに裂いてしまいった。
  「ちゃんとした丸いナウパカを採ってきてちょうだい。でないと、あなたにはもう二度と会わないわ」
  恋人はナウパカの花を探して歩き続けたが、どの花もみな、半分に千切れた姿に変わっていて丸い花は一つも見つからない。
  ブナの花を裂いたとき、神様がハワイの中のナウパカに魔法をかけてしまったのだ。探すことに疲れたブナの恋人は失意のうちに死に、ブナがどんなに後悔しても二度と彼に会うことは叶わなかった
  今でもビーチ・ナウパカとマウンテン・ナウパカの花を合わせて一つの丸い花を作ってやると、二人の魂が天国で結ばれ、再開を喜び合うと言われている。

オヘロベリー
  オヘロベリーは溶岩に生える唯一の花。ペレに属する神聖な植物とされていて、古来最初の一粒をペレに捧げてから、食べないと火山が爆発すると信じられている。
 リリウオカラニ女王のキリスト教への改宗は、オヘロベリーを捧げるのではなく、投げ捨てることで象徴された。
top