2001/04/19 田中真紀子何するものぞ?
自由民主党総裁選がいよいよ大詰めである。小泉陣営で弁舌を振るっている田中真紀子氏に対してマスコミはとかく批判をしない。本来は真っ先に批判されるべき人のはずである。まず、今回の「お陀仏」発言はたとえ自民党の支持者でなくとも、人間として許される発言ではないはずである。もし同じことを森首相が言えばマスコミは批判を加えたはずである。マスコミは国民的な人気(?)のある政治家に対しては非常に甘いのではないだろうか?
私も以前は田中真紀子さんなら何かやってくれるのではないかと思っていた。しかし、彼女ほど口だけの人間というのも珍しい。というのも昨年11月の「加藤の乱」の時に、彼女は迷うこともなく森内閣不信任案に反対した。あれだけ言っていた人間が結局は何もできないのかという印象を受け、とうの加藤紘一氏以上にがっかりしてしまった。
彼女の発言は言葉一つ一つを取れば確かに面白い。しかし、政治はお笑いではない。ここの政策論議の中にジョークが散りばめられているのならまだしも、最初から最後まで観客を笑わせるということに終始している人間は政治家とは言わないはずである。少なくとも、私は田中真紀子氏が何らかの政策について述べている場面というものを一度も見ていない。彼女はとっとと政治家をやめて、吉本興業にでも入るべきだ。