英雄二人    −その横顔
カダフィの政策
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将来を見据えた
カダフィの政策
カダフィ大佐といえば、米国からも悪の枢軸呼ばわりされている。日本のマスコミもこれに右へ習えで良いイメージはないが、本当にそうなのだろうか。この目で見たカダフィの政策とは。
  潤沢な石油輸出に支えられたカダフィの施策は、学費・医療・家賃の無償化など、様々な分野で時代を先取りしたものといえる。優秀な学生には海外留学無償の特典があるなど、強面(こわもて)の顔に想像できない面を見つけることができる。そのいくつかを。

石油の長期政策

  欧米敵視政策から現実路線へと変身したカダフィの施策の一つは石油の長期管理。現在の油田が枯渇した後の将来を見据えて、埋蔵油田を確保し、油田井戸に栓をしたまま、温存している。
温存油田には開発時の油が漏れた跡が手前に
温存油田には開発時の油が漏れた跡が手前に
=ガダメス近郊で
大人工河川計画
  広大な国中の地下河川としてのパイプラインを埋設して治水管理を計画、現在着々と進行中で06年には完成予定とか。パイプラインの太さは幹線で直径4メートル、支線で1.75メートル。
  完成時までに使うコンクリートの使用量は道路換算でトリポリ→インドのニューデリーの長さに相当する。また、パイプを保護する鋼鉄の量は鉄板にすると地球を8周するという。
市内のロータリーにモニュメントとして飾られるパイプライン=ベンガジで
ロータリーにモニュメントとして飾られるパイプライン
=ベンガジで4メートルパイプから覗く
異国人・異教徒の墓地建設
  イギリス、ドイツ、イタリアの列強が寄ってたかってリビア争奪戦を繰り広げた際の戦死者を奉る墓地。他国の異教徒でも奉ろうという心に感服。十字架と、墓には国名、所属、氏名が書いた墓碑が並ぶ。
「ベンガジ戦争墓地」と入り口に
「ベンガジ戦争墓地」と入り口に
国土緑化計画
  人工河川を使った水で砂漠を緑化、植物の栽培に挑戦しようという試みを、リビアの内陸奥深いサハラ砂漠で見た。水源は地下水と、この枯渇に備えて海水の淡水化計画が基礎になっている。
  写真(上)は小麦の栽培直後で右奥に小麦を積み上げた様子が小さく見える。
  写真(下)は栽培中のとうもろこし畑で、半径500メートルのスプリンクラーから水を受けて虹がかすかに見え、また、砂漠の土が水分を吸って濡れているのがわかる。一つのスプリンクラーの円周は約4キロ。

リビア中西部セブハ近郊のスプリンクラー
=マクヌーサで
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リビア中西部セブハ近郊のスプリンクラー=マクヌーサで