1999年6〜8月 植物日誌




8月30日 いよいよ秋のタネまきシーズン開幕。きのうシュンギクとホウレンソウのタネまき
      をした。ホウレンソウはこのところなぜか失敗してあまり食べれてないので、ぜひ
      ちゃんと育ってほしい。今までは西洋種のホウレンソウを作っていたのだけれど、
       今回ははじめて日本種のホウレンソウ(品種名も日本!)を育ててみることにした。
      で、タネ袋を開けてみたら西洋種のタネとぜんぜんカタチが違ってたので「へー」
      と思った。なんか魚の骨みたいなカッコ。西洋種のタネはふつうのまん丸だから。
      シュンギクもホウレンソウも15センチ間隔にスジ蒔きした。もうそろそろ四葉キ
      ュウリも終わりっぽいので、後作はべんり菜とコカブを予定。         



8月27日 四葉キュウリがそろそろ終盤にかかってきたきょうこの頃、肥料袋に植えているニ
      ガウリがぞくぞくと実をつけている。肥料袋という狭い世界に生きているせいか?
      有機肥料で育てているせいか?わかんないけれど、実は小さめ。毎年ゴーヤチャン
      プルーとゴーヤチャーハンで「夏は美味」と味わっていたけど、たまには…ときの
      うサラダ風に調理してみたけど、やっぱり炒めた料理のほうがうまかった。結論は
      「ゴーヤって油とタマゴと相性がいいんでは?」ということでまとまった。でも小
      さくともたわわに実るって感じでホントにいっぱい。1鉢あればじゅうぶんだわ。
      この前植えつけたホーム玉ねぎはまだ芽が出てこない。芽キャベツはなんかすごく
      元気で、もうネキリムシの被害もなかろうと控えておいた予備の苗もきょう処分し
      た。捨て苗の葉っぱ部分はマルチにと、株のまわりに放っておいた。これからはな
      んでもマルチにしちゃおうと思ってるのだった。               



8月23日 きのう午前中ホーム玉ねぎと育苗していたブロッコリー&キャベツの苗を畑に定植
      した。ホーム玉ねぎはお茶の水のタキイ東京売店に行ったときに買っといたものが
      30球入り2つの計60球あったけど、うち1つはしぼんだようなあんまりよくな
      さそーな苗だったのでやめて、59球を上半分アタマを出すような形で植えつけた
      。12月には時期外れのみずみずしい玉ねぎが収穫できる予定。        
      ブロッコリー&キャベツはブロッコリーを3株、ふつうのキャベツ(四季獲という
      品種)を3株、サボイキャベツというチリメン系のキャベツを2株の合計8株。 
      10株くらい大丈夫かなーと思ってたのだけれど、欲張ってうまくいかないのもヤ
      なので疎植にしてみた。定植したあとに株のまわりに落ち葉を敷いて、トマトのと
      ころにあったワラを少しと剪定した植木のクズやクローバーを摘んだやつなどで有
      機質マルチをしておいた。マルチしておいたら夕方になっても下の土は乾いてなく
      て、なかなかよいではないか、と。ホントはワラばっかりがいいんだけどね。  
      ワラ代わりがほしくてタキイの通販で注文しておいた緑肥用のライ麦はもうきょう
      届いたよ。はやーい。薬品処理してあるタネだから素手で触らないほうがいいみた
      いなことが袋に書いてあった。えっ、ちょっとコワイ。手袋してやらなきゃ。  



8月20日 ここ数日青空かと思うとすごい曇天になったりして、カミナリまでなっちゃって、
      でもそのわりに雨がチョロチョロしか降らない。ザーッって降っても5分くらいで
      やんじゃう。1日中降られるのはやだけど、どうせカミナリまでなるんだったらも
      うちょっと30分くらいは雨降ってよーって思う。サトイモみたいな乾燥がキライ
      な野菜を植えてると毎日でも夕立がほしくなる。               
      今年はやっぱり四葉キュウリは不調だ。トマトはすごい豊作で、よくよく考えたら
      キュウリは肥切れすると成育が悪くなるし、トマトは肥料が効きすぎるとよくない
      って本に書いてあった気がした。来年はそこんとこ気を付けてみようと思った。 
      トマトは1本仕立ての一番上まで花が咲き終わって、もうとれなくなるのは寂しい
      ので、横から出てくる側枝をけっこう伸ばしていて、そこにいっぱい花がついて小
      さい実もついている。台風さえ来なければけっこう長く楽しめそうな感じである。
      黒大豆はいよいよ花が咲いた。ふつうの枝豆なんかより実がでっかいせいか花もで
      っかい。実が黒くなるせいか花はムラサキだ(枝豆は白)。          



8月16日 土曜日ときのうにわけていろいろやろうと思ってたら土曜日はすごい雨で、結局き
      のう1日畑仕事で汗を流した。まずは南側のいちばん日当たりのいい場所に芽キャ
      ベツを植えつけた。植えた株の根元に落ち葉を敷いて、そのまわりも雨で土が固く
      ならないように落ち葉&クローバーの摘んだやつ&植木の剪定した青々した葉っぱ
      などで有機質マルチもしておいた。ここは風が強くて飛んでいきそう。ホントはワ
      ラがいいのだけれどないので、収穫後のトウモロコシの茎葉でおさえる形にしてみ
      た。ワラはバケツの田んぼで多少は出るものの、そんなにいっぱいはないので昨年
      のもトマトのウネに敷いたらすぐなくなっちゃった。本を読んでいたら緑肥のライ
      麦を育てると土も耕してくれて、地上部がワラ代わりに使えると書いてあって、タ
      キイの通販カタログを見てたら”超極早生らい麦・ライ太郎”というのが載ってて
      サトイモのあとにまくとちょうどよさそうだなーと思わず注文しちゃった。でも単
      価が大きくって、送料込5キロで3300円。使いきるのに何年かかるかねー。 
      あとビッグニュース?としては肥料袋のミニトマトの隣あたりに鉢植えのフェイジ
      ョアさまを植えつけた。鉢のなかがもういっぱいで、もうひと周り大きい鉢に植え
      替えようと思ってたのだけれど、思わず地面に植えつけてしまった。農園絵図には
      描ききれないので、ミニトマトが終わったら描くことにしますー。       



8月 5日 この前の土曜日にトウモロコシを全部食べ尽くして、トウモロコシの植わっていた
      場所にバケツの田んぼを移した。今年は一番日当たりのいい場所で芽キャベツを作
      りたいと思ってて、この場所を予定していたのだけれど、でも本を読んでたら「ア
      ブラナ科の野菜を2年以上作っていない場所で…」と書いてあって、考えてみたら
      ついこの前べんり菜を育てたことを思い出した。無理に作って病気でもなられると
      嫌なので、稲にお引っ越しをしてもらってバケタンのあった所に芽キャベツを植え
      ようと思ったわけ。さっそくその日のうちに耕して苦土石灰をまいておいた。今度
      の土曜日あたり肥料を入れて育苗中の苗を植えつける予定。          
      昨夜は雨がいっぱい降ってうれしい。こう暑くて天気のいい日が続くと、畑も(特
      にサトイモ)水をまかないと心配で、ローズマリーの挿し木なんぞしちゃったもん
      だからこのところ毎夕ジョウロで水やりをしていた。なかなかけっこうメンドクサ
      イ。マサオくんは最近すっかり植物にハマっちゃっているもんだから、やらないと
      文句が出そうでやらないわけにいかないのであった。             



7月29日 正確に時期をおぼえてるわけじゃないけど、植木鉢で育てているフェイジョアさま
      (マグニフィカという品種)の主枝の横からニョロッと1本伸びてきた枝を切って
      6月初旬くらいころからキッチン出窓で挿し木をしていた。いっしょに挿し木をし
      た月桂樹はくた〜と元気をなくすのに対して、フェイジョアさまの分身苗は元気い
      っぱいで、この前からちっちゃな新芽みたいのが伸びてきたなーと思ってて、昨夜
      思い切って枝を引っぱってみたらリッパな根っこがたくさん生えていた。今朝小さ
      めの植木鉢に植え替えたところ。フェイジョアさまは寒さに弱いらしいので、冬場
      は夜間部屋の中に入れてたりして今まで植木鉢で過保護に育ててきたけど、分身の
      ストックも出来たことだし来春には庭に植えつけようと思っている。それにしても
      記憶が間違いないとすれば”樹”のくせに2ヵ月くらいで根がつくとはけっこうフ
      ェイジョアさまってたくましいのねって思った。タキイの通販で2800円もする
      と、やっぱり枯らしたくないので育てるのも慎重。だから”さま”付けなのさ。 
      おとといタネまきしたブロッコリーとキャベツは今朝芽が出始めてたので、麻の布
      を外して日当たりのいい場所に移した。明日は浜松行き。新幹線から富士山が見え
      るかな。                                 



7月28日 きのう午前中にブロッコリーとキャベツのタネまきをした。キャベツは「四季穫」
      という昨年も育てた品種の他に「サボイエース」というちりめん系キャベツを作っ
      てみたいとそれぞれ6株ずつタネをまいた。ブロッコリーは8株タネまき、今本葉
      5枚くらいになっている芽キャベツは10株用意しているけれど、全部使うわけで
      はない。この中から成育のいいものを選んだり、ネキリムシにやられたときのスト
      ックにと多めにまいている。きのうタネまき直後は日当たりのいい場所に置いてお
      いたが、部屋の中で本を読んでいたら”タネまき直後から発芽始めまではコモやム
      シロなどで直射日光をさえぎり乾燥と高地温を防いだほうが発芽が揃う”とあった
      。コモやムシロはないけれどずいぶん前に買ってあった麻の布があったので、それ
      を掛けることにした。発芽しはじめたら直ちに布をはずす予定。        
      最近はちょっと夏バテ気味。きのう見たら肥料袋のニガウリが少し大きくなってき
      た。もうちょっと置いていたほうが大きくなっておトクかなーと思ったけれど、ゴ
      ーヤチャンプルーが食べたいーと欲求が高まり、小さいのを3つ収穫して夕食に食
      べた。やっぱりあの苦味は夏の暑さに効くねー。ネコバリヤーに挿し木中のローズ
      マリーも夏バテっぽい。バケツの中の稲が一番元気そうに見えるのだった。   



7月24日 きのう梅雨明けの日にエダマメをみんな採って食べ尽くした。おいしいもんはあっ
      という間。今年のエダマメは名の知れぬ虫にけっこうマメの中身を食われた。今朝
      その跡地を耕して苦土石灰をまいておいた。秋まきはコカブ&べんり菜の予定。 
      四葉キュウリやトマト、ミニトマトもなかなか順調。四葉キュウリは食べきれない
      ぶんをピクルスにして酢漬けで保存しておき、収穫が終わったあとの冬の間もずぅ
      ーっと食べるのだった。年間を通してほとんど市販のキュウリを買わずに済むので
      個人的にはけっこう気に入っている。                    



7月22日 このところ黒と白の混ざったのらくろ模様のネコが我が家周辺を徘徊している。網
      戸をうっかりあけておくと部屋の中に入ってきて食べものを盗むまさにドロボーネ
      コなのだ。隣に住む義姉の家でも魚の干物を盗まれて、我が家でも食卓の上に置い
      てあったはずのロールパンが盗られた。サトイモの畑のところでウンチをして埋め
      ていったという証言も得て、もーアタマにきちゃったわ状態になってしまった。 
      一晩考えて、対策としてローズマリーをネコバリヤーとして家の周辺にぐるっと植
      えてみることにした。ローズマリーは東側の玄関脇周辺にいっぱい植えてあって、
      東風の強い日などは人間でもむせるくらい香りがすごいのだけど、のらくろドロボ
      ーネコは東庭の辺はまったく歩かない。他の場所にも植えたらうちには近づかない
      かもしれないと昨日ときょう、夏休み中のマサオくんと2人でローズマリーを百本
      以上南側の庭のヘリとサトイモ畑の脇に挿し木した。虫除けにもなると本に出てた
      し(モンシロチョウ、ニンジンバエ、ヨトウガを防ぐらしい。)、最近ではお風呂
      に入れたり、トマト畑にまいて敷きワラ代わりにしていたので、けっこう利用価値
      もあるのだった。うまく根がついてくれることを祈る。            
      ネコはそんなにキライじゃないけれどドロボー&ウンチ攻撃には耐えられん。  



7月15日 きのう本郷の出版社にイラストの納品に行って、帰りにお茶の水〜神保町界隈まで
      歩き、タキイ種苗の東京売店にも寄りホーム玉ねぎセットを買ってきた。オニオン
      セットは昨秋10月に近くのホームセンターで40球買ってきて育てたけど、タキ
      イのがちょっと高いけど(30球600円+税)粒ぞろいでなんとなく品質もよさ
      そうな気がして、思わず2袋買っちゃった。秋植え春どりはトウ立ちしちゃってあ
      まり満足できる結果ではなかったので、今回は8月下旬に植えつけて12月どりを
      目指す予定。いっしょに「たばこ粉末肥料」という有機カリ肥料があったので買っ
      た。モグラやナメクジの忌避目的にも使えると袋に書いてあったけど、たばこを吸
      った手でトマトを触るとエキ病というのがうつると本で読んでいるので、いちおう
       気をつけなくっちゃと思うのであった。ちなみに1リットル入りで450円でした。



7月12日 10日の土曜日にポリポットで育てていた黒大豆を畑に植えつけた。今年は株間を
      45センチくらいにたっぷり空けたので、結局8株。すぐに雨も降ってくれたので
      植えつけ後の調子は上々。きのう今年お初の枝豆収穫。売っているものよりも小粒
      だけど、甘くて味が濃い。もっともっと食べたいよー。            
      きょう夕方2回目のイボイボ四葉キュウリを収穫予定。ちゃんとでっかくなりそう
      な実がいっぱいついていて、今年もピクルスを作りたいとうずうず。トマトもまと
      めて赤くなっていて、きのうも1個食べたけど、きょうは4個くらい収穫できそう
      でうはうはなのだ。7日にタネまきした芽キャベツも芽が出揃ってきたぞ。   



7月 9日 きのう夕方残っていたべんり菜を全部収穫してお浸しで食べた。べんり菜は春まき
      の葉菜のなかで唯一ちゃんと食べられた。もうすぐの秋まきは葉菜が中心。   
      できのう畑を見回っていたら枝豆も虫害にあっていて、ちょっとショック。お豆の
      部分が茶色くなって中の実?を吸いとられていた感じ。本を見たらカメムシの仕業
      らしい。1匹キュウリのところにカメムシがいたので踏み潰した。テントウムシは
      このところ見かけないが、ベランダに置いてあるプランターの青しそと枝豆のとこ
      ろにちっちゃいカマキリを見かけた。がんばっていっぱいお食事してちょーだい。



7月 7日 ここ5日くらいの間にトマトは3つ収穫、やっぱりトマトはうちのが一番!と思え
      るくらいのおいしさでした。四葉キュウリはやっと1つだけ大きくなってきて、き
      ょう明日くらいに食べられそう。おあずけ状態の時期はけっこうつらい。春まきは
      やっぱり葉ものはちょっと控えようとも思うこのごろであった。きょうは芽キャベ
      ツのタネまきの予定なのだ。これも虫食いに気を付けなくっちゃね。      



7月 1日 トマトが赤く色づいてきて明日あたり今年初の収穫が期待できる。アブラムシはつ
      いているけど手でとれる範囲なので今のところ無事。四葉キュウリはあいかわらず
      小さな実がついてもしぼんで大きくならず不安の日々。この前畑に植えつけたサラ
      ダナはもうすでに虫の被害にあってけっこうヒサン。次回からは植木鉢で育ててみ
      ようかなーと思うくらい地面の中に潜む虫はサラダナがお好き。        
      クスリを使わない(ユーワクは溢れるほど)我が庭は虫たちにとって天国? ちょ
      っと徒長ぎみの黒大豆には、今まで見たことなかったけどたぶん間違いないと思う
      ”ワタアブラムシ”がいて、補殺しようとするとピョンとはねて逃げる。追いかけ
      て足で踏み潰すけど。温州みかんとサンショウには毎日見回らないとアゲハの幼虫
      やタマゴがいっぱいついて、アゲハは人間の目の前でタマゴを産みつけるんで図々
      しいなーと思いながらつまんで地面に捨てると、それをアリンコが運んでたりする
      のであった。                               



6月25日 育苗トレイで育てていたサラダナ&ホウレンソウをきのう畑に植えつけた。虫に食
      われませんように…。きょうは雨の中べんり菜を収穫。コカブがなくなったら虫の
      被害はトンと出なくなった感じで、うちらもコカブのほうがいっぱい食べたかった
      のだけど、虫さんたちもこっちのほうがお好みだったみたいでべんり菜はわりと無
      事。四葉キュウリは今年も親ヅルについた実はしぼんじゃって大きくならなくて、
      まだ食べられない。不安になって去年の日記を見たら同じだった。子ヅルにつく実
      に期待しよう。トマトとともに7月の収穫を待つべし。            
      高田さんは枝の先がシュクヨウ病にかかって縮れて垂れ下がって、葉っぱもでっか
      いし怪獣っぽくなって近ごろは”モンスター高田”と呼んでいる。きょう生協で南
      高梅15キロ買ってきて漬けはじめた。早く我が家のミナミさんで漬けてみたい。



6月22日 5月24日にタネまきした四葉キュウリをきのう畑に植えつけた。いちおう時間差
      的に収穫できたらいいなと思ってずらしたやつの最終株。育苗トレイにタネまきし
      てポリポットで育てていた。こっちのほうのやり方のが”じかまき”よりも根がき
      たえられて強く育つとこの前お仕事で勉強したので、これからはいろいろこのやり
      方でやってみようと思う。来月には芽キャベツのタネまきもある。       
      あいかわらずトマトのところには毎日アブラムシがいっぱい。今朝ミナミさんのと
      ころに1匹だけテントウムシの幼虫がいたので、トマトのところに移しておいた。
      そーいえばクローバーのところにスズメがひんぱんに来る。もう玄関ポーチや踏み
      石につく白いフンはときどきブラシでこすらないとというくらいの大量でちょっと
      迷惑してた。でもこのまえ室内からスズメのお食事風景を見ていたら、葉っぱでは
      なく虫をついばんでいるみたい。もしやアブラムシを食べてくれているのか? 確
      かではないが、クローバーのところにいっぱいいるのはアブラムシかアリンコくら
      いだと思うのだけれど。それならフンくらいいいやと許す気分になるぞ。    



6月17日 コカブとべんり菜は誰のために育てているのかわからない感じ。それでもきのう夕
      方コカブを少し収穫できたので、今朝の味噌汁に入れた。でもこれで春まきのコカ
      ブはおしまい。葉っぱが食われるだけではなく、今年は根っこまで虫にかじられて
      しまった。べんり菜はもうちょっとはましで、もう2回くらいうどんとラーメンの
      具に使って、あと1回くらいは食べられそう。あとは秋まきでがんばろう!   
      きのう丹波の黒豆のタネをいただいて、トマトの南側の空いてるところで育てよう
      と牛糞と草木灰を入れて木酢液の30倍をまいておいた。そして今朝さっそく育苗
      用のトレイ&ミニポリポットにタネまき。去年も挑戦したけどタメだったのよね。
      去年の経験もふまえて株間をあけてゆったりと育ててみたいと思っている。   
      トマトは青い実がいっぱいついていて早く食べたいけど、収穫はたぶん7月中旬く
      らいからだと思う。でも毎日見回らないと黄緑色のアブラムシがつくのでうかうか
      してられない。クローバーのところのアブラムシには効き目のあったニンニク・ト
      ウガラシ農薬も14日にかけたのだが、かけたあとは減っても完全にはいなくなら
      ない。あとは手でつぶす攻撃!。テントウムシもこんなにお食事いっぱいいるんだ
      から食べに来てくれればいいのにー。そういえば近ごろ見かけないな。アリンコに
      追われたかしらん。モザイク病になるのも嫌なので、ときどきニンニク漬けこみ木
      酢液500倍をまいているけど、うっかりすると忘れるので気を付けよう。   



6月10日 きのう駅前のスーパーでチャイブというハーブの苗を買ってミナミさんの下に植え
      た。チャイブはアブラムシ除けになると最近本で読んでいて、ミナミさんに毎年つ
      くアブラムシに効き目があるといいなーと思って買った。売りきり商品だったらし
      く、1つ150円の値札がついていたものを見ていたら店員さんが「3つで100
      円でいいよ」と言うので思わず「じゃぁ」と3つとも買った。いちおう2つ植えつ
      けて、もう1つはまだポリポットのまま置いてある。チャイブは西洋アサツキみた
      いな感じで、スープなどに浮かべるといいとか。半日陰でも育つ多年草らしい。 



6月 9日 畑や庭の風景もちょっとずつ変わってきてたので橋本農園イラストも新しくしてみ
      た。もっと植物はいっぱいあるけど、全部描ききれないので食べるもん中心にして
      みた。大きめの変化としては5月下旬に玄関脇に月桂樹の木を植えつけた。月桂樹
      は川崎のアパート時代から10号鉢で育てていたものだけど、ここ特有の強風で鉢
      のままではしょっちゅうバタンバタンと倒れていて可哀相なので、ついに地植えに
      してあげたのだった。この場所は前は春菊の花が咲いていたところで、まだ少し咲
      いていたのだけれど花が咲き出すと葉っぱが茶色っぽくなってあんまりきれいじゃ
      ないので、春菊は抜いてしまった。クローバーは地面が隠れるくらい見事にじゅう
      たんになった。踏み石も隠れてしまいそうなくらいの勢いなので、ときどきむしっ
      て畑の土にすきこんで緑肥にしている。でも密植しているせいかアブラムシがいっ
      ぱいついていて困りものだと思ってて、きのうニンニクとトウガラシで自然農薬を
      作って散布したらけっこう効くみたい。こりゃいいや。テントウムシもときどき来
      てくれたりするからやっぱりスミチオンとかは撒きたくないもんね。ただクローバ
      ーは寒地向きの牧草らしく暑さには弱いらしいので夏が心配。でもこのへんは昼く
      らいには日が陰るから大丈夫かもしれない。ミナミさんや他の果樹の下にもクロー
      バーを生やしている。ブルーベリーなんて気を付けないと負けそうな勢い。   
      このまえの土曜日に近くに住んでいる実兄が用事で来て庭を見回ってたら「いろん
      な所にいろんなもんが植わってるなー」と言っていた。そう、箱庭のような庭はあ
      んまり好きじゃない。目指すはジャパニーズ”パーマカルチャー”もどきなのだ。



6月 2日 さっきトマトとミニトマトとニガウリに追肥をあげてきた。トマトはもう1段目の
      実がだいぶふくらんできて、2段目も花が咲いてて3段目につぼみが出てきている
      ところ。ミニトマトも豆つぶのような青い実が出てきている。ニガウリはこのまえ
      の嵐でだいぶ被害を受けて、出てきていた子ヅルもだいぶやられた。2本くらい子
      ヅルは生き残っていて、あと1本くらい出そうな感じなのでなんとかなるかなーと
      いう感じ。その他トウモロコシ(潮風のせいで葉っぱの先が茶色くなった。でもこ
      れは他の植物たちも同じ…トホホ。)やキイチゴ(ポッキリ途中から折れた。)も
      見栄えも含め被害も大きい。そんな中サラダナは虫に全部喰われて跡形もなくなく
      なってしまった。べんり菜はいちおう残っているけど、やっぱり虫食いがすごい。
      コカブがいちばん被害がないのは場所のせいだろうか? 昼間は虫の姿なんてまっ
      たく見えないから、やっぱりネキリムシ・ヨトウムシの仕業かしらんと5月にエダ
      マメのところで試したヨモギ団子を置いている。おかげさまでエダマメは今のとこ
      ろ被害なし。やっぱり春は葉菜は難しいなー(秋まきはいっぱいできて、たらふく
      食べた。)としみじみ思うのであった。                   
      きのうは「びれっじ」(21世紀村づくり塾発行)という季刊誌の畑関係の取材が
      来た。7月25日発行の本に写真入りで載るので、よかったら見てください。  


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