トリオ TR-9500Gのブレークイン

 先日Yahooオークションで落札したトリオの430MHzオールモード無線機TR-9500GのCW時のブレークインが利きません。調べてみました。

 ▼なぜかな?

TR-9000G取説のCWモード説明部分 なぜ、疑問に思ったのかと言いますと、同系のTR-9000G(144MHzオールモード)やTR-9300(50MHzオールモード)はセミブレークイン回路内蔵でキーを打つと送信状態になるのに、TR-9500G(430MHzオールモード)だけがキーを打っても送信状態にならないのです。こんなことあるのかな?同系なら基本的な動作は同じじゃないのかなと思いますが・・・。でも良く見るとボタンやつまみの割付や機能が違うので、こういう機能も若干違いがあるのかな?

 左はTR-9000Gの取説のCWモードの説明部分です。しっかり”ブレークイン回路が内蔵されております”と書いてあります。

 
 ▼先ずは取説・・・


 取扱説明書を読めば一発で判るかなと思ったが、落札した時は取扱説明書は付属していませんでしたので、如何にかして手に入れなければ成りません。最初はオークションで探したのですが、中々出品されないので、インターネットで検索したら海外仕様のTR-9500(Gが付いていない)の取扱説明書(英語版)を見つけたのでダウンロードしました。













すべて英語です。
 英語が苦手な私では、何が書いてあるかサッパリわかりません。つまみの名称ぐらいなら想像つきますが・・・。














 ▼取説を読んで(解読して)見ました・・・

モードスイッチ TR-9500(英語版)取説の11頁にモードスイッチの説明らしき部分がありました。
 ”KEY jack and STBY jack”て書いてありますがKEY端子とSTBY端子の両方が関係するのかな?
 英語のままでは分からないので、翻訳して見る事にしました。今の時代はインターネットやパソコンが有るので簡単に出来そうです。














excite翻訳
 私は翻訳には”excite翻訳”と言うサイトを利用していますが、ここではテキスト文を入力して翻訳しなければいけません。
 TR-9500の取説は紙の取説をスキャンしてPDFファイルにしてある為、画像としてしか取出すことが出来ません。画像から必要な部分をテキストファイルとして取出さなければいけません。













i2OCR
 インターネットでオンラインでしかも無料で画像からテキストを抽出するサイト”i2OCR”を見つけました。
 PDFファイルから翻訳したい部分の画像を取り出し、そのファイルを”i2OCR”で読み込み、テキストを取出します。









 CWモードのブレークインに関係していると思われる、取説11頁の”3.1 MODE SWITCH”と、取説14頁の”3.13 CW OPERATION”を翻訳してみました。
 取説11頁の”3.1 MODE SWITCH”

 


 取説14頁の”3.13 CW OPERATION”

















 取説11頁の”3.1 MODE SWITCH”の翻訳の結果。
CW mode operates A1. KEY jack and STBY jack
are provided on the rear of the TR-9500. Connect
a key for CW operation. The filter for SSB mode is
also used for CW mode. The AGC time constant is
automatically "fast", s

CWモードはA1を操作します。
KEYジャックおよびSTBYジャックはTR-9500の後部上で提供されます。
CWオペレーション用のキーを接続してください。
SSBモード用のフィルタもCWモードに使用されます。
AGC時定数は自動的に「断食」(s)です。


 取説14頁の”3.13 CW OPERATION”の翻訳の結果。
Preparation
1 . Connect the supplied plug to the key.
2. Standby switch:
(1) The microphone PTT switch can be used.
(2) Connect the supplied standby plug to the STBY ter-
minal at the rear. Your standby switch should have a
contact rating of more than 100mA.
(3) By connecting the optional BO-9 system base, the
standby switch on the BO-9 can be used.
Use any of these 3 methods for CW operation.
1. CW receive mode is USB. The AGC time constant is
automatically switched to "fast" in CW mode, and to
“slow” in USB mode. ~
2. The built-in SIDE TONE circuit allows you to monitor
your station's CW signal.
3. When the key is closed, the SIDE TONE circuit provides
a tone of about 8O0Hz even in receive mode. Use this
tone as a reference for receiver tuning.

準備
1 。
キーに供給されたプラグを接続してください。
2. スタンバイ・スイッチ:
(1) マイクロホンPTTのスイッチは使用することができます。
(2) 後部のSTBYターミナルに供給されたスタンバイ・プラグを接続してください。
あなたのスタンバイ・スイッチには100mA以上の接点容量があるべきです。
(3) オプションのBO-9システム・ベースの接続によって、BO-9の上のスタンバイ・スイッチは使用することができます。
CWオペレーションのためのこれらの3つの方法のうちのどれでも使用してください。
1. CW受信モードはUSBです。
AGC時定数は、CWモードで「断食し」、かつUSBモードで「遅くなる」ために自動的に切り替えられます。
~
2.
内蔵のSIDE TONE回路は、あなたがステーションのCW信号をモニターすることを可能にします。
3. キーが閉まっている場合、SIDE TONE回路は調子を提供します、受信モードでさえ8O0Hzに関して。
参照としてこの調子をレシーバー・チューニングに使用してください。


 どうもブレークインの機能は無くて、CWモードで送信状態にするには、マイクロホンのPTTを押す、リアパネルのSTBY端子にプラグを接続してON/OFFする、オプションのBO-9システムのスタンバイスイッチを押すのいずれか1つの方法を取らなければいけないようです。一流メーカー製の無線機なのにとても残念です。最近のリグの操作に慣れているとブレークインが出来ないのは大変不便です。何とかブレークイン出来るように考えたいと思います。

 ▼ブレークイン装置の製作・・・

 ・・・以下作成中!

 完成です・・・