2003年 植物日誌

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2003.3.30(日)

午後、温州みかんにかけていた防寒の網を外し、剪定をした。よくわからないけれど、いつものアバウトさで続行、中の混み合っている枝や葉がくたくたになっているところなどをだいぶ切った。
その後はひさびさに畑に出て、A畝とE畝を軽く耕し、雑草の海の整理。雑草はイネ科の穂の出ているものはなるべく避けて、その他の草は畑の隅に山積みにした。こうやって積んでおいて朽ちてきたら、またこれで雑草堆肥が仕込めるはず。気長な肥料作りもなかなか面白い。
まだ今年の作付けもなんにも考えてなくて、A畝はそのままだけれど、E畝はアスパラを植えようかなと、自家製生ゴミ肥料を土と混ぜておいた。グリーンアスパラもまた気長に取り組まなければならない。

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2003.3.24(月)

午後、温州みかんとフェイジョアとブルーベリーに追肥を与える。肥料は自家製生ゴミ堆肥とJTの有機質肥料。フェイジョアのまわりには畑のイネ科の雑草(穂の出ているもの=堆肥を作るのに混ぜるとタネがまじってしまうので、穂の出ているものは土に埋めることにしている)を抜いて少し入れたりした。いつものアバウトな方法。果樹の植わっている南庭はそんなに広々している訳ではないから、毎度掘るところは同じみたいで、肥料を入れるのに掘り返していると前に入れた落ち葉の腐りかけのようなものが現れたりした。
これで、今月の作業はあと温州みかんの剪定のみ。剪定ってのは難しくて、いつも迷いながらの作業になる。温州みかんはまだ防寒の網をかけたまま。そろそろ暖かくなってきたし、外そうかなぁ。
夜になって雨が降り出した。肥料が土にとけるのにちょうど良いかも。

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2003.3.23(日)

きょうは春の陽気で、ひさびさにゆっくり庭に出て、フェイジョアの剪定を行う。今までは少し遠慮がちに切っていたが、今年はバサバサと大胆に切ることにした。だってそんなに広い庭ではないから、フェイジョアばかり可愛がる訳にはいかない。あまりにフェイジョアばかり枝が張り過ぎると、近くに植えてあるブルーベリーやミナミさんに枝がぶつかりそうだ。私のまわりではフェイジョアよりもブルーベリーの実のほうが好評だったり、やっぱりミナミさんの実のほうに期待感が高まったりする。かといってフェイジョアを邪険にする訳ではありませんが。
とくに枝をたくさん伸ばしていた南庭のフェイジョア/マグニフィカは多めに枝を間引き剪定し、だいぶスマートになった。剪定枝葉は庭の隅に積んでおいた。果樹たちの1年に一度の土壌改良のときにこういうのは役立つので決して捨てられません!
夕方墓参りから帰ってきた夫と東庭にクローバーのタネをまく。軽く雑草を取り、クマデで土の表面を掘り起こして、テキトーに蒔いた。蒔いてたら犬の散歩の人が通りがかって、ローズマリーのことで話しかけてきたので、その後ローズマリーも少し剪定してバケツに入れておいた。最近は個展前で忙しかったので、ローズマリーも伸び放題でまだまだ切れる。いっぺんに切ると時間もかかるし、どうしようってくらい出るので、こまめに切ったほうが欲しい人にも持っていってもらえるからいいかなぁと思っているところ。

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2003.3.14(金)

個展前で忙しく、約半月ぶりの更新になってすみません。でも絵のほうが大切(くらべるもんでもないけど)なので…。
最近野菜を歩いて5分ほどの農協に買いに行っているが、数日前に行ったときに椎茸の原木が1本千円(消費税込)で売られていて、欲しいなーと前々から思っていたので、きょう改めて出かけた。あんなに山積みになっていたのがもう10本以下しか残っていなくて、1本だけ買って帰る。家の裏の北側の壁(自転車置き場のそば)に立て掛けておいた。帰るときに農協で農家のおばあちゃん風の人がいて、「3〜4年はもつよ」って声を掛けてくれた。木がぼろぼろに朽ちるくらいまで収穫し続けられるという。こりゃ楽しみ。乾燥させないように気をつけなくては。
同じ北側ではスイセンの花が盛り。その近くに置いてある雑草落ち葉堆肥の積み込みコンポストをあけて、ひさびさに切り返しをした。本当は20日おきくらいに切り返しすべきなのだけれど、そのへんはもう最近かなりアバウト。そのせいか?まだまだ草の形が残っていて、完成には程遠いようだ。でもこれから暖かくなってくれば発酵もすすむだろう。
もうすぐ温州みかん&ブルーベリーに肥料をあげる時期。フェイジョアの剪定ももうすぐだ!

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2003.2.26(水)

夕方ニンニクに追肥を与えた。畑のB畝はもちろん、2階ベランダのプランターにも忘れずに、肥料は草木灰にした。なんか雨が降りそうな天気なので、ちょっとめんどくさいのもあって、土の上からバラバラとまいただけ。これで強風が吹く前に雨が降ってくれれば、土中にしみこんでくれると思う。昨年はニンニクの出来が悪くて今年食べられないけど、今見たところによると、今年は大丈夫そうだ。
G畝の芽キャベツをひさびさにのぞいてみたら、けっこう小球が大きくなっていて収穫した。今まで芽キャベツ育ててきた中で一番大きいかもしれない(売っているものにはかなわない)。最近まったく肥料あげていないのに、どうしてだろう? 土が良くなってきたのか、放っておいたのが良かったり? 同畝のキャベツは巻きが甘く、味噌汁やスープでしか食べられない。やはり手をかけていないとだめなのか。次作からはブロッコリーと芽キャベツに限定しようっと。

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2003.2.20(木)

庭ではミナミさんが花盛りで、窓の内から梅見を楽しんでいる。
きょうは冷たい雨が時折降る天気。きのう温州みかんに苦土石灰を与えたので、養分が土に吸収されるにはいい雨かもしれない。これで、今月の作業はあと、来週ニンニクに追肥を与えるだけ。カレンダーに作業メモを残していないと忘れてしまいそう。いやいや、彼等の世話を忘れる訳にはいかない。
今、考えているのは、H畝のグリーンアスパラを西庭の畑に移そうかなーという案。すぐにできるかどうかは今は余裕がないけれど、H畝は家の屋根のせいで雨があまり入らず乾燥しがちだし、もっとアスパラを増やしたいという思い。それに絵に時間をとられ、昔ほど畑仕事できないので、タネまきなどの作業がいらないアスパラなどいいかもというラクチン発想による。それにはもっと株が欲しいところ。タキイの通販カタログで見たら、アスパラの苗ってけっこう高価でびっくり。ジャンボアスパラが載っていて、6株4080円していた。送料込みとはいえ、ちょっとひるむ値段。でもやっぱり欲しいかも。

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2003.2.10(月)

きのうミナミさんの一番花が咲いた。やっぱり梅の花はきれいだなぁ。高田さん&小梅はまだ。実梅の木はいろいろ果樹を買った中でも一番実がなってほしいと思っているのだけれど、ぜんぜんだめ。まだ早いのか、薬剤なしでは少し無理があるのか。今年もアブラムシにたかられそうだけれど、木酢液を散布する暇がない。やっぱり少し消毒とかしたほうがいいのかなぁと少々弱気。
北側に植えたスイセンもつぼみがふくらんできた。やっぱりもうすぐ春なんだなぁと実感。
春といえば花粉症の季節。幕張でも大きなマスクをした人たちをたくさん見かける。そういう私もン十年来の花粉症マニアです。植物好きの身としては複雑な気持ち。
で、今年からの花粉症対策は竹酢液を500倍に薄めたものを鼻の中にスプレーで散布するという方法を採用。今のところ、たぶんもう花粉は飛んでいると2〜3日前から身体が感じているけれど、しょっちゅうシュッシュッしているとそんなにひどくならない。これは『クスリになるテレビ』という番組でずいぶん前にやってたのだけれど、けっこう効果あるかも。ただしスプレーを持ち歩かないといけませんが。

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2003.1.28(火)

16日に苦土石灰を入れておいたフェイジョアに肥料を施す。南庭の2本(マグニフィカ&セロウイアナ)はスコップで木の周りを数カ所掘って、自家製生ゴミ肥料を入れた。東庭の家の入り口に植えてあるマグニフィカはスコップで掘るほど周囲に余裕がないので、シャベルで木の周り3ケ所に穴を掘り、JTの有機質肥料を2掴みずつくらい入れた。
昨秋フェイジョアたくさん採れたので、何人かお世話になっている方々に実を送った結果、どうもお年寄り関係などにはあまり評判がよろしくない。私の実家では「食べごたえがない」と言われた。ただ母に花の写真を見せたら、そちらのほうにとても魅力を感じたようで、我が家にある鉢植えのクーリッジをあげることにした。もう3本あるし、買っちゃったものの、これ以上はいいかなーという感じだし。もう1本庭に植えるとしたら、やっぱり柑橘類とか栗の木が欲しいなぁ。

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2003.1.22(水)

温州みかんのまわりを掘って土壌改良のためにとっておいた剪定枝葉などを埋める。栽培書には「毎年違う場所を掘って埋めると良い」と書いてあるけれど、うちの温州みかんは庭の端(義姉宅の私道際)に植わっているし、隣にはミナミさんがいるしで、そんなに全範囲を掘れるものではないので、ある程度は同じ場所の掘り返しになる。きょうスコップを入れたところも、場所によっては前に入れた落ち葉など有機物がくずれたらしき残骸?が出てきて、 土もとっても柔らかかった。それでも、カネモチくんなどの剪定枝葉や、どこからか飛んできた雑草の枯れ草などがたくさんあったし、とっておいても邪魔なので埋めておいた。温州みかんの作業としては来月に苦土石灰を入れて、再来月は堆肥などを入れる予定。
枯れたままそのままにしておいたアスパラの茎もきょう切って、株元に敷いてみた。結局、昨春にホームセンターで買った苗はほとんど育たなかった。その前に人からいただいた苗2株はずっと生き残っているのにね。タキイの通販などで買えば、ちゃんと育つかしらん。

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2003.1.17(金)

午後、昨秋に仕込んだ雑草堆肥の切り返し。いつものように一旦全部あけて、乾いている部分に水(お米のとぎ汁)を打ちながら、固まっているところは手でほぐしながら、また専用コンポストに積めていく。まだまだ草の形が残っていて、手で触ってもくずれない。でも積み込みを終えたら、少しカサが減っていた。発泡スチロールの箱4段分で仕込んだものが、少し前は2段だったが、きょうは1.5段になっていた。最終的にはまた少し減るのだろうか。さすがに寒くて毎朝土も凍っているくらいだから、堆肥の熟成もゆっくりすすんでいるのだろうな。夏だったらもっと早いだろうけれど、そのぶん虫がたかる可能性もあるかも。
東庭ではガザニアの花が寒げに咲いている。ガサニアは自分でタネをまいて、最初に植えたとき5株だったのが、1株枯れて残り4株は生き残って、そのうち1株がこの寒さにも負けず花をつけてくれた。
スイセンにもツボミができていた。少し前からフキノトウも出てきていて、10個ほど摘んで先日実家に持っていったが、きょう見たらまた少し出てきているようだ。春はそれなりに近づいている。

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2003.1.16(木)

午後、庭のフェイジョアに苦土石灰を施す。南庭のマグニフィカとセロウイアナは木のまわりを5〜6ケ所掘って苦土石灰を入れ、土と混ぜ合わせた。東庭のマグニフィカは穴を掘る余裕がないので、土の上に軽く苦土石灰を置いて、かき混ぜておいた。肥料も今月あげる予定だけれど、苦土石灰といっしょで何か問題が起きるのも嫌なので、一週間はあけてから入れようと思っている。
この前の日曜日に祖母の三回忌があった。横浜に住む叔母のところは甘柿やみかんやアンズなどたくさんの果樹があって、たくさん採れると親戚中におすそわけをしている。私もお正月に実家でその家のみかんを食べたら、ほどよく酸味も残っていて、我が家のみかんのように内皮も固くなくて、とても美味しかった。叔父にそのことと我が家にも5年生のみかんの木があることなどを伝えたら「なんでも10年くらいたたないとちゃんとした実がつくようにならない」と言われた。うちのはまだヒヨッコってことか。あと4〜5年たったら、あーゆう甘味ばかりでない内皮のやわらかいみかんが採れるようになるかなー。ミナミさんや高田さんもちゃんと実をつけてくれるようになるのかなー。それまで「洋子ちゃん、辛抱強くちゃんと肥料あげていくといい」とアドバイスをもらったのでした。

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2003.1.9(木)

最近は収穫くらいしか庭に出ていない。別に飽きたわけではないのだけれど、絵に忙しくて…。個展も控えているので、しばらくこんな感じの更新になると思います。ご了承ください。
今月の作業予定は温州みかんに施肥と、フェイジョアに苦土石灰と肥料を与えること。両方とも昨年たくさん実をつけてくれた果樹だけに、おろそかにはできない。今年も実をつけてほしいもの。
もう、フキノトウが出始めている。えっもうそんな時期?って思ったけれど、どう見てもフキノトウにしか見えない。香りは良いが、苦くて我が家はあまり食べられないので、日曜日に実家に行くのでそのときに持っていこうと思う。
玄関そばに植えてあるガサニアもツボミが出ている。ちょっと早すぎる感じがするが、こんなものなのかしら? でも全部の株ではなく、1株くらい。ってことは狂い咲き?



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