新宿ピットイン 浅川マキ 2003年6月28日 定期公演 3DAYS (2日目)

(曲目は、主だった曲といいますか、私のほうでタイトルが判った 曲のみです。全部ではありません。)
open の 19:30 が近くなるとにつれて
ピットインの前が混雑してきました。

open 19:30頃

整理番号順に入場です。

会場内は特にPGMが流れている訳でもなく
お店の方とお客さんの話し声が聴こえてくるだけです。
会場内にマキさんの物販コーナーが設けられていて
新しいエッセイ本 『 こんな風に過ぎて行くのなら 』も
置かれていました。
さっそく買ってパラパラと捲りながら開演を待ちます。

20:10頃、会場内の照明が暗くなり
静寂の中、マキさん登場。

"静かだわねぇ"

アカペラで歌い始めるマキさん。


「 町の酒場で 」



「 コントロール 」


"旅の途中でビーリ・ホリディのことを思い出していて
ビリー・ホリディーは、あの遠い昔は
ホテルの玄関から出ることが出来なくて裏口から出たそうです。"

"私が歌い始めたときはビリー・ホリディは死んじゃっていたけど"

"今の事を考えちゃダメ。私だって若いときがあったんだ。"

"昔、'マキさん、ビリー・ホリディって知っている?'
'レコードが擦り切れるまで聴いてもし解らなかったら
あんた歌手辞めたほうが良いと言われて'... "

"どういう訳かビリー・ホリディが足を踏んでいるんですね。"

ビリーの歌を歌うマキさん。

そして、

「 港町 」



「 アメリカの夜 」



「 今夜はオーライ 」


「 ????? 」


「 ????? 」


椅子に腰かけて、手袋を外すマキさん。

そして、煙草のけむり


「 向う側の憂鬱 」



「 憂鬱なひとり歩き 」



「 夢なら 」


"よく来てくれました。"

"煙草を禁煙にしても変わるものは出てくるかもしれないけれど"

"昔、中野サンプラザで煙草が無くて
マタタビをミュージシャンが吸っていたら
猫が寄って来たりして... "

"ホームページが出来て、来たメールがあって1行だけ"

"私も昔若い時にテレビに週5回出ていた事があるなんて
今の若い人は全然信じないんですけれど.... 
その頃の方だと思うのですが、その1行が ...."

"1部は素敵なミュージシャン、もう20年来
御紹介しましょうかね、渋谷 毅さん。"

渋谷さん登場。

鳴き響くようなシンセ音。


「 ????? 」

"そして新しい出会いの方です。森田修史さん。"

テノール・サックスの森田修史さん登場。


「 暗い目をした女優 」



「 霧に潜む 」


椅子に腰かけるマキさん。


「 心隠して 」



「 夕暮れのまんなか 」


ステージ後方に移動するマキさん。

マイクを離して、生声で歌うマキさん。

渋谷さんシンセの音が高らかに響き
そして、森田さんの Sax が切り裂くように響きます。


「 町の汽船 」


盛り上がったところで

"しばらく休憩"

( 休憩 )

21:30頃、2部 start

渋谷毅さん登場、ピアノ演奏。

マキさん登場。


「 無題 」( 原作:清水俊彦 『 直立猿人 』)



「 マイ・マン 」



「 炎の向こうに 」



「 あなたに 」


座るマキさん。

渋谷さんのピアノ。

森田さんの Sax。


「 あの男がピアノを弾いた 」



「 貧乏な暮らし 」



「 あんな女ははじめてのブルース 」


「 ????? 」


「 セントジェームズ病院 」


ピアノ演奏が止まり

ア・カペラで歌うマキさん。

マイクを離し、生声

マキさんの声量の凄さを感じました。

Sax演奏。

そして、床に座り込むマキさん。

「 ????? 」

"本当に今日はよく来てくれました。"


「 あの人は行った 」


"こんなに長いこと歌って来て
また新しい出会いがあります。"

"テノール・サックス 森田修史さん。"

"渋谷 毅さん。"

二人の音に包まれながらステージを後にするマキさん。

.....

アンコールの拍手

ステージにCDプレーヤー

"私は、その日出し切って ... "

"いくら拍手があってアンコールを要求されても
アンコールを演らないという傲慢な女だったのですが.... "

"こんなに知名度が低くなっても沢山の方が来てくれる"

"稀有な方達です。"

リモコンを手にしながら
"私はメカニックな事に弱くて"

"私の部屋にはコーヒーメーカー位しか置いていないんです。"

CDプレーヤーから、「 こんな風に過ぎて行くのなら 」が流れます。


「 こんな風に過ぎて行くのなら 」


CDの歌に合わせて歌うマキさん。

そして、ア・カペラで


「 それはスポットライトではない 」


"今夜はおしまい"


今回はサポートは渋谷 毅さんと森田修史さんのだけでした。

浅川マキさんの声量の凄さを実感しました。

「 霧に潜む 」、「 心隠して 」、「 町の汽船 」
のときはマキさんの気高さと孤高さを感じました。





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