電源爆発!!
 2008年08月01日、自宅サーバーで使用しているパソコンが突然パーンという音と共に停止してしまいました。しかも部屋中に臭い匂いが充満しています。

 早速点検です。

 自宅サーバーを運用しているパソコンの内部です。























 あれ? なんか金属片みたいなものが落ちているぞ!

















 どこから匂うか調べたら・・・



 電源ユニットからでした。 これをばらして原因調査です。

















 この電源ユニットのラベルです。”EAGLE”というメーカー?のDR-B400ATXという型番。 パソコン工房で、\2,980(確か?)でした。2006年06月06日交換。
















 まずこの封印を解きます。と言っても壊れているので適当に取っても良さそう・・・















 ファンが付いている面の蓋の固定ネジを外します。左図の黄丸のネジを外します。
青丸のネジはファンの固定ネジです。間違えない様に・・・
















 蓋は少し硬いですが、開きました。


















 さて内部の調査です・・・



 やっぱり、コンデンサーが液漏れしていました。パソコンで使われている電解コンデンサーは、台湾や中国製の粗悪なものが多く、1〜2年使用すると、写真のように上の部分やリード線の部分から、よく液漏れしています。















 ヒューズも切れていました。これが切れなかったら、運悪く火事になっていたかも知れません。良かった・・・

















 さて原因はどこだ?・・・・


















 発見・・・



 ありました。黄丸の中の小さい電解コンデンサの隣に金属片の残りと基盤の焦げた跡があります。たぶん円内の残った電解コンデンサと同じ大きさの電解コンデンサと思われます。この金属片は、最初に発見したパソコン内部にあった金属片と色、形が良く似ています。この金属片がコンデンサーの電極板の様だ。










 この後、処分しました。



 編集後記

 今までも電源の故障はあったが、大抵は電源を一度切ってからもう一度入れると電源が入らないとか、突然リセットがかかると言う症状だったが、今回のような症状は一歩間違えば火事の危険もあるわけで決して軽視出来ないものでした。
 この電源は、非常に安い価格で売られていたものでしたし、使用を開始してからすでに2年以上も連続運転していたので諦めるしかありません。なんて言ってもやはり海外製の粗悪な電解コンデンサーを使用しているのは問題ありです。
 今現在市販されている電源ユニットの中には、”日本製コンデンサー使用”とか”105℃コンデンサ使用”と謳っているものもありますが、値段は少々高めです。後で苦労する事を考えたら、少しぐらい値段の高い電源ユニットを選んだほうが良いかもしれません。
 やはり安いものには訳がある、安かろう悪かろうでした。


                                                                      2008(平成20年)08月15日