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骨密度について


骨密度を測ってみませんか。

藤咲整形外科医院の骨密度測定装置

   

 骨密度について

 新聞、テレビでよく取り上げられる、骨粗しょう症。「しょう」の字は「鬆」。骨が「すかすか」になっている状態を言います。このとき、骨の密度は落ちています。この、強度の少ない骨の状態で、転んでしまったら、骨折する恐れがあることは、容易に想像できます。

 転んだときにどこをつくでしょうか。手、膝、肘、尻などでしょう。転倒で骨折が起こりやすいのはこれらの部分です。どこも体にあって大切なところです。

 骨密度は、おおむね、けがをしやすい部位か、その近くで測ります。すなわち、手関節寄りの腕、腰の背骨(腰椎、ようつい)、股関節寄りの大腿骨がそうです。これらはレントゲン線を利用して測ります。超音波を使って足のかかとで測る方法がありますが、精度は、レントゲン線を使う検査が優れます。

 当院の骨密度測定器は、全身タイプです。おもに、腰椎、股関節近くをとります。検査時間は約10分です。

腰椎は自然経過で変形してゆく骨です。定期検査をするには、腰椎が、基本的に良いと考えます。65歳からは、股関節での測定を推奨する、という考え方もあります。骨折をきたして、影響の大きいのは股関節近くである、という考え方からきています。

 かつてのように、ビタミンDの欠乏で起こる骨粗しょう症は、ほとんどなくなったと言っていいでしょう。しかし、人工透析を受けておいでの方、消化器の病気で十分に栄養摂取ができない方、諸般の事情で骨は弱くなります。そして、女性には、とくに、更年期以降の、骨粗しょう症が、必ず訪れます。このときは、「病気」ではなく、「年期」の結果である、と考えて、気軽に骨粗しょう症対策をしましょう。

 ご心配のときは、気軽に骨密度を測定してみましょう。結果が気になるときは、ご相談ください。

 

 

                      院長 藤咲 裕