手術。整形外科の治療には、ある意味で、欠かせない行為といえます。骨折の手術、変形した関節の手術、等等、多彩な手術があります。体の末梢部分の疾患である、陥入爪、まき爪においても、手術を必要とすることがあります。
当院のお勧めする手術は、爪形成術です。陥入部分の爪を、爪母と呼ばれる、爪の生える部位から切除し、陥入部分の爪がはえてこないように形を整えます。
他では、爪にゴムなどを挟んで矯正する方法、金属などを貼り付けて矯正する方法、など、矯正を目的とした処置があります。これらは処置であり、手術ではありません。また、一時的に症状を軽くするために、「爪を短く切り込む」方法がとられることがあります。
いずれの方法にも利点はあります。整形外科的には、比較的早く、根治的に、治ることを望まれることが多いため、爪形成術を採用しています。根治的と表現しましたが、まれに、切除したはずの爪の陥入部分が再生して、驚かされることがあります。
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