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人工膝関節


手術も治療の選択肢のひとつです

 人工膝関節 形には様々なバリエーションがあります。
 上は大腿骨側の部分、下は脛骨の部分。
 間の白い部分が、人で言うと、軟骨面にあたります。
 見やすいように、各部分は間を空けてあります。

   

 変形性膝関節症。原因はいろいろです。年齢を経たことによるものが最も多いでしょう。そこに、体重、角度、骨密度、使い方、けがの有無などが加わって、症状の程度は様々です。病気としての原因は、関節リウマチが代表的で、まれなところでは腫瘍もありえます。
 治療は、内服薬、外用剤、注射、運動、などなどですが、とにかく動けないほど痛い、関節も動きが悪い、日常生活に困難といった状況では、手術を検討する必要もあるでしょう。
 人工膝関節は、人工関節の中では、完成度の高いものと、思います。立って歩くときのことをもっとも重視していますので、正座をお望みの方には、この点、ご注意が必要になるでしょう。上の写真は概容を見るためのものです。形状には、製作メーカーの違いで、様々なバリエーションがあります。
 欠損部を補い、病変部を修復するための人工物。入れ歯を思い浮かべた方があるかもしれません。しかし、麻酔のこと、手術という体へのストレス、状況によっては輸血の必要のあること、などを考えれば、おのずと、相応の心構えが必要なものとわかります。
 紹介しましたが、人工関節手術は、当院では行っておりません。必要なときは、しかるべき病院をご紹介いたします。術後、慢性期の状況にはできる限りお応えいたします。