ふるぼんつらつら日記

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4月30日 雨のち曇り

 昨日のビデオ疲れで昼過ぎまでぐだぐだ寝る。昼頃に外に買い出しに行っていたたぬたぬ?氏からナイス情報が。近くの西が丘競技場でサッカーの試合がやっているらしい。ただし小学生。でも女子。むおーっ行きますか?と一瞬、変態パワー全開で思うも、眠いのでやめる。ちょっと眠ったあと、昼過ぎに散歩がてら行ってみると、もう試合は終わっていた。泥だらけの公園のグラウンドのまわりで、みんなで集まって反省会らしきものをしていた。不審に思われぬようにぶらぶらとまわりを散歩しながら帰ってきた。食事をしたあと、ふぢーさんとたぬたぬ?氏が帰る。ふたたび眠る。夜中にビデオを返しに行く。昨日からの雨のせいか、またかなり寒くなってきた。腹の具合が気になる。


4月29日 曇りのち雨

 昨日はだれも襲撃してこなかったので、日曜朝のアニメタイムもビデオ録画して、またも爆睡。昼頃にやたらに玄関のベルを鳴らされたので起きてみると、たぬたぬ?氏が登場。 そのままJ1の中継をはしご見する。たぬたぬ?氏は途中で爆睡。グランパス、力弱ぇぇぇ。どうも今回も終わったくさいです。レイソルの北嶋のハットトリックはあっというまでびっくり。くそ、またtotoはずしちまったい。

 夜中に新たにふぢーさんが登場。なんでもうわさの『バ○ル・フィー○ド・アー○』がビデオレンタル開始らしい。先週、もしかしたらそろそろレンタル開始かも、と探してみたがまだなかった。たしか5月になってからじゃ……と思いつつも、いちおうビデオレンタルに行ってみる。やはり5月11日レンタル開始でした。仕方ないので、同じカ○トものってことで(<おい)『太○の○』を借りる。これだけではさすがにアレなので、ふぢーさんのリクエストでブルース=リーとジャッキーを借りる。

太○の○ エ○・カン○ーレへの道
 200年日本映画。
 なんというかすごいです。今までどんなものか興味はあったけど、さすがにお金を払っては見る気がなかった。独自の視点から、宇宙生成からはじまって地球の創世、人類の進化をたどる。地球である文明が退廃すると、宇宙精霊の分身である偉大なる宗教的政治指導者が現れて、民衆に愛と平和を説きその文明は興隆を極めるのだが、その指導者が死ぬと元の木阿弥になり、さらに以前よりも退廃した文明は地球意志によって滅ぼされる。このサイクルが何度も繰り返される。いいかげん飽きてくる。また、いきなり他の惑星からトカゲ型宇宙人が突然侵略してきて、生け贄を要求するがこれも愛の力で撃退する。いまどきトカゲ型宇宙人はやめとけ。あと宗教家が光線を発射すると、悪人や頑固な不信心者もあっという間に改心するのはどうか?さすがにこれでは子供も説得できないだろう。せめてひとをだますにはもうちょっとうまくやらないと。世間ではそんなに問題にならなかった『アル○ュナ』のほうがよっぽど有害な気がした。
 たぶんお金のためにこれを配給したであろう某メジャーはいかがなものか?一方で見習い魔女っことかやっといて。あと、わりと有名な声優がぞくぞくと登場してました。これもお金をもらえればなんでもOKってことでしょうか?この宗教団体がなんか問題起こしたらどうするのか。まぁ、プロはお金をもらったら何でもやるってことがよく分かりました。さすがだ。

ドラゴン危機一髪
 1971年香港映画。
 ブルース=リーの主演第一作。彼の武闘はさすがなんだけど、その他は……マニア向け。
 ストーリーは、製氷工場にやってきた若者が、そこで行われている麻薬売買に気付いた仲間が殺されたことに怒りを爆発させ、悪の根元である社長一派と対決するというもの。字で書くとほんとにシンプルですな。まぁあんまりアクション映画でストーリーに凝りすぎると、なにがなんだか分からなくなるので、ストーリーはこんなもんでいいでしょう。ただ、低予算なだけにかなりいろいろショボイです。あとストーリー展開が、その場の思いつきでとったものをなんとかあとで編集したって感じで、ちょっときびしかった。やっぱ『燃えよドラゴン』は名作でした。いくらなんでも死体をただ凍らして倉庫に入れとくだけじゃ、すぐばれますなぁ。あと、氷の作り方がかなりアバウト。昔、母親に「アイスキャンデーは作り方が不潔だから買い食いしないほうがいい」(さすがに今はもうそんなことを言うひとはいないけど)と言われたことを思い出したよ。

酔拳2
 1994年香港映画。
 ジャッキー=チェン主演。前作からずいぶんひさしぶりの2。舞台は前作とは違って、明確にはされていないが、どうやら第一次世界大戦から第二次世界大戦の間らしい中国が舞台。皇帝の玉爾をめぐって、イギリス領事の手先と、漢方医の息子で酔拳の達人の主人公の闘いを描く。なぜ主人公が酔拳を使うのかは明確にはされていないのが残念だが、最後の対決では酔えば酔うほど強くなる酔拳をうまく使っていた。ただあのラストはあっさりしすぎている気がする。あれっここで終わり?って感じです。
 ジャッキーの映画を見ていて思うのは、もう少し見せたいポイントをしぼってほしいということ。いろいろ細かいアイデアは面白いんだけど、そっちに気を取られすぎて全体のバランスが悪くなってる気がする。もうちょっと編集に気をつけて構成にメリハリをつけると、もっと面白くなって見終わったあとの満足感も大きいと思うんだけど。


4月28日 晴れ(だったらしい?)

 今日もJ2の試合があったのだが、甲府ははるか彼方の山形で戦っていたので、遠くから勝利を祈るのみ。注目の首位争い湘南対仙台にかなり行きたかったが、平塚はかなり遠そうだったのでやめる。 で、結局やったことは惰眠をむさぼることでした。


4月27日 晴れ

 早朝に起きだし、ネームを書き直す。全部書き直すもバイトまでには、けっこう余裕をもって完成する。23日にさかなくんにどんなふうにするのかと聞いたら、「清涼感ただよういかがわしさ」そして「できればコメディ」というテーマをもらうも完成したものは、どうもそれとはかけ離れてしまった気もする。が、これがいまの精一杯。

 給料が入ったうれしさにバイト空けに漫画を買い込む。GW中はバイトが減るのに初っぱなから不安。


4月26日 晴れ

 早朝にサッカーの日本対スペイン戦のために起き出す。平日の朝4時半はかなりきつかった。あと寒かったのでお約束のように腹を下す。

スペイン対日本 1対0
 前回のフランス戦の反省から、今回は守備に重点を置くサッカーをトルシエ監督は目指すらしい。しかし、先日の日本戦のあとのフランスを破ったスペインだけにかなりやられそうな予感はしていた。
 始まってみると、DF松田とならぶ日本のうっかりの巨匠GK川口が今日は大当たり。ラウルのシュートなどのスペインの攻撃を前半は0点に抑える。どうも川口は舞台がでかくて相手が強いほど燃えるようだ。どっかの野球選手みたいですな。ふだんだとその気持ちが空回りしてしまうのかもしれない。あと今回は左のウイングバックに入った服部が、とにかく攻めに守りに頑張っていた。フル代表初デビューの右ウイングバック波戸も、いきなりの大舞台にもびびらずにできた方だと思う。ただ、守備に人を割いたぶん、攻撃が中田英と高原のふたりしかいなかったのがきびしかった。ほとんどまともにシュートを打てなかったのは無念。ただ、あまり見せ場はなかったけど、ボールを持つと、とりあえず3人に囲まれてもキープしてみせる中田英はさすがだった。
 以前なら、あまりに守備的な戦い方に怒り狂っていたかもしれない今回の日本代表も、ヴァンフォーレに慣れたオレから見ると、うんまぁ課題をそこそこクリアできたからまぁいいかと思えてしまった。あきらめやすくなってるなぁ。ただ、後半からクラブとの兼ね合いからか、若手のテストに切り替えたスペインに、懐かしい感じのロスタイム失点で負けてしまったのはちょっと悔しい。相手が明らかに力を落としてきたので、思い切って点を取りに行ってほしかった。たとえ負けたとしても。

 さかなくん用のネームは一応完成する。早朝のサッカー観戦で眠かったのでさっさと眠る


4月25日 雨のち曇り

 最近のTVアニメでお気に入りの『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の原作を買ってみる。お金があんまりなかったので、とりあえず3巻だけ買う。漫画の1巻ではアニメの方が勝ってるかな?と思ったけど、どんどんパワーを増していって、すぐに続きが読みたくなっていった。近頃ではめずらしいストレートに人を笑わせようとしている姿勢は貴重だと思う。実際になんども笑ってしまったし。


4月24日 晴れのち曇り

 400字詰め横書き原稿用紙を買って、ほかのエロ漫画を分解してセリフだけを書き出してみたりする。


4月23日 晴れ

 バイト先でさかなくんと漫画の話。1月にふぢーさんと澤倫さんからもらったエロ漫画原作を、ふぢーさんのはオレが、澤倫さんのはさかなくんが担当して漫画化することになっていたが、なかなかうまく進まず。オレ目標としては、なんとか3月までには漫画を完成して投稿したかったのに、いまだ完成せず。どうしたもんかねぇとさかなくんと話す。さかなくんもネームがうまくいってないらしい。話すうちにさかなくん用のネームをつくることになる。澤倫さんの原作を元に、セリフと簡単な状況説明を16ページに収まるように文字だけで構成する。どちらかというと箱書きと呼ばれる作業を金曜までにすることを約束する。ふぢーさんのがうまくいってなかったので、気分転換にやることにする。ここまでは実は先週に話をしていたが、あいかわらずたらたらやっていたのであんまり進まず。さかなくんはどうしたいのか、どうやっているのかを今日は晩飯を食いながら話す。いろいろとさかなくんの希望を聞いて考えを具体化し始める。


4月22日 晴れ

 昨日のアニメ大会の余韻でかなり眠いが、なんとか『アギト』にあわせてなんとか午前9時に起きる。眠い目をこすりつつ『どれみ』『デジモン』『コメットさん』をクリアする。どれも面白くもないがそんなにひどくないと言うでき。さて寝るかと思うが、昨日レンタルしてきた『パトリオット』『リプレイスメント』を見る。その後は眠る。

パトリオット
 2000年アメリカ映画。メル=ギブソン主演。ローランド=エメリッヒ監督。
 いままで見てきたエメリッヒ監督作でいちばんつらかった。なにがひどいってやたら長いのがダメ。ストーリーは「子持ち引退ランボー、息子を殺され逆上」って感じでしょうか。舞台はアメリカ独立戦争中で。とにかくもう先の展開は分かってるんだから、さっさと流してくれってところを延々とやるのには参った。後半はほとんどカットした方がよし。もうエメリッヒとついたら見ないようにしようかしらん?某スク○○アのゲームのように。それにしてもこの監督、アメリカ国旗好きやね。

リプレイスメント
 2000年アメリカ映画。キアヌ=リーブス主演。ハワード=ドキッチ監督。
 前に見た『パトリオット』でかなりのダメージを喰らっていたが、これが面白くてかなり救われた。アメフト版メジャーリーグ、ちょっとせつなさ入って感じでしょうか。ストーリーは、あと4試合でプレーオフに出場できるかもしれないNFLチームが、選手会のストのあおりで試合ができないピンチに陥る。オーナー側は代理選手(リプレイスメント)を集め、往年の名監督(ジーン=ハックマン)を復帰させ奇跡を起こそうとする。この代理選手たちがもとNFL選手や、サッカー選手、力士、ボディガードなどのくせ者ぞろい。この混成軍がひきおこす騒ぎは定番だがおかしい。さらにもともと選手会のストの間だけという契約の代理選手のちょっと悲しい立場が、たんなるコメディにならずうまく生かされていた。ジーン=ハックマンもいい味だしてたし。この映画を見ていると日本のサッカーのJ2を舞台にした作品もできないかなとか思ってしまった。ヴァンフォーレとかモデルにして。


4月21日 曇り一時雨のち曇り

 今回は三ツ沢球技場にヴァンフォーレ甲府を見に行く。横浜国立競技場は行ったことがあるが、三ツ沢は今回が初めてなので早めに家を出る。しかしあまりに早く着きすぎたので、横浜駅周辺をぶらぶら歩く。ふと入った古本屋で、絶版の『空を飛んだ少年』(R=ラッカー著・黒丸尚訳・新潮文庫)を100円で発見。さっそく保護する。この前、本棚を整理したときにこれ以上、むやみに本を増やすのはよそうと思ったばかりなのに。来る途中はなんか曇ってるぐらいだった天気が、急速に悪化して横浜では雨がぽつぽつ降り出す。おまけに寒の戻りか昼間なのにかなり冷え込む。ジャンパー持ってくりゃ良かったよ。

 横浜駅から市営地下鉄で三ツ沢上町で降りる。そこから歩きで15分ほどだが、高架下の歩道が結構入り組んでいて、ちょっと迷ってしまった。雨の中かなり寒くなってきたが、なんとか球技場に到着する。三ツ沢球技場の規模は西が丘をちょっと大きくしたぐらいの感じだが、かなり大きなオーロラビジョンがあって、まぁ見やすい。さすがはJ1で使われていただけのことはある。さらにサッカー専用だけあって、グラウンドとコートがすごく近い。バックスタンドだと、コンクリの50cmの段差を乗り越えるともうグラウンドだ。さらにその段差から5mぐらい行くと、もうサイドライン。本当に選手が間近で見られそうで楽しみだ。横浜FCのサポーターは雨と寒さのせいか、そんなに数は多くなかったが、さすがに元J1の応援のノウハウがあるせいか、リズミカルでかなり洗練された大音量の応援をしていた。ちょっと押される感じがした。ところでせっかく向こうが甲府コールをしてくれるんだから、ちょっとは甲府サポーターも応えてほしかった。

横浜FC対ヴァンフォーレ甲府 2対1
 前半はどちらも何回か攻め合うも点は入らず。横浜FCの方がコーナーキックが多かったし、右サイドからなんどもDFのオーバーラップで甲府を崩していたが得点にはならなかった。甲府は中盤ではそこそこ球がつながるが、いざペナルティーエリアに接近すると途端に、アイディア不足や連携不足を露呈し決定機がなかなか作れない。まぁいつもどおりか。しかし何度か、今期清水エスパルスから来た両FW、松島のつなぎ、MFからの縦パスに太田が走り込むパターンで見せ場を作る。そんな流れから前半35分頃に甲府FW松島がゴールするもオフサイドで無効にされる。
 後半になってDFラインを日本人だけにして連携をあげた甲府が前半よりも若干、いい攻めを見せ出す。30分過ぎに交代で入ったFWデイリが、ゴール前の混戦からFW太田が放ったシュートを相手GKがはじいたのを押し込み、甲府が先制する。いつもは前半はいい戦いをするも後半になると別チームのようになって、足が止まってしまう甲府だが、今回は残り10分で1点差。これはアウェイ初勝利かも?とか、雨と気温の寒さで震えつつ夢見がちになる。しかし甘かった。40分過ぎにたて続けに横浜にゴールされ万事休す。どうも甲府DF陣は、ぽかっと大事なところでエアポケットに入ってしまったようだ。無念。
 今回の甲府は前回(4月14日ホーム対水戸戦)見たときと同じスタメン。外国人はDFフレイタスのみ。さらに後半始めからフレイタスを下げてDF三本菅を投入。さらに後半途中でFW松島に代えてFWデイリを投入。これがあたってデイリ初得点も残り10分守りきれなかった。しかし徐々にチームの形が見えてきた感じで、少し希望が見えてきた気がする。今年ジュビロから来たDF藤田は今日はサイドアタックだけでなく、自らドリブルで中央突破をはかるシーンもあって良かったです。しかし今日もMF倉貫は出場せず。がっくり。

 もう少しで甲府が勝てたのに、あっさりひっくり返された悔しさと寒さでかなり気分的にも体調的にも落ち込む。ふらふらと歩いてなんとか地下鉄の駅に着く。横浜の地下街で腹ごしらえの後、今日来るであろうたぬたぬ?氏に、おみやげのシウマイを買う。家に帰ってぼんやりしてるとおくにょくんとモバイル少尉が遊びに来る。たぬたぬ?氏は来なかった。どうやら風邪をひいて寝込んでいたらしい。お大事に。しょうがないのでシウマイを3人で平らげる。さらに夜中にふぢーさんが突然来る。これはびっくり。さっそくこれまで録画しておいたポンコツアニメ軍団を見始める。『アルジュナ』最終回でまずはダメージ。『パワーパフガールズ』で口直しをし、『ジーンシャフト』でクリティカルヒット。そのダメージをふたたび『パワパフ』や『ハレのちグゥ』で癒す。最後に『キャプテンフューチャー』と一緒にとった『はいからさんが通る』を一気に見て締める。ふぢーさんの熱烈なプッシュでしぶしぶ録画した『はいからさん』だったが、まとめて見るとその見事な間の取り方に圧倒された。面白かったです。

ジーンシャフト 「宇宙(そら)のランデブー」
 これはひどかった。とりあえず各話のタイトルやキャラクターの名前をSFの名作からとっているようだが、その中身は『エヴァンゲリオン』の質の低い模倣に、プレステのゲーム中のクオリティのCGメカ(激しい機動シーン無し)に、よくあるどっかで見たようなキャラクター(デザインも性格付けも)という、どれをとってもポムコツでした。
 今回見た回では、月と地球の軌道上に敵の作った巨大な構造物があって、それを破壊するために巨大ロボットを出撃させようとする。しかし巨大ロボットの起動プログラムにはバグがあり、発進は難航する。それを意地で治して発進するも、巨大ロボットはあっさり敵に捕獲されピンチになる。それをあっさり母艦の主砲で倒してEND。実際に要素をとりだすとまぁまぁの分量だが、本編では動かないロボットを前にして、SFから借りてきた用語をただ並べただけの無意味な会話がえんえんと続く。ロボットの出撃と戦闘はほんのちょっとだけ。これにはめげた。登場人物も、どれもうすっぺらなよくあるオタク向け美少女ばっかりだし。あと、とってつけたような遺伝子ネタも、もう勘弁してほしい。これで「SFを目指す」と言われてもねぇ。しかしよくこの企画に金を出すところがあるよ。


4月20日 晴れのち曇り

 野尻抱介の新刊が出ていた。どうにもこらえられず買ってきて一気に読破する。そのまま興奮気味に掲示板に書き込みする。

『ふわふわの泉』(野尻抱介著・ファミ通文庫・エンターブレイン刊)
 ふとしたきっかけで女子高生が発見した夢の新素材によって世界が変わってゆく様を描くSF。と書くと堅苦しそう(?)だが随所に脱力するポイントがあって、やたらに力を入れて夢を語りすぎないところが良い。ただ、いつもよりもキャラクターの練りこみが足りないような気もするが。あとストーリーを急ぎすぎたか、かなりご都合主義的なシーンも多かったのは食い足りなかった。新素材とその利用法に小説の主眼が置かれすぎていて、ほかの部分とちょっとうまくかみ合ってない気もした。せっかく異性知性体とのファーストコンタクトや空中コミューンなど、つっこめばさらに面白くなりそうなネタがあるんだから、キャラクターをさらに書き込んでぶつかり合いをさせて分量を増やしてほしかった。ジュブナイルで文庫1冊の分量という縛りがあるから、それもきつかったとは思うけど。もともとアイディアは抜群でそれをストーリーにうまく織り込める作家なんだから、人物描写の奥行きや量を増やして、さらに読者を楽しませてください。これは贅沢でしょうか?


4月19日 雨のち曇り夕方快晴

 今度は文庫本をいれていた本棚を整理し始める。ずいぶん前に棚の数を増やそうと買い足したんだけど、いつもどおりの「めんどくせぇ」の虫が騒ぎ、ずっとほったらかしてあったものをようやく取り出してくる。この本はしまおう、これはなつかし〜とかやっていると夜中の2時。結果……どっかにいってしまった本がけっこうあったり。気分がでかいときにかなりひとに貸したからなぁ。


4月18日 曇り夜中に雨

 ふいに思い立ってやりかけだった漫画雑誌を片づけ始める。よく買い込んだもんだ。ほとんどエロですが。明日は資源ゴミの日なので、恒例どおりに夜中にこっそりしばった雑誌を出しに行く。雨がなぜか降っていた。けっこうみじめ。


4月17日 晴れときどき曇り

 今日も、昨日の本と同じくかっしーくんから帰ってきた『チャンピオンたちの朝食』(カート=ヴォネガット=ジュニア著・浅倉久志訳・ハヤカワ文庫SF)を読み始める。前回も面白く読んだが、今回はなんか細かいところにしみじみと感じ入ったりしたり。ただ前回と同じくやはりラストが唐突でよくわからなかった。


4月16日 晴れときどき曇り

 昨日の『2001年』のラストが気になるので、古本屋で小説版を買ってくる。 実はまだ読んだこと無いのでした〜。はずかし。夜中にに不意に、かっしーくんから帰ってきた『ロケットガール』(野尻抱介著・富士見ファンタジア文庫)を読み直し始める。やはり面白い。


4月15日 晴れ

 眠い目をこすりつつ、朝のアニメを見る。どれみもこなれてきた感じ。でも今回は前回にくらべてちょっと不満。もっとはじけてほしかった。

 昼頃、ぼんやりしてるとかっしーくんから電話。これまで借りてた本を返しに来るとのこと。律儀ねぇ。かっしーくんが来たので、メシを食いに行っていろいろ話をする。たぬたぬ?氏は安くしたいと別行動。

 今日行かないとずるずると先延ばしになりそうなので、先日購入した『2001年宇宙の旅』のリバイバル上映に旅立つ。たぬたぬ?氏、かっしーくんと別れ一路銀座へ。

『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー=ジョンソン著・門田美鈴訳・扶桑社)
 先日うしぴーくんが持ってきた本。ちょっと前に話題になったビジネスマン向け啓発書らしい。あんまり騒がれていて少し気になっていたので、映画までの待ち時間の間に読んでみた。ちなみにこの本の本来の持ち主は、これを置いて会社を辞めていったそうである。あいた〜。内容は、平たく言うと周りの変化にいつも敏感になり、機会を見て思い切って周りの環境に合わせて自分を変えていこうというもの。違ってたらすんません。それをちょっと気の利いた寓話方式で描いている。かなり嫌なのは、本編の寓話の前と後に架空のディスカッションがあること。この寓話で人生が変わったというひさしぶりの懇親会での同級生たちの会話が、あまりにステレオタイプなのでユカイだった。ああ、オレも人生変えるか。ところで人生の方針を変えるまえに、どこまでそれまでの方針をつらぬけばいいのか教えてほしいもんですな、先生。

 じつは『2001年宇宙の旅』は今回が初めて見ることになる。いままで何回も機会があったのに見なかった。そのうち、「どうせなら2001年になってから見たほうがいいだろう」と確信犯的に見ずにこれまですごしてきた。ああ、SF好きなんて、とても言えたもんじゃないですなぁ。今回は事前にめげないように情報を集めてから、映画館に乗り込んだ。いわく、眠くなる、最初の30分は耐えろ、ラストはさっぱりわからんなどなど……。出すものもしっかり出したし、どんとこいだ。

2001年宇宙の旅
「ツァラトゥストラかく語りき」が鳴り始め、月から地球が姿をあらわし、さらにその向こうから太陽が光り始めるオープニングから圧倒される。なるほどこれまで見てきた様々のアニメはここから影響をうけてたのか、とかなり本末転倒な感想を持つ。さらにヒトザルが初めて道具の使用に気づくシーンや、宇宙ステーションに近づくシャトルの映像に「美しき青きドナウ」がかぶさるシーンなど、どのカットも綿密に計算され構成も見事で美しかった。ただ一つ一つのシーンが無駄に長い印象も持った。わざと人の関心を引くためにこうしたのかもしれないけど。
 前述のとおり、どこかで見たシーンがかなりあって、そこだけでも面白かった。たぶん後の作品が『2001年』を模倣したからなんだけど。
 難解と言われるラストは『幼年期の終わり』を読んでいたので、それに引き寄せて考えていた。ボウマン艦長がみるみる老化してゆくさまは、スターチャイルドに生まれ変わるために、必要なプロセスなのだろうと自分では思っている。とにかく「これはなんだろう?」と常に立ち止まって考えながら映画を見るのは、初めての体験だったかもしれない。ただ、HAL9000と人間との関係にはまだよく分からない部分もあるんだけど。もう一度、原作を読んでからじっくり見たい映画だった。


4月14日 晴れのち曇り

 朝、がばっと起きると7時半。まだバイトまでは余裕がある。 安心して寝直そうとするが、なにか気にかかる。今日はうしぴーくんの車で甲府まで行く日だったと思い出す。あわてて準備していると、うしぴーくんからモーニングコール。

 なんとか待ち合わせの京王線飛田給駅に到着。この時点で9時半。もともと9時ぐらいにつきたかったがちょっと遅れる。甲府まではだいたい2時間もあれば着くから、試合開始の午後1時までは余裕があるだろうと思った。(あとでかなり甘い計画だったことが判明)

 とりあえずうしぴーくんの車に乗って出発する。じつはうしぴーくんは高速にのるのは今回が初めてらしい。高速の練習を兼ねての甲府行である。かなりどきどきする。冗談でネットに後事を託す書き込みをする。しかし中央高速にのると、それは杞憂に終わる。いきなりきびしい渋滞。天気のいい4月の土曜日の恐ろしさを実感した。あるサービスエリアでは、駐車場に入れなかったバスが路肩にハザードランプを灯して止まり、垣根の隙間からバスガイドが乗客をサービスエリア内に案内していた。休みの東京近辺の高速はすごいかった。かなり余裕を持って出かけたはずなのに、駐車場の確保などにも手間取り、試合開始ぎりぎりにようやくスタジアムに入ることができた。とりあえず試合に間に合ったのはラッキーだった。地元のなかむくんとはなんとかスタジアム内で合流。

ヴァンフォーレ甲府対水戸ホーリーホック 3対1
 現在勝ち点無しでJ2最下位のヴァンフォーレ甲府が、同じく勝ち点の無い水戸ホーリーホックをホームに迎えての1戦。ここで勝たないと甲府は、また去年のような長期の連敗モードに突入してしまう。ちょっと緊張しつつ、相手が相手だけに勝てそうな期待を抱きつつキックオフ。
 試合が始まるといきなり前半に甲府が2得点。かなりあっけない形で2点入ってしまったので、うれしかったがちょっとあっけない感じがした。甲府の攻撃はまだかなりぎこちない感じだったが、水戸はさらに連携がぎこちなく、ボールの扱いも下手だった。水戸はかなり病が深い感じだった。後半になってPKから、さらに甲府が1点を獲得し3対0。もしかして初勝利に加えて初完封?と思いきや、甲府は中盤からずるずるとボールを後ろに戻し、最後に甲府DFフレイタスがGK吾妻にバックパス。なんでもないゆるいボールを、GK吾妻が足でトラップしようとして目測をあやまりオウンゴール。いままでひさしぶりの大量得点にわいていたスタンドが、一気に静まりかえった珍プレーだった。自分も初めはいま見たものが信じられなかったが、じょじょに落ち着いてくるとあまりに情けないプレーにがっくりしてしまった。まぁ、そんなケチも付いたけど、とうとう甲府はこの勝利で最下位を脱出できたのは良かった。今年こそは最下位脱出だ!その前にチームが存続しないとダメだけど。
 まぁそれはともかく、今日の甲府は新外国人をスタメンではDFフレイタスだけにして、中盤を大宮戦からさらに手直ししていた。そのせいか、いつもよりはだいぶ攻守に落ちついた感じで、ようやくスタートラインに立てた感じ。水戸にあまりにミスが多かったせいもあったけど。とりあえず甲府の攻撃は松島・太田の2人の新加入FWと、同じく新加入サイドバック藤田がチームにマッチした感じでだいぶ形になってきた。ただDFではあっさり水戸のカウンター攻撃で、DFラインの間を水戸FWに何度もすり抜けられていたのが気になった。今後はここをしっかりしてもらって、GKとDFの連携も高めれば最下位に再び落っこちることもないだろう。あと最後に今日はとうとうMF倉貫が試合に出場しなかったので、途中交代でもいいから今度は試合で使ってほしい。

 前半の終了時点ではじめてスタジアムの売店に行ったら、甲府グッズがかなり売っていたのでついつい散財してしまった。反省。それはともかく甲府が勝って、さらにちょっと渋滞したけど行きよりはずいぶん快適に東京に帰ってこられて良かった。うしぴーさま、今日は本当にお疲れさまでした。ありがとう。横でぶーぶー文句たれたり、ぐーぐー爆睡したりしてごめんなさい。

 その後はうしぴーくんの家に車を戻した後、ふたりで甲府の勝利と無事に帰還できたことを祝して、ささやかな祝杯を挙げる。うしぴーくんも一緒にオレの部屋に戻ると、たぬたぬ?氏がいつもどおり襲撃してきた。彼の持ってきた発泡酒でさらに杯を重ねつつ、サッカーの結果に一喜一憂しつつ、アニメを見て寝る。


4月13日 晴れ

 普段だとtotoの締め切りでちょっと興奮したりするのだが、今週は今日試合があるので、昨日がtotoの締め切りだった。そのおかげで今日の昼休みはのんびりする。昨日の夕方は、totoの旗のある店はすごい混雑でした。夕方には行列が店の外で折れ曲がってたし。いつもより締め切りが早くなって、買い逃すひと続出と見てたのに。みんなお金がかかると抜け目無いねぇ。

 バイト後、明日からは休日だと思うとうれしくて思わず散財してしまう。困ったもんだ。明日は甲府までVFKの試合を見に行く予定だが、なんとうしぴーくんの車で行くことになった。彼はまだ高速にのったことがないらしい。けっこうこわい。安全運転でいきましょー。


4月12日 曇りのち晴れ

 どこかのクイズ番組かなんかの番組中に、実は瀬○内寂聴が元スターで、なぜかチャゲアスの「純恋歌」を歌ってもらうという夢を見る。ああ、あほな夢やとか起きてからぼんやり思いつつ時計を見ると、ぎゃー、午前11時半。バイト遅刻である。おそるおそるバイト先に電話して、あわてて部屋を出る。風に桜の花びらがざぁーっと散ってなかなかきれいだが、「ああ……あんなふうにきれいに散りたかった」と気が重くなってくる。先月にバイト当日に休んでかなり怒られ腹が立って以来、意地でも遅刻しないようにしてきたのに。昨晩CD聞きながら、ぼへーっと遅くまでネットサーフィンしていたのが敗着の 原因か。まぁ、やっちまったもんはしょうがないと腹をくくっていったら、バイト先が かなりばたばたしていて、なんとなくうやむやになってしまった。今度から目覚まし3個 にするか。


4月11日 曇りときどき晴れ

 今日も上司がお休み。バイト先もすっかりだらけて仕事に力入らず。バイト後、思い立って秋葉へ。『デジモンテイマーズ』のEDの曲が元気があって最近のアニソンのお気に入りなので、CDが出ていたら買おうと思う。しかしどこにも売ってなかった。まだ出ていないらしい。どないすべぇとか考えていると、坂本真綾の新作アルバム『ルーシー』が出ていたので思わず購入。たは、思わぬ出費。まぁ好きだからしょうがないよね。


4月10日 曇りのち晴れ

 すっかり春めいてきて、バイト先の上司も休みなのでぼんやりする。昨日読んだ怪獣小説に影響されて、21世紀の怪獣小説・漫画はどうあるべきかとかなんとか考えていた。


4月9日 曇りのち晴れ

 なんか先日の香山滋つながりで、ずっと買ったままになっていた怪獣小説アンソロジー『怪獣文学大全』(東雅夫編・河出文庫)を引っ張り出してちょっと読む。おお、光瀬龍のまぼろしの『マグラ!』が載っている。

『ガブラ 海は狂っている』(香山滋)
 なんというか……ちょっと雑なつくり。全体のモチーフはいいんだけど、ちょっと怪獣が力弱い感じか?でも放射能の影響で、海が伏魔殿と化していく光景はさすが。

『マグラ!』(光瀬龍)
 幼いころに怪獣百科の小説に登場する怪獣の項で読んで以来、楽しみにしていたもの。現実は……つらい。ページ数が少ないせいか場面の切り替わりが雑な気がした。あと無理に人間ドラマをやろうとして失敗してる気もした。短い話ならもっとキャラクターをしぼっても良かったかも。ただオーソドックスに怪獣ものをやろうと頑張っていた。もう少しクライマックスとか書き込むとだいぶ良くなったかも。映画原作を意識しすぎたのか薄味なのは残念でした。結局、映画化はされなかったそうです。

 先日の日記で第6回のtotoの当選金額を、間違えて書き込んだので訂正します。1等は4万5313円、2等は1306円、3等は370円でした。ちゃんと調べないとだめですね。反省。


4月8日 晴れときどき曇り

 明け方までビールを飲みながらサッカーを見ていたので、日曜朝のアニメになんとか起きるもほぼ徹夜状態。『アギト』はふつうに盛り上がっている。だいぶスタッフも慣れてきた感じ。『どれみ』は、おお……奥山さんの話。彼女の出てくるエピソードはどれもちょっと思春期に入った恥ずかしさと色気があるので好きです。今回はブラジャーの話。ああ、身体測定も!朝からハイテンション。よかったっす。『デジモンテイマー』はなんでしょうかねぇ、まだ保留。見終わった後、ぼんやりチャンネルを変えていると何かアニメが!うしぴーくんに聞くと『コメットさん』だそうだ。しかし痛いキャラクターデザインだなー。声優もどことなく滑ってるし。しかし今なぜコメットさん……でも見ているうちにこの痛さがじょじょに良くなってくる感じが。これで早朝のセーラームーン始まって、日曜は朝から3時間以上アニメ特撮タイムが毎週続くのね……あな、おそろし。

 だいぶ腹が減ったが、イチローの出る大リーグの試合をぼんやりと眺めていて、なかなかみんな飯に動こうとしない。ようやく出かけるが、いつもと違うところには行きたくないと散々歩き回って、チェーンの定食屋に入ることに。まぁ、いつものことですな。

 宏峰さん、うしぴーくんと別れ再びうちに戻ってくると、たぬたぬ?氏とおくにょくんが「世界につなげ〜」と、テレホタイム以外でインターネット接続を要求してくる。昼間やっていたJリーグの結果が知りたいらしい。ようやく5時頃判明する。totoの結果はオレは三つはずす。おくにょくんはどうやら1つはずしぐらいらしい。きたーっ、おくにょくんのおごりで晩飯ですか?と意気込むも、totoのHPで判明した額は、1等4万7千円、2等1600円、3等370円。がっくしです。しかし、370円当たっても引き替えに行かなかったひと多いんじゃないかな?いや、totoはおとろしいです。

 みんなが帰った後、かなり眠かったがホームページの日記更新をする。ついでにいろいろいじってしまって、ますます眠れなくなる。とほ。


4月7日 晴れ

 今日はひさしぶりにJ2の公式戦での甲府を見に行く。サークルの先輩の宏峰さんも今日の試合を見に行く予定だったが前日から連絡が取れず、仕方なくひとりで大宮まで出撃する。以外と大宮って遠かったんですね。

大宮アルディージャ対ヴァンフォーレ甲府 3対1
 今日の甲府はスタメンはすべて日本人。先日のナビスコ杯対FC東京戦での連携不足からとうとう監督は思い切った策に出たようだ。しかしまたも倉貫がはずれている……そんなに嫌いか、ヘイス監督。前半はなんと0対1で甲府の1点リード。こ、これは早くも甲府の勝利が見られるのか……なかむくん、お先に甲府の勝利を見とくよ。すまぬ。 が、あいかわらずの感じで、甲府は後半粘りきれず大宮に3失点。大宮FWバルデスには 2得点。やられたよ。なんか前半はおとなしかったんだけど、さすがは元JFL得点王。やられたよ。
 後半、大宮に3点とられた35分すぎにようやく倉貫投入。遅いっす。結局、甲府はいつもどおりの3失点。ううむ、これまでJ2公式戦で毎回3失点。困ったもんです。

 試合後、出口で宏峰さんと遭遇する。さすがは現地集合の達人。ビールごちそうさまでした。宏峰さんと晩飯を食って家に帰ると、たぬたぬ氏、おくにょくん、おひさしぶりの帰ってきたモバイル少尉くん、うしぴーくんがやって来る。サッカーの結果に一喜一憂しつつ寝る。


4月6日 晴れ

 給料日だったので、つい本屋でいろいろ購入してしまった。


4月5日 晴れ

 あまりに読書日記が少ないので、久しぶりに追加を。バイト先でちらっと読んで以来、ずっと探していた本だったが絶版の単行本の古書値段はかなり高価で、文庫版ももう絶版になってしまっていたので、とうとう単行本版を購入してしまった『海鰻荘奇談』から。

『海鰻荘奇談』(香山滋著・桃源社・『海鰻荘奇談』所収)
『ゴジラ』の原作者として知られる著者の代表作。第二次大戦前後の日本を舞台に、水産学の権威であり大富豪の塚本博士の建築した巨大な温室「海鰻荘」で起こった奇怪な事件を、推理小説仕立てで幻想的に描く。初期の漫画『夢幻紳士』の雰囲気がかなりすきな自分は、この小説の怪しい雰囲気がかなり好きだ。さらに著者の博物学の知識による描写、復讐にかられた博士と義理の娘の怨念の対立や、謎の巨大魚の出現など、今はほとんどみられなくなった怪奇幻想小説の醍醐味を味あわせてくれた。すこし残念なのはクライマックスでかなり安易に霊魂を登場させてしまったことで、あくまで軽くほのめかす程度だったならより怪しげな雰囲気を味あわせてくれたかもしれない。


4月4日 晴れ

 東京スタジアムでヴァンフォーレ甲府が見られるので、ふだんは気にしないナビスコ杯を見に行く。東京スタジアムはかなり見やすいという噂を聞いていたので、一度行ってみたかったので、バイトを早退けさせてもらって出撃する。ナビスコカップ一回戦の相手は FC東京だ。これまでJ2の公式戦でつねに3失点の甲府DFでは、J1相手だと何失点するか分からない。このまえのフランス対日本戦よりはがんばってほしいなぁと思いつつスタジアムへ急ぐ。最寄りの京王線飛田給駅から真新しいまっすぐな道が続いていて迷いようがなかった。スタジアムにあわせて駅や周辺の設備を改修したおかげで、ずいぶん立派できれいだった。

 スタジアムに到着する。巨大なスタジアムだがひとの流れの導線もかなり良いし、トイレ等の設備も多くて、かなり使い勝手が良かった。スタンドからの長めも余分な柱がないぶん、かなり選手が近くに見えた。これで完全にサッカー専用だったら完璧だったのに。あと強いて文句を付けるなら、会場の巨大さと比較するとオーロラビジョンや時計の電光掲示が小さくて見にくいぐらい。かなり良かったです。しかし、風がけっこう強くて寒かったです。

ナビスコカップ一回戦 FC東京対ヴァンフォーレ甲府 5対0
 甲府は惨敗でした。前半は0対0だったのでかなり行けそうに感じてたんですが。いかんせん攻撃がさびしかった。以前に比較すればブラジルトリオとの連携も良くなってきたけどまだものたりない。なんといっても甲府は、FC東京のペナルティーエリア内にほとんど進入できなかったのが痛かった。 前半はしのいで、よし後半だと思っていたらFC東京のカウンターに見事にはめられて、後半だけで5失点。最後の方はもうなにも言う気がなくて、うつろにグラウンドをながめて見てました。さすがJ1チームは抜け目がない。FC東京FWロペスもハットトリック。 おめでとうございます。 さて、J2の次節は3日後。甲府は立て直せるのか?しかしチームのエース10番でキャプテンのMF倉貫を起用しないのは、いかがなものか?どうですかヘイス監督? あと途中交代で出てきた甲府FWの金晃正が、気迫のこもったプレーでペナルティーエリアに進入し惜しい場面をつくった。なかなかいい選手だなと思っていたら、Kリーグへの移籍が決定したらしい。うーむ、シーズン中なのに。むこうでも頑張ってください、金選手。


4月3日 曇り一時雨のち晴れ

 通り雨があったが、そのあと晴れていい天気に。 ひさしぶりにふつうの漫画を買いあさる。


4月2日 晴れときどき曇り

 何度も温泉に入っていたせいか、以外と良好疲れは出ず。 ぴあで、水曜日のナビスコカップの切符と『2001年宇宙の旅』のリバイバル鑑賞券を購入。ちょっと財布のたががはずれぎみか。


修善寺からの富士山 4月1日 晴れ

 写真は、昨日とはうってかわって晴れ渡って、富士山が見えたので撮ったもの。かなり小さいけど真ん中の雲がかかってる山がそれです。

 旅行の続き。朝まで飲んでたのに早く起きて朝風呂。健康的なんだかどうか。 食事をして、テニス、フリークライミングをやる。んんん、明日からの筋肉痛が不安だ。 帰りは東名の厚木あたりから案の定、大渋滞。へろへろになりつつもどうやら東京に帰り着く。みなさまおつかれさまでした。まれ夫妻、ご迷惑をおかけしました。 たぬたぬ?さんに後を託した我が家は、どうやらサバト状態だったようだけど以外ときれいでした。頼んでおいたビデオ録画もばっちりでありがとうございました。



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