individual

視界外の世界は既に
跡形もないほど
砂漠 草原 区別なく
溶けていく地表

踏み出す道のもっと遠く
そびえ立つ空に
いつか近づいていくだろう
逃げてても無駄で

本当はその言葉を真っ直ぐ受けとめれば
良かったんだ

気付けば誰かが
帰りを待つ人の涙となって
消えてく

深いのは
悲しみだけじゃない
過去にとらわれるその心が不快
前を見つめて

どこにでもある光景だ
降りしきる声に
今日も従い皆走る
そんなのは嫌で

考えて歩む一歩を
しっかり感じたくて

転ぶんだ
意志の上 進むから
誰にも見えない個性的感覚をぶつけて

その先に
のぞむものがあるなら
今また転びそうな道に立って僕ら
夢を追おう それぞれ

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