01/07/12 頑張れ高校球児!

 大学から早く帰宅し、テレビをつけてチャンネルを回していたら高校野球の埼玉県予選を中継していた。おりしも我が母校・豊岡高校と狭山ヶ丘高校の試合であった。ここ2、3年はいつも初戦敗退であったのだが、今年は強豪・狭山ヶ丘(野球部員のほとんどはスポーツ推薦)を相手に完封勝利!テレビの前で歓喜のあまり絶叫してしまった。そして試合終了後、スタンドから流れるブラスバンドの音楽に合わせ効果を熱唱する。

 高校時代私は剣道部員(弐段の腕前)であったが、高校野球というと少し苦い思い出がある。高校1年の時に、生徒会会報の編集委員長をやっていた。その年の特集に1936年の夏の大会における史上最多得点記録の記事を書いた。豊岡高校の前身の豊岡実業が松山中学(現・埼玉県立松山高校)を相手に72対0という記録を樹立した。私はこの記録を永遠不滅の記録として記事にした。コールドゲームの導入された現在において、この記録が破られることはありえないと判断したためであった。しかし、その翌年か翌々年だったか、青森県大会の東奥義塾高校対深浦高校戦で126対0という結果が現れた。永遠不滅と考えていた記録がいとも簡単に破られてしまったのである。今さらこの記事について弁解するつもりはない。

 今年も高校野球の季節が始まった。今年はどんなドラマがあるのだろうか?願わくば、今年こそ母校に甲子園の土を踏んでもらいたいものである。頑張れ豊岡高校球児!