タイトル・Web風土記ふじいでら
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 《 サイト運営者より 》
 当サイト『Web風土記ふじいでら』は、ずばり大阪府藤井寺市についてのご案内サイトです。私が自分の意識と好みに依って構成し
個人的に作成した
Webサイトですが、このサイトを立ち上げるに至った経過などについて、少しばかり紹介させていただきます。
 
まず初めにお断りしておきます。当サイトは現在構築作業の進行中で、今後にアップロードを予定している内容が多々あります。構想し
ている内容が揃うのを待っていては、公開が何時のことになるかわかりませんので、取りあえずスタートすることにしました。不揃いな構
成となっていますが、今後に期待していただくとして、今のところはご容赦いただきたいと思います。
もとになったWebサイト
 このサイトのベースとなったWebサイトがあります。私がかつて最後に勤務して
いた藤井寺南小学校のサイトです。このサイトは、在職中の私がサイトの作成・運営
を担当してきたものです。また、退職後に道明寺東小学校のサイトも開設に協力して
きました。これらのサイトで取り上げた“藤井寺市の案内”に関する内容が、『We
b風土記ふじいでら』開設の動機となったものです。これらのサイトの掲載内容とよ
く似た写真や文が当サイトの中にあるのは、そのような経過があってのことです。
 藤南小サイトの中で、「藤井寺市のご案内」は、学校サイトの中でかなりの割合を
占める構成となっていますが、そこには次のような意図がありました。

多くの閲覧を誘うために
 当時すでに、全国に多数の小学校サイトができていましたが、そもそも各学校の教
育活動の内容自体にはそんなに違いがあるわけではないので、わざわざ自校のサイト
を選んで見てくれる人の数なんか知れています。では、どうすれば自校サイトの閲覧
者を増やすことができるのか。
 私は、語句検索からたどり着いて自校サイトに着目してもらうことをねらいとしま
した。では、どんな内容のページを作れば検索で拾ってもらえるのか、それがポイン
 
藤井寺市空中写真・藤井寺市地 
トとなります。私が迷うことなく選んだのが、「藤井寺市のこと」でした。つまり“藤井寺市のご案内”をするページです。しかし、「藤
井寺市のこと」を調べたい人そのものは、これも数が知れています。私がねらいとしたのは、藤井寺市にある文化財や地域の歴史にまつわ
る事柄を、できるだけ多く独立したページに構成することでした。これならたくさんの材料があります。葛井寺・国宝千手観音・道明寺・
国宝十一面観音・道明寺天満宮・古市古墳群・○○天皇陵・国府遺跡・○○遺跡・大和川・東高野街道・長尾街道・藤井寺球場・近鉄道明
寺線・近鉄南大阪線…etc。文化財や歴史のついでに学校のことを見てもらう、そうやって閲覧者数を増やすことができるのではないか
というわけです。この「藤井寺市のご案内」の内容を構成した経験が、後に“藤井寺市についてのご案内サイト”を個人で立ち上げること
につながっていきます。。
広く役立つ「ご案内」を
 次に、「藤井寺市ご案内サイト」を個人サイトとして独自に制作しようと思うようになった理由や経過は次のようなものです。
 まず第一には、藤井寺市の様々な事柄について幅広く案内しているサイトがほとんどなかった、ということがあります。私自身が他の地
域の市町村について調べたい時、たいていは、まずは自治体の公式サイトを見ることから始めます。自治体による違いはあるものの行政機
関という性質上、当然のことながらたいていは行政内容や行政サービスについてのページが中心となっています。
 市町村内の様子や地域の地理・歴史などについてのページでは、多くのサイトに共通しているのが、有名なこと
(場所)、自慢したいこと
(場所)を中心にしがちだということで、中にはそれしか取り上げていないケースもあります。その市町村のことを幅広く調べたい者にとっ
ては、不満の残ることが多いのが実態でした。行政に関する事柄でも、意外と調べにくいことがよくあります。例えば、その市の市立小中
学校の一覧を見たいと思っても、どこにも載っていない場合があります。これなんか、教育委員会のページでは、すぐに見ることができる
よう配置すべきものだと思います。サイトを見るのは市民だけではない、という視点が欠けているのです。
 自治体の公式サイトに次いでよく利用するのが、地域の観光協会のサイトです。しかし、サイトを運営する団体の性格上、当然地域の観
光産業の振興、観光客の誘致が中心となり、地域の案内もそのために役立つという視点で構成されます。したがって、観光から離れた分野
のことまで扱っているケースはごくまれですが、これは仕方のないことでしょう。その他の団体や機関のサイトでも、どうしてもついでに
少し取り上げる、という扱い方が多くなります。
 藤井寺市の公式サイトの場合はどうでしよう。「古市古墳群」については、以前からた
いへん詳しい内容が載っており、古代史特に古墳時代についてはかなりの学習がてきる内
容になってます。そこに加え、数年前からは世界遺産登録を目指してより充実されてきま
した。一方、全く違う視点から見てみると、少々片寄っているのではないかとも感じられ
ます。古代史のある部分については、マニアックとさえ思えるほど詳しく説明されている
一方で、他の時代の歴史についてはほとんど市のサイトでは扱われていません
。さらには、
歴史以外の分野でいろいろと藤井寺市のことを知りたいと思っても、その対象となるよう
なページはほとんどありません。しかし、これは、私はやむを得ないことだと思っていま
す。限られた人員・予算で作成・運営される自治体のサイトでは、どうしても限界があり
ます。藤井寺市の場合、文化財保護課が過去に様々な出版物を制作されてきた内容があっ
たればこそ、あのような詳しい古代史のページができていると思います。他の自治体のサ
イトと比較してみれば、古代史文化の内容の違いは歴然としています。
 私が2つの小学校のWebサイトで藤井寺市や校区の案内を取り上げることにした時、
市のサイトでは扱いきれない部分について、多少なりとも補完できるような内容になった
藤井寺市Webサイト・トップページ・バナーボタン
アイコン・指さしマーク 藤井寺市公式サイト
藤井寺Webページ「観光サイト」バナーボタン
アイコン・指さしマーク 藤井寺市「観光サイト」
らいいと思い、構成を考えていきました。量的にはまだまだ十分ではありませんが、ある程度の役割は果たせているのではないかと思って
います。
 
自分で自由に構成を
 「藤井寺市のご案内」に少しでも役立てば、そう思って2つの小学校のWebサイトで案内ページを構成してきましたが、これにもやは
り限界があります。この限界を超えてご案内サイトを作ってみたいと思ったのが、第二の理由です。
 学校のサイトの中では、2つの意味で限界がありました。まず、サイトが使用できるサーバーの容量が大変少ないという問題がありまし
た。これは、市とプロバイダーとの契約内容によるものなので、学校ではどうこうできません。藤井寺市の場合、安全策を採って学校We
bサイトは市のサイトとは別の民間プロバイダーのレンタルサーバーに置かれています。容量限度の問題から、取り上げるテーマを一定の
範囲に絞らざるを得ない、画像の数も制限される、などの限界が生じました。紹介したい写真や資料画像は沢山ありましたが、この限界の
ためにずいぶんと割愛してきました。
 もうひとつには、公立学校という機関の性格上、扱うことが難しい内容があったり、文章記述に注意を必要としたり、などの問題があり
ました。しかし、これは当然必要なことなので、注意深く守っていくしかありません。
 これらの限界を超えて、より範囲の広い自由な構成でサイトを設けようと思えば、全く別個に自分でサイトを開設するしかない‥‥いろ
いろと考えた結果、私の目指すような「藤井寺市についてのご案内サイト」を実現するには、そうするしかないと考えたのです。

より藤井寺市を知ってもらうために
 自分で自由に構成するサイト、と言っても、好き勝手に何でもやればよいというものではありません。私が作ろうとするサイトには、は
っきりとした目的があります。「藤井寺市の様々な事柄を紹介し、藤井寺市についてよく知ってもらう」ということです。この大きな柱を
守った上で、自由に構成をしてみたいと思いました。藤井寺市を知らない人には、ある程度までは市のことを知ってもらえるように、知っ
ている人にはより深く知ってもらえるようにしたい。そんなコンセプトで制作していこうと考えました。
 現在藤井寺市民の方にも意外と知られていないことがいろいろとあります。「へえ、そうだったのか。」などと思って見てもらえるペー
ジがサイト内のあちこちにできれば、市民の方々にも藤井寺市についての認識を一層深めていただけるのではないでしょうか。
 私は在職中、市の教育研究会の社会科部門で活動してきました。また、市の教育委員会が発行する社会科学習資料集の編集にも長年に渡
って携わってきました。その間、様々な方面から多種多様な資料を収集し、市内各地を廻って多様な対象を撮影し続けてきました。それら
を生かせる用途があればいいと思っていましたが、この『Web風土記ふじいでら』がまさに最適の用途となりました。
 写真で紹介できることは、できるだけ効果的に写真を載せていきたいと思います。また、できるだけ広く書物・資料などに当たって、紹
介・説明に役立つ文章を作成していきたいと思います。時には、力不足のため不十分な内容になったり、調査不十分で誤った記述をしたり
することがあるかも知れれませんが、今後も新しい知見を得る毎に修正・更新をしていきたいと思います。温かい目で見守っていただける
よう願っております。
 

 《 重要な提示資料−写真と地図 》
意外と苦労する写真撮影
 このWebサイトに使うために、現在も多くの写真を撮影して廻っています。デジタル写真が普通になってきて、フィルム写真時代より
もいろいろな点で随分と楽になりました。何よりも、コストが全然違うというのが最大の利点です。特に個人活動で撮影取材する者にとっ
てはたいへん有り難いことです。撮影位置や撮影データを変えて大量に撮影することができます。後でディスプレイを見ながら必要な画像
だけを簡単に選択し、不要な画像はすぐに消去すれば済みます。フィルム時代では、フィルム代やプリント代のコストは大きく、やたらと
枚数を撮ることはできませんでした。また、プリントが仕上がるまでには急いでも1日、2日はどうしてもかかりました。
 コストと並ぶ大きな利点は、画像ソフトによる補正が簡単にできるということです。フィルム時代には、写真店で色合いや明るさなどの
希望を言ってプリントし直してもらうことも度々ありました。その度にコストがかかります。どこかで妥協せざるを得ませんでした。今は
自分が気にいるまで何度でも補正をやり直すことが可能です。パノラマ合成も、ソフトの威力で実に簡単にしかもきれいにできてしまいま
す。昔は手作業で貼り合わせていましたが、どうしてもつなぎ目が出てしまいました。資料集の編集をやっていた時にデジタル写真が使え
ていたら、どんなに編集作業が楽になっていたことかと、今しみじみと思います。
 何かと便利なデジタル写真ですが、苦労する点もあり
ます。天候と時間帯です。これはフィルム写真も同じこ
とです。天候については、必ずしも晴れていればよいと
いうものでもありません。晴天の青空を背景とすること
で美しい写真となる対象は多いのですが、逆に曇ってい
る方がよい場合もあるのです。資料写真としては、見て
ほしい対象物の様子がよくわかることが大切です。晴天
だと一部に濃い影ができてしまい、様子のわかりにくい
写真になることが多いのです。曇り空のもとではカラー
の鮮やかさが欠けますが、それをデジタル補正する方が
簡単なのです。太陽高度が低くなり光線も弱くなる冬場
には、この問題の影響は小さくありません。
 時間帯もよく似た問題です。要は太陽光線の向きの問
題です。撮す場所や対象物の向きによっては、午前中、
正午前後、午後の時間帯の選択が必要です。資料写真で
は動かすことのできない対象物がほとんどです。自分が
動いて撮影ポイントを決めますが、写したい向きが決ま
っている場合は時間帯を合わせることが必要なのです。
例示写真・パノラマ合成用写真1 例示写真・パノラマ合成用写真2
合成前の写真(左側) 合成前の写真(右側)
  例示写真・パノラマ合成写真(玉手橋)
       合成パノラマ写真の例(上の2枚を合成) 写真は石川の玉手橋
 意外と苦労する問題が、他の人の行動が与える影響です。撮影したい建物や決めていた撮影ポイントの真ん前に車が止めてあったりする
と、別の時に出直して来るしかありません。これは意外と多くあることです。車ではなく、人が居てなかなか撮影ができないこともよくあ
ります。じっと待つしかありません。資料写真では、そこに人が写っていると変に見えてしまう、という例は多いのです。普段よく見る様
子でも、瞬間を切り取った写真で見ると大きな違和感を生じる場合があります。まして、個人が特定できるような写り方はNGです。写真
に写り込む人が後ろ向きになる瞬間を待つ、ということもよくあります。1点や2点のアングルを撮るために、相当な時間を費やすことも
珍しくありません。資料写真では、写したいものと写ってはいけないものとがあり、その峻別が重要です。
ひたすら根気よく−地図作り
 藤井寺市のことを多くの皆さんに知ってもらう上で、写真と並んで重要な役割を担っているのが「地図」です。紹介したい要素が市内の
どこに在るのか、どのように分布しているのかなど、文章だけの説明では無理があります。特に藤井寺市の地理に関わる内容では、地図な
くしての紹介や説明は成立しません。当サイトでは、できるだけ地図を使用して提示するように心掛けて制作しました。
 サイト内では各種の地図を使用していますが、出典を記載しているもの以外はすべて私がオリジナルに製作した地図です。それも、地図
製作用ソフトではなく、画像編集用のソフトで作ったものです。どうやって作図するかについては、何年も試行錯誤しながら自分で独自の
製作方法を身に付けてきました。その中では、裏ワザに近いようなソフトツールの使い方も見つけてきました。ひとつうまくいくと欲が出
てきて、さらに新たな作り方を見つけようとします。そうして段々と自分でも気にいった地図ができるようになってきました。ただ、この
地図作りという作業は、とにかく時間がかかります。効率良く作図する方法を身に付けることも大事ですが、基本的にはひたすら根気よく
時間をかけるしかありません
。「こんな地図を作っておけば、こういう説明に使える。」という構想を実現させたい一心で製作してきました。
 私は現職時代、社会科学習資料集の編集を担当している時、印刷製版用の原図となる地図を自ら製図してきました。パソコンなど学校に
全く影もない時代で、専用のマットフィルムに製図ペンで手描きで作図しました。これもたいへん手間のかかる作業でした。特に修正を加
える時がたいへんでした。また、カラー印刷の場合は各部分の色を細かく指定するのですが、自分が作図している段階で色の付いた地図を
見られないことがもどかしく感じられました。あの頃に今のようなパソコンによる作図ができていたら、もっと良い地図がもっと楽にでき
ていたのに、と強く惜しまれます。
 画像ソフトを使った私の地図製作では、レイヤー編集という方法を採っています。画像の補正や編集では普通に使われるものです。レイ
ヤーというのは完全無色透明なシートみたいなもので、地図の各要素や文字などをそれぞれ別のレイヤーに描いて重ねる方法です。そうす
ることで、修正や追加・削除が簡単にできます。色についても、各色をレイヤーで分けておくことで、各部分の色の変更や微妙な修正が難
なく行えます。当サイトには様々な種類の藤井寺市地図を掲載していますが、ベースとなっている地図は共通しています。基図となる白地
図のようなレイヤーの上に、目的によって必要な材料や文字・色のレイヤーを重ねていけば、いろいろな種類別に地図を完成させることが
できるのです。
 下の図は見本の地図です。左がサイト内で実際に使用している地図サイズの部分です。細かい部分がどうしても不鮮明になってしまいま
すが、私が製作した原図は実はかなり大きいサイズなのです。右は、原図の一部を等倍サイズで切り出したものです。Web用の地図は相
当縮小されていることがわかると思います。原図は、必要があれば印刷して使用できるように考えて大きなサイズで作っています。A3判
で印刷してもかなり鮮明な地図になるレベルです。サイト内の他の地図も、同じように原図は大きいサイズで作成されています。
例示地図1・Web用サイズ 例示地図2・原図サイズ
《 地図の例 》 左)当サイト内で使用したサイズ(部分)  右)作成した原画のサイズ(部分)  (地図は「藤井寺市の桜名所」のもの) 

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