新宿ピットイン 浅川マキ 2003年3月9日 『 浅川マキを聴く 』

(曲目は、主だった曲といいますか、私のほうでタイトルが判った 曲のみです。全部ではありません。)
入場が始まったのは14:45頃
入り口付近に、忌野 清志郎さんから贈呈された花束が飾られていました。

今回は前の方の席に座ることができました。

ステージは、左側にピアノ
ピアノの前にイス、灰皿。

開演前の客席は、BGMは無く
コーヒーカップの音や話し声

15:15頃、照明が暗くなりコートと黒い服装でマキさん登場。

ア・カペラで


『 今夜はオーライ 』


歌の途中で、煙草の箱を床に降ろすマキさん。


『 夜のカーニバル 』



『 まだ若くて 』


『 ?????? 』

語るように

『 めくら花 』



『 少年 』


『 ?????? 』


『 ワルツに抱かれて 』


"今日は本当によく来てくれたわね。"

"よい気分、朧ろげな気分"

"今日は、うーんと自由に振る舞って"

"私が、こう言うと何で皆なシーンとしてしまうの?"

"時代は過ぎてゆく ...."

"そんな中で私は誰とも喋らずに暮らしていた。"

"1960年代、初めてジャズ喫茶で聴いた曲は"

"ヴォーカルなしで 体温が聴こえてくる感じの曲で ... "

煙草をふかしながら..

"あと、聴こえてきたのは"


『 悲しき口笛 』



『 拳銃ブキウギ 』


"この2曲なんだ... 昔のうた"
"ふっと歌う歌、今日これを聴いた人は不幸かもしれないけれど .. "

"渋谷 毅さん!" (ピアノ)


『 無題 』

アルバム 『 闇の中に置き去りにして 』に収録されている曲。
( 原作 : 清水俊彦  詩集 『 直立猿人 』 )

安らぎを与えるような渋谷さんのピアノ。


『 マイ・マン 』



『 炎の向こうに 』



『 暗い目をした女優 』


語るような渋谷さんのピアノ。

マキさんの動きには全然無駄が無い感じです。

『 ?????? 』


『 あなたに 』


"渋谷 毅さん"

"突然の出会い、ちょっと遠い世代ですが ... "

"紹介するわね。私、名前も解らなくて
ここ(手)に書いておいたんだけれども消えてしまった。"

"テノール・サックス 森田 修史さん。"

サックスが加わり、『 あなたに 』が続きます。"


ピアノが始まり、
マキさんは座って煙草をふかす...
サックスの音...

"1部の最後です。"


『 あの男がピアノを弾いた 』



『 貧乏な暮らし 』


マキさんの声量が拡大していく感じです。

"しばらく休憩"


== 2部 ==

照明が暗くなり、マキさん登場。

"昨年、アウトロイックな劇画集に
ちょっと下手なエッセイ書かせてもらったのね。"

"ある方が野坂昭如さんの本を送ってきて ... "
"あの方は、カッコ良いんです。"

"... 黒い譜面 .... 僕が行ったらいつでも歌えるようにしていて下さい。"

"大晦日公演のとき、野坂さんは何がしらの運動をしていたらしく
ノーリターン ... 格好良いんです。"

( 野坂さんについての話 )

手を振るマキさん

BGM...

"(野坂さんが)貴女は消えてゆくということを物理的に考えて
いるよね。でも、僕の中では一度聴いた歌は憶えている .... "

ア・カペラで


『 向こう側の憂鬱 』


『 ????? 』


『 憂鬱なひとり歩き 』



『 夢なら 』


"とってもなんだか良い気分"

"お呼びしましょう。渋谷 毅さん!"

ピアノのリズムと共に

(歌いながら ) "なに歌おうか"


『 ジン・ハウス・ブルース 』


ブルースな感じの渋谷さんのピアノ演奏。

『 ????? 』


『 セント・ジェームズ病院 』



『 ちょっと長い関係のブルース 』


テノール・サックスの森田さん登場。

"今日は、本当に良く来てくれました。"

"最後の曲になってしまいました。"

"いつも、これが最後の曲なのですが、これで終わりたいんじゃないのよ。"

"そうじゃないんだ。今日は ... 折角だから"

"森田さんから ... まあ、適当に(笑)"

即興です。

森田さんの演奏。

"渋谷さん、お願い"

少し考えた後で、渋谷さんがピアノを弾きます。

後方でマキさんが歌います。

『 ????? 』...
( 『 今夜は自由に眠らせてくれ 』 のような感じの曲でした。)

そして、最後の曲


『 あの人は行った 』


"即興のセッションが出来ました。"

"テノール・サックス 森田 修史さん。"

"渋谷 毅さん"

ステージを後にして、楽屋のドア付近で
渋谷さんと森田さんの演奏を聴くマキさん。


< 本物の音楽 >、< 本物のステージ >は、古くはならない。
マキさんのライヴを観ていると、そんな感じがしてしまいます。

無駄が無い自然なステージ...

ゴージャスなライヴのあと、余韻に浸りながら
歩いて帰りました。



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