2003年3月19日 下北沢 440 もり たかし/松本哲也/竹仲絵里

開演前に、ボブ・ディランのアルバム 「 激しい雨 」が
BGMに流れていました。

開演は、19:30


まず、もり たかし さんのステージ

もり たかし さんはアコーステック・ギターを手にして 歌われていました。 ベースの迫田敬也さんとドラムの藤岡博志さんがサポートを されていました。 もり たかし さんは、とても誠実で真面目な方のように 感じられました。ロック調の曲が中心でしたが、 「 トラジロウ 」という曲は、フォーク調で 中島みゆきさんの 「 ファイト 」に近い感じに聴こえました。 最後に "全ての武器を楽器にという事を仰っている方の歌を歌います。" という事で喜納昌吉さんの 「 花 」を歌われました。 もり たかし さんが歌われる 「 花 」は とても力強く聴こえました。 1. ムーン・ライト・シャドウ 2. それは愛でいっぱいなんです。 3. ????? 4. トラジロウ 5. さよなら 6. 耳を澄ませば 7. へなちょこマシンガン 8. リンゴの木 9. 花 (喜納昌吉さんのカヴァー)

松本哲也さんのステージ

松本さんはアコーステック・ギターを手にして歌われました。 キーボード、ピアノの伊藤さんがサポートされていました。 松本さんの歌からは、おもわず集中して聴いてしまうような 存在感のようなものが在る感じがしました。 MCなしで歌い続ける松本さんからは気迫のようなものが 伝わってくる感じがしました。 また、ピアノの伊藤さんの表現力が、すごく良い感じでした。 数曲歌われたあと、アンドマイクで1曲歌われました。 そして、その後 "相談相手の兄貴のような方が居て、その方と 一緒に麻布で飲んだのですが、そのお店は 良い曲が流れていて、昔の歌なんですが... " カヴァー曲の「 機関車 」という曲を歌われました。 最後の曲は 「 心に集めて 」という曲でした。

竹仲絵里さんのステージ

立見のお客さんも居ました。 竹仲絵里さんは、ストライプ柄のノースリーブのシャツに ジーンズ、腰に白い花を着けていました。 ギター・ピアノの上田 禎さん、 パーカッションのマツキチさんも一緒です。 まず、 「 水色 」 上田さんは、ギター "ありがとう" 絵里さんの目が鋭くなり 「 four-leaf clover* 」 上田さんは、ピアノ ピアノの音が ノスタルジックな感じ、回想的な感じで響いています。 「 four-leaf clover* 」 足踏みをし、ギターを8の字状に舞うように弾きながら 歌う竹仲絵里さん。 "ありがとう" "皆さん、はじめまして" "こんばんは、竹仲絵里です。" "今日、初めて竹仲絵里を観るという方は?" 1〜2人です。 "一人じゃないライヴは、久しぶりですので とても楽しみにしていました。" 上田さんがギターを手渡しされます。 "私は、カフェという空間が大好きで カフェで詩を書いたりする事が多いんです。" "心地良い雑音があるのが良くて、まったく無音なのは苦手なんです。" "カフェのように知らない人が沢山居るところが好きで 詩が浮かんだりするんです。" "今日は、ドリンクもあるのでユッタリと聴いていってください。" "次に ... 皆さんにも私も大切な人が居ると思うのですが その大切な方が、たまに妙に元気がなかったりするのを 私も感じる事があって、'どうしたの'とか 話しかけたくなったりもするのですが..... その人がホッと出来る場所になってあげられたらという曲です。" 「 泣ける場所 」 竹仲絵里さんは、黒い Eギター 上田さんは、ピアノ 竹仲さんのブレス(息)の使い方がとても良い感じです。 「 泣ける場所 」は、とてもスケールの大きな曲に感じられます。 足踏みをしながら歌う竹仲さん。 "ありがとう" イスに座る竹仲さん。 "ここからは、一人コーナーという感じで ちょっと、ゆったりと歌いたいと思います。" "ここで、少し簡単な自己紹介です。" "竹仲絵里、22歳、さそり座、AB型です。" "昨年の8月にマキシシングル 「 my duty 」 そして、11月にミニ・アルバム 「 four-leaf clover* 」 を出しました。" "次は、カヴァー曲 「 my duty 」の c/wにも 「 I need to be in Love 」を収録しているのですが 今日は、もう1曲、違う曲を歌いたいと思います。" 「 Desperado 」 指弾きで、弾き語りをする竹仲さん。 そして 「 氷砂糖 」 伝統的なフォークの流れを感じる曲です。 "かなり、しっとりとした感じですけれど ... " "今、楽曲製作をしている最中です。" "今日は、その中の1曲です。" "それでは、聴いてください。「 ラスト・ライト 」" 「 ラスト・ライト 」 パーカッションの音が響き、 上田さんの Eギターが響いてくる感じです。 < 最後の光(灯) > という意のようです。 夜間の道路を走るときに合う感じの曲です。 そして、太鼓の音が鳴り響いてきて、手拍子 「 花咲く日まで 」 リズミカルな感じの上田さんのピアノ演奏。 "えー、最後の曲です。" "今日、初めて聴いた方は 竹仲絵里という名前を是非、憶えていってください。" "次は ... 夏前あたりに、ここでライヴをと思っています。" "最後は、やっぱりこの曲かな ... と思い選びました。" 「 ありがとう 」 上田さんは、ギター 「 ありがとう 」の一字一句を、じっと聴いていました。 歌は、聴き手と共に時間をかけて完成していくものなのかもしれません。 今回、改めて感じた事ですが 竹仲絵里さんの作品の良さは、 もしかしたらメロディーにあるのかもしれません。 とても綺麗なメロディーです。 憶えやすく、思わず口ずさんでしまう感じが 竹仲絵里さんのメロディーにも在ります。 古き良き時代の感性が継承されている感じがしています。 そして、それに加えて竹仲絵里さんのメロディーには スピード感のようなものも内在しています。 「 four-leaf clover* 」は スケールの大きい曲に成長して来ている感じです。 ライヴ終了後、ボブ・ディランの 「 激しい雨 」が流れていました。 現在の竹仲絵里さんが放つ繊細で力強いヴァイブレーションと ディランの 「 激しい雨 」の1曲目の 「 MAGGIE'S FARM 」が放つパワーが 共振、連動しているようでした。 == 曲目リスト == 1. 水色 2. four-leaf clover* 3. 泣ける場所 4. Desperado 5. 氷砂糖 6. ラスト・ライト 7. 花咲く日まで 8. ありがとう


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