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松葉杖


大きなけがには気をつけましょう

 松葉杖
 片手で使う場合、両手で使う場合とあります。
 できたらお世話にならずに済ませたいものです。

   

 松葉杖。どなたも一度は目にしたことがあることでしょう。学生時代に運動部の友達が、ママさんバレーの同僚が、お出かけ先で旅仲間が、使っているのを目の当たりにした方もあるでしょう。実際にご自分で使った方もあるかもしれません。
 使い方に、特徴があります。
 片手で突くとき。痛めた足と反対側の手で持ちます。痛めた足を前に出す時に、一緒杖を前に出す。痛めた足にかかる力は軽減される、というわけです。映画などで見ると、片手で使う松葉杖は、おおむね、痛めたほうの足と同側についています。このように使うと、杖全体にすがって、大きく体をかしげ、あえぐように歩くようになります。整形外科的にはお勧めしない突きかたです。でも、映像効果をより強調したいときだったらいかがでしょうか。映画には、あえて、一般的でない方法で、効果を出すという手法が取られる、その証拠といえるでしょう。アクションものなど、映画鑑賞時にご注目ください。
 両手で持つとき。基本は同じです。痛めた足を動かすとき、同時に杖も動かします。杖は、片手、両手、いずれに突いているときもわきの下には、こぶしを縦にひとつ分、ゆとりを作ります。わきの下にある神経を圧迫しないためです。
 便利なものですが、できれば使わずにすごしたいものです。