文通大好き!「文通のススメ」
文 通 生 活 
〜Life with writing letters〜

文通特派員
 
secret agents








 ★特派員A in フランス

 今回のフランスからの報告は「切手」について。

 Q1.記念切手は容易に買えますか?
  「はい、郵便局へ行けばいつでも買えます。

   私の住むパリ13区では、平日は8時から19時まで、
   土曜日は8時から12時まで開いています。
   パリの中心街では日曜日も開いている郵便局もありますし、
   朝7時20分から翌朝6時20分まで営業している
   郵便局もあります。

   ただ、郵便局は長蛇の列であることが多いので、
   私はインターネットで切手を購入しています。」

 Q2.インターネットで切手が買えるのですか?
  「はい、郵便局のホームページに
   La boutique du timbreというページがあり、
   そこで購入できます。

   100ユーロ以上購入すると、
   書留(無料)で送ってもらえるので安心です。

   ただ、届いたら必ず中身を一枚一枚チェックしないと
   いけないんです。
   枚数が違っていたり、1シート足りなかったり…ということが
   頻繁にありますから(笑)」

 Q3.注文通りの切手が届かなかった場合はどうしますか?
  「お客様センターへメール連絡し、後日送ってもらいます。」

 Q4.記念切手の種類は?
  「フランスの名産物、建築物、著名人の描かれた切手が
   多いですね。また、『ハリーポッター』や『ぞうのババール』の
   切手もあるんですよ。

              

   『ぞうのババール』の切手には
   ≪ Joyeux Anniversaire ≫って書かれています。
   誕生日や結婚記念日などの『記念日おめでとう』という意味です。

   その他、『どうもありがとう』や『招待状です』と書かれた
   記念切手もあります。

   また、出産のお知らせには、かの有名な写真家Anne Geddesが
   撮影した赤ちゃんの写真に『女の子です』または『男の子です』と
   書かれた切手がうってつけです。

   このような用途別の記念切手は、
   日本にはあまりないのではないでしょうか。」

 Q5.フランスの切手はどれぐらい種類があるのでしょうか?
  「『財団法人 切手の博物館』によると、2005年に発行された
   日本の切手は、記念・特殊切手が17件84種で、ふるさと切手が
   17件72種だそうですね。
   つまり、日本では1年に156種類の切手が発行されたわけです。

   そこで、フランスはというと、正式な数字を見つけることが
   出来なかったのですが、2006年に発行された切手は
   およそその半分、80種類前後かと思います。

   でも、自分で記念切手を作ることも出来るんですよ。
   切手の隣のスペースに自分で撮った写真を載せることも出来ます。
   世界で一つだけのオリジナル切手ですね。

   これは郵便ホームページにあるLes timbres personnalises
   というページで申込み手続きができます(仏語のみ)。

   値段は切手の額面のおよそ2倍です。10枚単位で購入できます。
   私はまだ作ったことがないのですが、
   いつか試してみようと思っています。」

 Q6.自分で撮った写真を載せられる切手なんて、珍しいですね。
   「そうですね。私も知らなかったことですが、
   『財団法人 切手の博物館』によると、日本でも写真と代金を
   添えて、郵便局の窓口にある写真付き切手専用申込書で
   手続きをすれば、作ってもらえるみたいですね。」

 Q7.最後に、普通切手についても教えて下さい。
   「フランスの普通切手は『マリアンヌ切手』と呼ばれ、
   フランス共和国を象徴する女性像『マリアンヌ』の絵柄に
   なっています。

   額面によって背景色が変わりますが、絵柄は統一されています。
   額面の書かれていない赤いマリアンヌ切手は、
   国内20gまでの料金と同等です。

   ちなみに2007年3月現在のフランス国内20gまでの料金は、
   0.54ユーロです。
   年内にまた値上がりするようなことを耳にしたのですが、
   どうなんでしょうね。

   マリアンヌ切手をご覧になりたい方はこちらをクリックして下さいね。」

            


 ★文通生活me in 日本
 いろんな国で記念切手を買おうと努力するのですが、
 海外ではなかなか買えず、まめに探しても結局は普通切手しか
 手に入らないことがあります。

 でも、パリでは違いました。大きくない郵便局でも記念切手が
 展示してあって、どれにしようか迷うことが出来るのです。

 これは衝撃でしたよ。

 ついでに両替もしよう・・・と、切手とは別のカウンターで
 トラベラーズチェックを渡したら、
 「この郵便局では両替していないのよ」と言われてしまいました。
 大きな郵便局では両替業務がありますが、私が入った郵便局は
 小さい郵便局だったようで、両替は取り扱っていなかったのです。

 辛抱して長蛇の列に並び、やっと私の番がきたのに残念な結果。
 両替できなかった事よりも我慢が無駄になったことが残念でした。

 郵便局で待たされる・・・
 切手をインターネットで買う気持ちも、良く分かります。

 こちら文通生活 in 日本。これからもフランスの文通事情を詳細に
 調査のうえ、情報を伝達願います!

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