アメリカ大陸
最古の文字?
  南北アメリカで最古の文字とみられる文様の入った印章などが、メキシコ南東部のオルメカ文明遺跡から見つかった。紀元前650年ごろの物と考えられる。米フロリダ州立大学のメアリー・ポール教授(人類学)らが6日付の米科学誌サイエンスで報告したもの。
出土した印章(右下)は高さ約6cmで絵の具などを付けて転がすと鳥の絵(上)が現れる
出土した印章(右下)は高さ約6cmで絵の具などを付けて転がすと鳥の絵(上)が現れる
  円筒形をした陶製印章や銘板のような岩石片は、紀元前1200年ころから千年近く続いたオルメカ文明の中心地、ラベンタの近くから出土。鳥のくちばしから文様が出ているように描かれており、文字である可能性が大きいと判断した。放射性炭素の測定などから紀元前650年ごろという。
  これまで南北アメリカ最古の文字は、紀元前300年ころとみられてきた。
  貞末堯司・金沢大学名誉教授(メソアメリカ考古学)の話「マヤ文明などの文字の研究に役立つことは意義深い。ただ、文字と確定するには、もっと多くの遺物が集まらないと判断が難しいだろう」
出土した印章(右下)は高さ約6cm
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