文通大好き!「文通のススメ」
文 通 生 活 
〜Life with writing letters〜

文通特派員
 
secret agents








 ★特派員T in イタリア

 今回のイタリアからの報告は、
 「ステーショナリーの購入」について。


 ステーショナリーの購入について

 この国で暮らして分かったのですが、
 文房具屋さんがあっても、
 まともにレターセットを置いてある店がほとんどありません。

 かろうじてレターセットが置いてあっても、
 デザインが無い無地であったり、
 デザインがあっても、
 買いたいという気にならないような物が多くて・・・。

 割と大きな文房具屋さんに行った時のこと。
 まず、店内の商品の中から自分でレターセットを
 探してみたのですが、見つからず、
 店員さんに「レターセットはありますか?」と尋ねました。
 
 答えは『No』でした。

 どうして置いていないのか訊いてみたところ、
 「イタリアには手紙を書く人がいないから」とのこと。

 この答えって、必要としている人が1人いたとしても、
 無駄な物 (=売れないもの)は
 売らない(店頭に置かない)!っていう
 イタリアらしい答えです。

 ボールペンは、普通のものならば、
 どの文房具屋さんでも手に入れることができます。

 しかし、文通好きの人が探す可愛いペン
 ( 日本のファンシーショップで売られているようなもの)は、
 ほとんど見つけられません。

 そのため、私は日本で調達してきました。

 封筒やシールも、文房具屋さんで見つけることはできても、
 種類・デザイン共に少ないです。


 ★文通生活me in 日本

 海外の文房具店に入った日本の文通人全員が
 共感しそうなお話ですね。

 私も外国では、レターセット探しをしますが、
 挨拶だけして、自分で探し始めると、
 「アタシの店の中で無断で勝手に探し回るとは、
 何て失礼な人!」という顔つきでジロジロ見られます。

 そういうヨーロッパらしい扱いをされることは知っていたので、
 あまり気になりませんでしたが、当初は
 あ、本当なんだ、日本とはぜんぜん違うんだ、と感じました。

 店員に挨拶→希望の商品を伝えて持ってきてもらう→
 結局、欲しいものなし→どうもありがとう、とお礼を言って
 店を出る。

 ヨーロッパでは、お店の中を見させていただきます、という
 気持ちを持つのが、正しいお客様?


 でも、デザインありの手ごろな商品がある確率は
 かなり低いので、やがて面倒になった私は、
 「挨拶だけして、自分でササッと探索し、どうも〜と店を出る」
 という、雑ですがものすごい早業を身に着けました。

 初めてのお店でも、レターセットが置いてる場所は、
 勘で分かるような気がします。

 旅行者はまだ気が楽ですが、イタリア在住だと毎日のことなので
 大変かもしれませんが、日本のすばらしい文化を実感できる
 機会が多いということでもあります。

 日本の文通人たちが応援していますよ!

 こちら文通生活 in 日本。これからもイタリアの文通事情を詳細に
 調査のうえ、情報を伝達願います!

文通特派員T in イタリアのトップへ