文通大好き!「文通のススメ」
文 通 生 活 
〜Life with writing letters〜

文通のススメ
 
why "Buntsu"?








 ★文通生活はみんなに文通することを勧めています
 21世紀になったら、パソコンや携帯電話が急に普及しました。
 便利なのはいいのですが、そればかりだと人間らしくなくて
 ちょっと寂しい気がしませんか?
 
 よく分からないけど、そう感じることはある・・・と思った人、
 日々の生活の意識では自覚してなくても、体と心はちゃんと
 何らかのSOSを感じ取ってくれているのかもしれませんよ。


 ★「寂しいなあ」「周りはみんな幸せそう」
 私は独りぼっちで寂しい、と思ったことはありませんか?

 いじめ、不登校、ひきこもり、仕事しかしていない人、ひとりで
 子育て、子供のいない専業主婦、独り暮らしの高齢者・・・。
 
  いえ、誰だって寂しくて独りだと思っています。
 それは仕方がないことでしょう。誰でも悩んだり困ったりします。
 私だって家でも会社でも毎日困っています。
 みなさんもそうではないでしょうか?

 そして独りでずっと悩んで考えて出した結論に、あまり良いものは
 ないような気がします。自分の知識や経験は取るに足らない
 ものだからです。

 誰かと話をしませんか?小さな疑問でも解決できるかも
 しれませんよ。
 本当は家族や友達や近所の人と話すのがいちばんいいのですが、
 文通生活は手紙でお喋りすることも勧めます。

 文通をしていると、手紙の持つ「のんびりさ」が自分にも身に付き、
 気が焦ってしまったり不安だったりすることが減ります。
 見えないけれど、仲間はいるんだという安心感が得られるのです。
 しかも毎日は気を使わなくても良いし、「書く」以外の楽しみも
 広がります。


 ★今からでもちゃんとしたコミュニケーションを始めよう
 コミュニケーション能力とは、他人と楽しくやっていくための力。
 今は自信がなくても、時々注意する程度で大丈夫ですよ。
 何しろ、コミュニケーション力の劣等生meというお手本が
 ここにいますから。私はずっと失敗ばかりしてきたのです。

 文通生活が文通を勧めているのは、次の利点からです。
 ・書き言葉を使っている(言葉の基本的使い方)
 ・実感が得られる(紙の感触、言葉の感触)
 ・いろんな人との出会い(年齢/性別/地球上どこでも)
 ・文化の理解(友達になれば戦争は起こりにくい)
 ・お金がかからない(費用効率大)
 ・時間を浪費しない(メールにはない、長く待つ楽しさ)
 ・ペンや切手やレターセットなど美的感性を育てる道具と関わる

 ・知識が増える(相手から聞いたり自分でネタを仕入れるから)
 ・精神的に安定するので、美容と健康にもとても良い。

 まだまだいっぱいあると思います。楽しさをみなさんからも
 聞きたいです。

 私は、あなたにもぜひ手紙・文通をススメます。



 ・・・ところで・・・

 ★人間と動物の違いは何でしょうか?
 ここで10秒だけ考えて、あてずっぽうでいいので答えを最低1つ
 見つけてください。

 →10秒後。1つ以上見つかった。
 →10秒後。何も分からなかった。
   どちらでしたか?どちらでも構いません。考えることが大事です。

 人間と動物の違いのひとつには、
 「言葉を使う/使わない(使えない)」があります。


 ★言葉について
 私たちがよく使う「言葉」は、
 1.話し言葉
 2.書き言葉 です。

 話し言葉には、家族との会話、発表、電話の会話などがあります。
 言葉をで表します。

 書き言葉には、手紙を書く、メモをとる、説明文を作る、などがあります。
 言葉を文字で表します。

 新聞、ラジオ、テレビ、インターネットにはどちらの言葉がどれだけの
 割合で使われているでしょうか?
 新聞は書き言葉が多い、ラジオは話し言葉が多い。
 テレビは?インターネットは?


 ★話し言葉、書き言葉の世界にメールがやってきた
 さて、メール(Eメール)は話し言葉ですか?書き言葉ですか?
 「書き言葉」と回答する人が多いかもしれません。

 でも私はそう思いません。
 メールは打ち言葉です。キーボードやボタンを押して文字の形に
 していくからです。

 メールはお金がかからないし、送ればすぐに返事が来る。
 やり取りすぐのは凄く楽しい。手紙のようにレターセットなど切手を
 買いに行かなくてもいいし、楽です。
 楽だけれども、打ち言葉ではコミュニケーション(自分以外の人と
 交流すること)は非効率です。

 ・伝えたいことを体で音にすること、
 ・伝えたいことを自分の体と道具で誰にでも分かってもらえる
  文字の形にする(なぞる)こと

  が、言葉を使うときには必要で、
  それこそが土台・原則・当たり前で、
  そうでないと少しおかしいのではないか、と私は思っています。


 なぜなら、人間が進化してものすごい時間をかけて
 選んできた手段は、わずかな期間で成長した技術などには
 とうてい敵わないと感じるのです。

 手紙は書き言葉を使い、もっと良いものに鍛えるのにちょうど
 良いものです。自分で考えなければ文章は書けないので
 脳みその訓練になります。
 この「自分で考える」ことは重要なポイントです。


 ★最近、携帯メールで何を語りましたか?
 他人のメールの内容は知らないので、私個人の携帯メールの
 経験を見本にしてみます。

 言葉は大事にしようと注意だけはしてきたので、
 絵文字(^o^)はあまり使わないようにしています。
 (ただ、2ちゃんねるで見られる巨大な絵文字作品まで極めれば、
 新しい分野の芸術になりますね。)

 仮想の例文:携帯からメールするとしたら
 「こんばんは。この前はありがとう。楽しかったです。
 今、東京に遊びにきてるけど天気悪くてサイテー。
 せっかく来たのにプンプン。東京のお土産待っててね。
 水曜日の約束よろしく。じゃあ、また。」

 こういう感じのメールを送っていました。
 ここで気づくのは、ここには感情しかないという事実です。
 つまり、なぜそう思ったのか、感じたのか、は文字を打つのが
 面倒なからか省かれています。

 手紙にするならこうなるでしょう
 「こんばんは。この前はありがとう。
 思ってもいない人と偶然会えて楽しかったです。本当に
 びっくりしました。今度会ったらまたよろしくと伝えてね。

 今、友達と買い物へ久しぶりに東京に遊びにきてます。
 でも天気悪くてサイテー。せっかく来たのにプンプンだよ。
 東京に来るときは晴れている日ばかりだったから、
 今日は残念です。
 東京のお土産待っててね。歩いていたらいいお土産が
 あったので、喜ぶだろうと思い買いました。
 水曜日の約束、忙しいかもしれないけれどよろしく。
 じゃあ、またその時まで。」


 ★その時の感情しかやりとりしないメールがもたらす危険
 感情しかない、というのは、つまり「それについての理由などを
 何も考えていない」ということです。
 つまり感情しか持たない動物たちと同じ存在です。

 「相手に嫌なことをされた」→「ムカツク〜!」
 →ボカッ!!
 ・・・何も考えずにすぐに手が出てしまう。短絡的。

 こうだからすぐにキレたり事件が起きるのではないでしょうか?
 相手に嫌なことをされて、ムカツク〜!と思っても、その後に
 「いや、待てよ」と考えるのが無意識ながらあるはずですが、
 普段から何も考えないでいるとブレーキがかかないまま
 ボカッ!!と殴ってしまうのです。

 しかも普段から何も考えていないので、「なぜやったんだ!?」と
 聞かれても、本人だって分からないのです。
 「その時にすごくムカついたから。今は悪いと思っている。」

 手紙では、ムカツク〜!と思っても、返事を書くまでの時間で
 頭が冷やされ、たとえ書いてしまった後でもポストに投函するまで
 まだ時間があり、短絡的な行動を防ぐ段階が用意されています。


 ★「手紙じゃなくても、パソコンのメールでいいじゃないか」
 そういう意見もあると思います。
 もちろんできるのですが、送信してから何日かたった日に
 何を送信したかすぐに思い出せますか?

 私自身はそれがとても難しくて、前回のメールを見ないと
 「何て言ったっけ、私?」と悩んでしまうのです。
 手紙ではそういうことは少ないです。

 コミュニケーションの本質は、心に残るものではないでしょうか?
 内容を忘れてしまうような方法(メール)だけに頼るのは危険で、
 ひょっとしたらお互いに何も分かっていないのに、お互いに
 気づいていなくて、お互いに自分の中でだけ喋っているのかも
 しれません。

 特に多くの人が意見を書き込む掲示板で喧嘩しているのを
 見つけると、「コミュニケーションの力が足りない人たちだ」と
 考えてしまいます。
 彼らは相手の意見なんかどうでもいいので、
 掲示板の記録に残してまで自分の主張をするのでしょう。


 ★私はもう早速始めましたよ
 メールは楽しいけれど、それだけに頼りきってしまう人たちが
 多数派になると、自分だけでなく世の中全体まで危険な影響が
 あります。
 後から直したくても、経済や法律のように変更するのではなくて、
 生きている人間の価値観とか中味を変えるなんてことに
 挑む勇気はありますか?

 文通生活を始めたら、それまで手紙を書いていた時間が文通生活の
 作成と管理に使われるようになったので、実は今のmeは誰にも
 負けないくらいにコミュニケーション不足です。

 でもこのホームページと関わることで言葉について考えるように
 なりました。きっかけはどんなものでもいいんですね。

 言葉に対する私の取り組み例は、まず携帯電話をやめました。
 写真も送れて便利なのですが、1年間に携帯にかけるお金を
 計算したら、その金額でもっと長く楽しめて身になることの方が
 いいと思ったからです。パソコンメールもしません。
 それにこれがあると友達への連絡も安易にメールですませて
 しまうので、これではいけないと思いました。

 私への連絡は、直接会う、電話、手紙、FAX、のいろんな方法が
 あります。大きな問題はないのです。
 不思議なことにメールをやめる前よりも、友人とのコミュニケーションが
 取れているような気がします。
 私はリハビリのように、昔のようにペンパルに手紙を書くつもりです。

 文通生活の訪問者とのやりとりはメールを使うしかないし、手紙を
 書いていたらとんでもない量になってしまうため、このままメールを
 使う予定です。(感想のメールはいつでも待っています。)


 ★おしまいに
 暮らしている環境によって様々ですが、生きることを充実させるのが
 他人とのやりとりつまりコミュニケーションです。
 あなたにぴったりなもっと良い方法を考えてみませんか?
 できることを無理せずにやってみましょう。
 その方法の中でも、手紙を強くお勧めします。

 「文通生活」・・・一見すると時代の流れに逆らうような場所に
 やってきた、言葉にとても興味のあるあなたなら、他の誰よりも
 私の言いたいことが伝わるような気がします。


 ★補足
 私が持っているものを使って懸命に書いた文章ですが、
 人によっては言葉が足りなくて分かりつらいと思うかもしれません。
 そういう時は、だいたいこういうことを言いたいのだろう、と
 予測して補完してください。

 メールは良くないからやめよう!と主張しているのではなく、
 楽というよりも「安易さ」が怖いコミュニケーションについてを
 伝えたいです。
 安易さの極地は「誰とも交流しないこと」で、そういう人たちが
 明るくて良い暮らしを広げるのはかなり難しそうです。

 文通生活meの個人的意見なので、思想が違っても
 怒らないでくださいね。
 ご意見は受け付けますが、論じたり長い意見を書いたりする
 時間や意見へのこだわりは私にはありません。
 どうぞご了承ください。

 この文章は簡単なものですが、文通生活の他の全てのページを
 含めて、流用して自分の論文などに使ってはいけません。
 ここに書いてあるように、自分で考え、多くの人とコミュニケーション
 して、自分なりの考えを作り出して文章(書き言葉)にしてください。

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