エダワカレ

ふたりきり語り誓った
幼くて小さな夢
そんな折 君が零した
僕はその言葉を手にしたんだ
信じたんだ

出会いと別れを重ねる人たち
飽きてるのは耳だけで ホントは
ただ一人のこと 見つめることさえ
出来ずに目線も話も逸らした

どんな活気の中でも
ひとりきりでさ
人生は長い迷路
行き止まりも出口もないや

彷徨い始めた心
浮き沈みぐらつく夢
そんな時 君がいたこと
どんな鋼よりも強い支え
ひしと抱え

数多の夢乗せ 最終が近づく
僕は流し目で見てた時刻表
幾多の山越え 君は遠ざかる
どこまでもその光を見つめていた

君が乗った車両にさ
僕も居られたなら
運命を決める進路
答えなんて見当たらないや

損得で選んだこと
周りの目を気にしたこと
少しでも素直になれば
こんな悔しさなど無かったのに
知ってたのに

時が経って ある街で
君を見掛けたよ
呼んでいる 強い音色
君は走る 手の鳴る方へ

いつまでも変わらないって
疑いもしないでいた
最後まで手紙はなくて
僕をぶら下げてた枝は枯れ

ここで僕の足は止まって
君は進み続けていく
崩れてた君との絆
僕はもう涙を隠せない
止まらない

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