2000年1〜2月 植物日誌
◆◆◆
2月28日 きょう夕方、強風の中、ニンニクに追肥を与えた。肥料は草木灰を主に有機質の配
合肥料を少し足した感じで。昨年の今ごろはもうニンニクは全体に黄色くなって、
死にそーってのが姿カタチに現われていたけど、今年は大丈夫そうだ。我が家はペ
ペロンチーノに代表されるニンニク料理が大好きなので、けっこうふだんからニン
ニクの消費量は多い。ぜひとも今年はうちのニンニクで味を楽しみたいものだ。た
だし、マサオくんは休日の前以外の日はニンニク料理は避けるので、休みの日の前
しか食べれないのが残念。
また、きょうはカブ&ホウレンソウ&ミニブロッコリー(ラストくらいかな?)を
収穫した。こうやって見ると、二人にしてはけっこうリッパな量だなー。今月はそ
のせいか?食費が少し安く済んだ、気がする。ミナミさんについた梅花第一号はま
だツボミのままで開かない。開いたら、写真をとってアップしようと思ってるのに
なー。でも、ちょっとはツボミがふくらんできた感じもする。明日から3月だっ。
◆◆◆
2月22日 きのう最終のキャベツを収穫して(夕食は言わずと知れたロールキャベツ!)畑は
いよいよ寂しくなった。もうそろそろブロッコリーもおしまいだろう。来月からは
今度は夏野菜に向けての準備が始まるのだ。
この前の日曜日に庭に出ていて、実梅のミナミさん(南高梅)にツボミがついてい
るのを発見!。花が咲くのは来年からだろうと思っていたのでちょっとびっくり。
でもツボミはたった1つだけで、あとはなーんか枝の先のほうがピンクっぽく見え
るのはあるんだけど、これがツボミに変化するかしないかは不明。たぶん変化しな
いほうに思って期待していない。ミナミさんは白梅なはずだけど、ツボミは赤いの
ね。今年から花がついてくれるのなら、あんなに強く剪定しなきゃよかったかなー
とも思ったりして。ちなみに高田さんのほうはツボミの気配すら無し…。モンスタ
ーはやはり目覚めるのは来年か!?
◆◆◆
2月18日 きのうコマツナ最終を収穫。昨年の今ごろはまだまだ残っていて、春にトウ立ちし
たのを”菜の花もどき”として食べていたけど、今年は菜の花もどきはおあずけ。
球があまり膨らまなかったホーム玉ねぎも少しずつ収穫して食べて、畑には残りわ
ずか。味は甘くて美味しいんだけどね。なにせ小さい。青い部分はスープをとると
き(カレーやシチューなど)に入れると美味。で、この場所の次作は四葉キュウリ
予定なので、まだ植えつけにはだいぶ日があってもったいないなーと思って、ふと
緑肥ライムギの袋を見たら2月下旬ころからタネまき可能の印がついているではな
いの!ってなわけで、きのうまだポツポツと残っていたホーム玉ねぎの間をぬって
ライムギのタネをまいた。まだ寒いし、発芽にはだいぶ時間がかかると思う。キュ
ウリの植えつけの頃になったら、まだ成長途中段階でも収穫するつもり。
昨秋にタネをまいて先月収穫?したライムギは庭に放っておいて乾かしている。だ
いぶ緑色が薄くなった。これで夏場に使えるワラがだいぶたまった。いっぱいあり
すぎて困るってもんでもないもんね。でもタネは…、まだいっぱいある…。
◆◆◆
2月16日 なかなか大きくならないとボヤいていた芽キャベツも、このところ少しずつ食べて
いる。ミニミニ芽キャベツ(でも以前よりは少しは大きくなった気がする)だけど
文句を言いながらもけっこう量は食べている気がする。お弁当などに入れているん
だけど、作る日の朝に庭に出てとっては湯がいているので新鮮なのは確かだ。小さ
いので一人ぶん12個くらいは入れないと埋まんないって感じだけど。上の葉っぱ
はすっかり鳥のエサ状態。
きのうの夜はビニールトンネルの中の、これまたミニサイズのホウレンソウを食べ
た。ホウレンソウはあと1回くらいでおしまい。カブはもうちょい大きくなってほ
しいってのがいっぱいあるけど、早めに食べないとトウ立ちするともったいないな
ーと思った。もうすぐ3月だもんね。
◆◆◆
2月10日 きのうから風が強い。定期的に2階の窓から畑をチェックして、ビニールトンネル
のビニールがはがれていたら飛んでいって直している。まわりのプロの畑のビニー
ルもあちらこちらビニールがふわふわと風にたなびいているくらいだからしょうが
ないけど。でもまだ寒くともさすが立春は過ぎただけあって、庭のあちこちにフキ
ノトウが現われはじめた。去年、生まれてはじめて食べてみたけど、香りはさすが
重宝されるってくらいにいいんだけど、苦くて、苦すぎてちょっとうちにはバツだ
った。山のフキノトウもこのくらい苦いんだろうか? 考えてみればフキはアク抜
きするから苦味が和らぐけど、フキノトウはアク抜きってしないよねー。なんかこ
の苦味を生かしたうまい食べ方(天ぶら以外で)があったら誰か教えてほしい。
でも、あたしゃ甘いほうが好きだわ。
◆◆◆
2月 7日 きょうはポカポカ陽気で、うちから見える他の家でも布団の花が咲いている。関東
地方はここのところ天気がいいので、お布団もお日さまの匂いがして気持ちいい。
ビニールトンネルの中の野菜は元気に育っているようで、きのうはカブ&ホウレン
ソウを収穫した。ホウレンソウは暖かい季節向きの品種をわかってて(タネまきの
ときにはこの品種のしかなかった)まいたので、やはりあまり大きくならないよう
で、でもちょっと小さめなのをお浸しにして食べたら甘くておいしかったー。カブ
は太ってるのを選んで収穫したら12個あって、4個お隣りの両親へ、4個は今朝
の味噌汁に、残り4個は糠床に入れてきょうの夜食べる予定。
南庭のフェイジョアの木の下に昨秋タネをまいたレンゲソウがここ数日の陽気でだ
いぶ大きくなっていた。レンゲは花もかわいいし、クローバーと混ざるとけっこう
いいかなと思って、あちらこちらにいっぱいタネをまいたのだけれど、あまり芽も
出ずこのフェイジョアの木の下くらいしか育たない。でもあせらずじっくり、この
ちょびっとのだけでも大きくなって少しずつでも広がっていけばいいかなと思って
いる。春の花が楽しみ。
◆◆◆
2月 2日 ビニールトンネルをかけているニンジンのところを覗いたら、やっと芽が出てきた
。この前まき直したところには生えていなかったようにも思えて、もしや昨年暮れ
にまいたものが1ヵ月以上かかってやっと出たのかなとも思う。とにかくホッ。
キャベツ収穫跡の切り込みを入れた茎はちょっと芽らしきものが出ているが、それ
以上は成長しない。考えたら、この寒さではやはり無理なのかなーとも。春になっ
て暖かくなったら成長し始めるかもしれないけど、その頃には夏野菜の植えつけも
したかったりして、ちょっと欲張りキャベツ作戦はこの季節はだめかも…と思って
いる。とりあえず、まだそのままにしてるけど。肝心のキャベツ本体はこの前鳥害
にあったのを一昨日収穫して、あとはチリメンキャベツを1つ残すのみ。ふつうス
ーパーなどで買ってきた場合、こんなに早くキャベツはなくなりませんってペース
でこのところキャベツを食べている。だって美味しいんだもん。
◆◆◆
1月28日 今朝は寒くなってからひさびさに朝に畑に出てみた。ビニールをはがし、コカブを
収穫していたら、ビニールのウラに霜がびっちりついていて、その氷状になったも
のが膨らんだコカブを探している間にもパラパラ落ちてくる。日が当たりはじめれ
ばトンネル内はポカポカで、内の土にも藻みたいのが生えているのだけれど、でも
プロのようにビニールを土の中に埋めているわけではないので、ビニールの端をレ
ンガなどで押さえてるだけなので、外気とビニール内にはかなりゆったりとした隙
間ができているので、しょうがないんだろうなー。畑の通路も霜が下りたあとが残
っていて、その上を歩くとシャキシャキと音がした。
一番ショックだったのは、今一番のお気に入りのキャベツが鳥に食われてたーっ!
あわてて網をかけておいたけど、もうじき収穫予定だけど、アッタマにくる! 鳥
も生きるのに大変だとアタマではわかっていてもくやしー。芽キャベツの上の葉っ
ぱ食ってろ!っつーの!
◆◆◆
1月23日 冷蔵庫の中にまだこの前収穫したキャベツは残っていたけれど、おととい金曜日に
もう1種類のキャベツの”ちりめんキャベツ(タキイの品種名はサボイキャベツ)
”を収穫した。ちりめんキャベツはふつうの?キャベツよりも大きくならなかった
感じで、広がった外葉をはずして計ってみたら700グラムしかなかった。金曜日
に収穫したのは、こっちのキャベツでロールキャベツを作りたかったから。でも煮
ちゃうとちりめんのチリチリもあんまりわからなくなった感じ。でも、どっちにし
ろおいしかったのだ。今回のほうがトマトソースを作るときに使ったウスターソー
ス(ヒカリという会社の)がおいしいのを使ったせいか、味はよかった。生協のウ
スターソースは甘すぎてイマイチなのだった。中の挽肉に混ぜた玉ねぎもうちのミ
ニミニサイズバージョンを6個くらいみじん切りにして入れたし、スープもキャベ
ツの芯や玉ねぎの青いところを入れてとったので、スープを作ってるときから甘い
香りが台所に漂っていたのだった。おいしいものを食べるのは何よりもしあわせな
気分になるよー。
◆◆◆
1月20日 昨年12月には収穫できる予定だったホーム玉ねぎはあまり球が太らなくて、今年
も失敗しそう。んー土の状態がまだまだなのか?肥料が少なかったのか?。さみし
ー。こう2回も連続してとれないと、もうしばらくは作る気がなくなっちゃうのだ
った。でもでも、味は味噌汁に入れたら前回のよりもぜんぜん甘くて美味。このま
まほおって置いてもまたトウ立ちしそうでもったいないので、小さいままでもどん
どん食べることにした。
キャベツはきのう2個目を収穫。この前のよりはちょっと小さめで、でも1.5キ
ロくらいはあった。味は「キャベツってこんなに甘かったのね。」ってくらいおい
しい。芯なんてフルーツみたいで、決して捨てることは出来ない、という感じ。も
うこれからは芽キャベツはやめて、キャベツ&ブロッコリーに絞ろうと思った。
◆◆◆
1月16日 きょう畑を見回っていたら、キャベツの後ろのニンニクの脇に植えたライムギがも
う穂が出かけているのを発見。早くても5月くらいと思っていたので、ちょっとび
っくり。で、穂が出ちゃうときっともう丈はのびないだろうと、思い切ってその場
所のライムギは全部抜いた。ホントは根元から切るのがいいのかもしれないけど、
めんどくさいので引き抜いた。跡の土はなんか気のせいかフカフカの感じがした。
束にして置いてみるとけっこう量があって、これから乾燥させてワラにして使う予
定なので、いっぱいあるのはうれしい。まだまだいっぱい植えてある。
きょうはライムギの他にもちょっとずつ多種類の収穫があって、ブロッコリーの側
蕾少し&芽キャベツのミニミニサイズ少しを酒の肴に。また、ビニールトンネルの
中のコカブ&ホウレンソウもとれて、糠漬け&お浸しにして明日食べる予定。芽キ
ャベツはすっかり上の葉っぱが野鳥のエサになっているようで、葉の上にフンがた
まっていた。別にいいけど、土のコヤシになってくれれば。
コヤシと言えば、自家製生ゴミコンポスタの中のほうが最近ちょっとじゅくじゅく
の水分過多状態になっているのを感じていたので、またイチから始めようときのう
夕方中身を全部出して袋にあけた。掘り返した感じだと、深さの中くらいがちょっ
とじゅくじゅく、上のほうは乾燥気味、一番底のほうはしっとりのいい堆肥感じに
なっていた。やっぱ、もう少し切り返しをする感じでいなきゃだめね。
◆◆◆
1月11日 きょう昼ころキャベツの初収穫をした。もっと早く取れる感じだったけど、正月を
はさんでたり、前に買ったキャベツがなかなか終わらなかったりして、ここまで伸
びたってわけ。ひさびさに畑に出た感じだったけど、1つだけキャベツの一部が穴
が開いたように食われてたので、それを収穫した。こんなにでかい穴だと、たぶん
ナメクジか鳥の仕業かなー。両方かもしれん。最近野鳥みたいのがけっこう庭にや
ってきて、芽キャベツの上の葉っぱなんかを食べているので、疑いがかかる。ちょ
っと窓を開けたくらいでは逃げない、けっこう図々しいヤツ。収穫したキャベツは
ヘルスメーターで計ってみたら2キロ近くあって、直径も約20センチはあるとい
うリッパなもの。収穫後、芯の切り株に十文字に深めに切れ目を入れておいた。こ
れは手持ちの本「パーマカルチャー」(農文協刊)の”一年生作物を2年もたせる
”というところに載っていたもので、それぞれから計4つのちいさなキャベツが収
穫できるって書いてあったので試しにやってみることに。ホントかどうかわからな
いけど、小さくてもできたら儲けもんだと思って。
その他収穫はブロッコリーの側蕾を少しとビニールトンネルを開けてみたらコカブ
がリッパに育っていたので、3つ収穫した。これは糠漬けに決まりでしょう。きょ
うの夕食はうちのキャベツでロールキャベツをつくるのだ。
◆◆◆
1月 5日 きょうはマサオくんの仕事はじめ。私も明日浜松行きで仕事はじめなので、その前
にときょう夕方実梅の剪定をした。昨年もお正月明けに実梅の剪定をしたので、こ
れはもしや新年の恒例になりそう。剪定は昨年よりもむずかしく、本を見ながらや
ってもイマイチわからん。義父の剪定バサミで、かれこれ1時間くらいチョキチョ
キやってて、仕上げたのが上の写真。もーこれ以上やると、必要以上に切ってしま
いそうなので…というくらいけっこういっぱい切った。とくに迷いに迷って剪定枝
がいっぱい出たのが高田さんのほう。ミナミさんのほうはけっこう決断できるって
感じだったのだけれど、高田さんは”モンスター”とニックネームをつけたくらい
1本の枝の伸びが強烈だったので、でもいざとなるとめちゃ太い枝を切るのは勇気
がいったりして。でもスパッと切りましたよー。太すぎて切るのが大変な枝もあっ
たけど。でも、だいぶ切ってもやっぱり高田さんはモンスターに変わりないのだっ
た…。くね〜とした枝先は健在。高田さんは紅梅なので、枝もやっぱり赤茶色。ミ
ナミさんのほうが緑っぽい。この剪定枝は今年も友人の染色用に使われるのだ。
←植物日誌へもどる