2003年10月19日 東京国際フォーラム ホールA (夜の部)
『 TAKURO & his BIG GROUP with SEO 』
〜 豊かなる一日 〜
17:00 東京国際フォーラム ホールA の入口付近。
まだ、昼の部が終わっていない感じでした。
アンコール曲が、BGM のように聴こえてきました。
吉田拓郎さんの熱気が伝わってくる感じがしました。
17:25 昼の部のお客さんが場内から出てまいりました。
次は、夜の部。
夜の部。
18:00 ロビー開場。
そして、開場。
ロビーは、拓郎さんの 「 花の店 」が流れています。
5分前。
拓郎コール。
19:00 手拍子。
BIG GROUP 登場。
手拍子!!!
黒いジャケットで拓郎さん登場。
「 今日までそして明日から 」
まずは、弾き語り。
そして、照明が明るくなり、BIG BANDの演奏。
ギターを交換する拓郎さん。
「 人間の 「い」 」
色とりどりの照明。
ノリの良い曲。
左側にダンサー。後方は、ホーン。
足踏みをしながら歌う拓郎さん。
スリリングな展開。
リズミカルに身体を動かす拓郎さん。
突き刺すような歌声。
そして、ドラム音、赤い照明。
「 君去りし後 」
身体を反らして絶唱する拓郎さん。
腰をリズミカルに揺らす拓郎さん。
「 花の店 」
唸るギター。
"えー、皆さん、お元気だったでしょうか?"
"今朝、すごく良い天気だったでしょう?"
"今朝、起きたら秋晴れだったでしょう?"
"これは良い日だと勝手に決めましたよ!"
"ここ一週間、摂生に摂生を重ねて
ビールのビの字も出ない感じで、飲物はお茶ばかりだったのですが"
"今日は、飲むぞ"
"今日は、倒れるね。"
"今日、飲まないと"
"君達は、うるさいけど本当にビールって美味いんですよ。"
"ここ半年くらいいろいろあって"
"もっと先でも良いかなと思っていたんですが"
"長年ずっと夢だった、このメンバーで"
"もう天にも昇る嬉しさが
ヴォーカルにも顕れていたでしょう?"
"皆で 豊かな一日を過ごしたいと思います。"
「 僕の一生の今は何章目ぐらいだろう 」
"僕は、もう50年 ... もう訳解んないくらい
生きているんだけれども
恋愛したり、失恋したり、別れたり
いろいろしているんですけれども"
"子供の頃から抜け切れないオヤジが沢山いて"
"奥さんに言えない物を沢山しまっていて"
"男というのは夢を持っています。"
"そういう男達は自分が良かった頃が忘れられないから"
"あの頃に戻りたい、高校生に戻りたいというのがあるんです。"
"女の人は現実的ですから現実を観ているんで
あまり男のように、夢にドップリと浸かっている人はいないかもしれない。"
"次の1曲目は、男の夢の歌で
2曲目は煙たい男達、男が全然私のことなんか
解っていないという歌を歌います。"
「 旧友再会フォーエバーヤング 」
「 a day 」
哀愁味が在る感じ。
スパニッシュな感じのギター。
"えー、僕も沢山、地球の周りにある酸素を吸って
生まれてきたんですけれど客席の皆さんもそうですよね。"
"僕達はいろんな時代を経て、若かった頃があるんです。"
"僕はフォークの貴公子と呼ばれていて
王子だったんです。"
"王子というよりプリンス ... 同じか..."
"その時代は、黄色い歓声と熱気が
伝わってくるのがはっきりと感じられました。"
"その王子の時代を経て、王様になりそこねて..."
"明るい気持ちで明るい歌を歌ってみたいと思います。"
「 朝日がサン 」
"はい、吉田拓郎です。"
"恋をする歌を沢山、一杯歌ってきましたが"
"僕はね、ラブ・ソングを机の上に向かって
一生懸命考えないと作れないんです。"
"まあ、道端でラブ・ソングを作る人は恋多き病気なのかな ..."
"まさか、ピラフを食べながら..."
"僕は東京に出て来た頃にエレックでポーク・ピラフを
食べさせられたんだな。"
"2曲とも恋の歌なんですけれど"
"俺のこと好きなの?"
「 君が好き 」
「 言葉 」
"今日は、大変な人数で"
"大変なミュージシャン達と心はウキウキ・ワクワク"
"東京が初日は初めてで"
"仲間達を紹介します。"
"トランペット:荒木 敏男"
"トランペット:木幡 光邦"
"トロンボーン:清岡 太郎"
"サクスホーン:包国 充"
"ストリングスは、伊能 修のストリングス・グループ"
"すごいなあ、これだけの人数、修学旅行みたいだよ。"
"来週は九州、それから大阪"
"今日で終わったらいいなと思っているんです、内心は"
「 いつか夜の雨が 」
リズム & ブルースな曲。
「 いくつになっても happy birthday 」
"えー、あー、ごめんね。"
"僕でなくても友達とか兄弟とか、いろんな人にお世話になって
いますけれども感謝の気持ちが日毎に薄れていくのが
人間だと思うんです。薄情な生き物で..."
"この春先、身体の中に悪魔が巣食っていまして
これを発見したお医者様、そして見事に摘出した医師団の皆様"
"摘出して戴いて、僕は命を戴いて生きています。"
"そして、手術後、弱虫になった僕を応援してくれた看護士の方々"
"命の恩人が沢山出来てしまって"
"今日、高い所から、ありがとうございます。"
"気分的にこういう話にもってこいの曲を"
"皆さんは阪神とダイエー、どちらを応援しているんでしょうか?"
「 ホームラン・ブギ 2003 」
そして、この曲。
「 落陽 」
右側、オールスタンディング。
"えー、ギター: 古川 望です。"
"ギター:土方 隆行"
"キーボード:重実 徹"
"キーボード:エルトン永田"
"ベース:富倉 安生"
"ドラムス:島村 英二"
「 外は白い雪の夜 」
"もう絶対に俺は可笑しいよ"
"癖になっちゃっているんで"
"家に帰ってからゼロから出直さないと"
"バックグラウンド・コーラス"
"遠藤 由美"
"斎藤 妙子"
"高尾 直樹"
"若子内 悦郎"
"心の友: 瀬尾 一三"
(客席) "拓郎、しっかりして!"
「 どうしてこんなに悲しいんだろう 」
"まあ、「 どうしてこんなに悲しいんだろう 」を
作っているころは怖いもの知らずの
肩で風切って飛んで行く
20代ですから、まあ皆が少し認知してくれて"
"そのころはケンカが弱いのに
怖いもの知らずで、毎日、家を出るのが楽しくて
歩いているだけで楽しいんです。"
"そのころは自分を中心に世界がまわっている感じで"
"そのころ、地球は高円寺を中心に、自分を中心に
まわっている感じで充実していて"
"間違いだらけで、後悔することがあるけど
生きていることが充実していて
23歳ころ、あれを経験したものですから
あの時代が忘れられなくて"
"生きていることが充実している頃の曲を"
「 サマータイムブルースが聴こえる 」
「 流星 」
「 パラレル 」
「 純情 」
拍手。
深々とお辞儀をする拓郎さん。
( アンコール )
BIG BAND 登場。
拓郎コール。
拓郎さん、ハーモニカにギター。
チューニング。
"換えよう"
ギター交換。
"許せるかな"
「 祭りのあと 」
弾き語り
手拍子。
そして、BIG BAND
響き渡るハーモニカの音。
そして、
「 人生を語らず 」
オールスタンディング。
.....
春先、体調不良の為
延期になったコンサート。
復活した吉田拓郎さん。
とにかく、とてもパワフルでした。
拓郎さんの歌が凄く伝わってくる感じでした。
突き刺すような声。
「 今日までそして明日から 」
「 落陽 」、 「 外は白い雪の夜 」
いろいろな事が走馬燈のように甦ってくる感じでした。
私にとっては時代は拓郎さんの曲と共に在った。
そのことを再び実感しました。
とにかく、再び拓郎さんのライブに出会えたことにとても感謝しています。
真に 〜 豊かなる一日 〜 でした。
== 曲目リスト ==
1. 今日までそして明日から
2. 人間の 「い」
3. 君去りし後
4. 花の店
5. 僕の一生の今は何章目ぐらいだろう
6. 旧友再会フォーエバーヤング
7. a day
8. 朝日がサン
9. 君が好き
10. 言葉
11. いつか夜の雨が
12. いくつになっても happy birthday
13. ホームラン・ブギ 2003
14. 落陽
15. 外は白い雪の夜
16. どうしてこんなに悲しいんだろう
17. サマータイムブルースが聴こえる
18. 流星
19. パラレル
20. 純情
( アンコール )
祭りのあと
人生を語らず
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