ジョアン・ミロ編


うわ〜。この絵、宇宙人を描いたのかな?

 

うわ〜。この絵、宇宙人を描いたのかな?

うん。変な顔の宇宙人がいっぱいだ。円盤があればもっとカッコイイのにな。

どうしたの?ジャン・ベア君。変な顔をして。

・・・・・・。

うめ達の感性にジャン・ベアはついてゆけなかった。

ジャン・ベアの試練の道は続く。

 

※ ジョアン・ミロ ファンのみなさま、モノを投げないでくださいね!!


 

Joan Miro (ジョアン・ミロ):うんちく!

Joan Miro(ジョアン・ミロ)1893-1983

スペインの画家。バルセロナ生れ。

一時国際的前衛運動に参加しパリに住むが、
それ以外は殆んどバルセローナとマジョルカ島にあり、純粋なスペイン的生活に根ざした素朴な大巨匠である。

幼児的天真爛漫な他愛ない星、女、鳥などのかたちを駆使して人間が失ってはならぬ魂を呼びおこし無限の憩をもたらしながら、
現代の世界美術の中心的存在である不思議な画聖である。

特にミロ芸術の魅力は版画においてその極度を示し、
「生きているための芸術」というか語りかける芸術として、ピカソと共に
20世紀最高の版画家でもある。

 

1919年にパリに出てピカソとである。21年、個展を開催。

シュールレアリズムの影響を受け、20年代後半から童画的詩情と超現実主義的幻想に装飾性を加味した独特の作風を確立した。

37年にパリ万博のスペイン館のために描いた「刈り入れ」は
スペイン内乱に対するカタロニア農民の怒りを表示し、ピカソの「ゲルニカ」と対比される。

48年に渡米しシンシナティ市のプラザホテルやハーバード大学の壁画を描いた。

パリに帰り、56年以降はマジョルカ島のパルマで製作を続けた。

絵画の他にバレーの舞台装置、版画、彫刻、陶器にも優れた作品を残している。

 

代表作は、「農園」(1922)、グアッシュの連作「星座」(19401942)、「街の中の女」(1973)などがある。

日本には2度来日しており、瀧口修造と共作の詩画集も知られている。

故郷のバルセロナにミロ美術館がある。

 この絵は、バルセローナの画商であるギャスパー女史に捧げた6枚セットの一つであり、
ミロには珍しく精神性の高い情感ある構成で、
そのしっとりとした色調は女神に思えるミロの彼女への想いが伺える美しい作品である。

サラ・ギャスパー・(女神)1980  カラーエッチング紙 72.0×55.0

サラ・ギャスパー・(女神)1980  カラーエッチング紙 72.0×55.0

 

ジョアン・ミロ ギャラリー


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