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車椅子


必要なときに、あれば便利です。

 車椅子は、基本構造は、座面に可動式のタイアが付き、自力で、または他動で動かすものです。スポーツ用、電動式、用途に応じていろいろな種類があります。

   

 車椅子。昨今は、病院のみならず、駅や観光施設など、公共の設備、施設にも備え付けられているのを見かけます。
 車椅子は、写真のような、一般的に見られるものから、用途に応じて、多様な形態のものができました。テレビなどで、パラリンピックなどの名称で知られた、いわゆる、障害を持った方々の、スポーツ競技用のものをご覧になった方も多いことでしょう。車椅子でのマラソン、バスケットボール、サッカー、ダンス、などなど、スポーツや競技に寄せる情熱は、障害の有無を超え、万人に共通なものとわかります。又、指先一本で操作可能な、ほとんどからだが動かせない方用の、電動の車椅子もあります。
 ところで、車椅子は、「特別なもの」でしょうか。使っている方を見て、大仰に驚いて見せる必要のものではありません。自ら使うことになったとして、必要以上に嘆くこともありません。車椅子を、たとえば、歯のない方に入れ歯があるように、血圧の高い方が薬を飲むように、より安心に、より快適に生活していくための、役に立つ道具と考えれば、自然です。
 車椅子は、私たちすべてが、使うことがあるかもしれない道具です。使っている方を見ては、節度のある思いやりで接し、使う当事者になったときは、道具の主にふさわしい使い方をしましょう。
 2007.9藤咲整形外科医院 院長 藤咲 裕