>2002年 植物日誌

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2002.2.27(水)

A畝のニンニクの追肥を今朝カレンダーの作業メモを見て思い出す(忘れかけていた)。
シャベルと草木灰をもって行き、条間をシャベルで軽く中耕して、邪魔なところの雑草を抜き、草木灰を入れて軽く土と混ぜ合わせた。あとはジョウロで水を与えておいた。最近あまり雨が降っていない気がして、その他の畝にも少し水をまいておいた。
昨年収穫したニンニクももう全部食べ尽くして、今は買ったものを食べているから、収穫が待ち遠しいところ。
その後はまたまた玄関まわりの雑草抜き。抜いた雑草もバケツ一杯ぶんたまった。
スイセンはまだまだ綺麗に咲いている。けっこう長持ち。月桂樹のわきのドクダミも少し芽が出始めていた。
生け垣のカネモチくんのわきにこぼれ種で芽を出したアシタバの新しい葉がテカテカ光りながら出てきた。味噌汁の具とかに使えそうだ。

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2002.2.25(月)

きのう高田さんの花が咲いた。昨年の高田さんの開花は3月19日だから、ミナミさん同様に高田さんも今年は半月ほど早いことになる。
ミナミさんはもうだいぶ花が落ちてきているけれど、ミナミさんにくらべて高田さんのほうが花が少ないように見える。昨年もそうだったように思うけれど、でも結局は高田さんのほうが実をたくさんつけてくれた。今年はどうかな。でも、今年は高田さんの太い枝を1本切ってしまったから、どちらにしろ花は少ないだろうな。

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2002.2.22(金)

先月、落ち葉&米ぬか&鶏糞で仕込んだ堆肥を切り返し。発泡スチロールの箱から全部地面に空けてから、手でかたまったところをほぐしながら再び箱にもどす、という作業。鶏糞は見事に形がなくなっていたけれど、米ぬかはところどころあの色のまんま残っていて、ほぐした。落ち葉にまぎれこんでいた木々のタネが芽を出す準備をしていた。
ほんとは、きょうはフェイジョア/セロウイアナの植え付け場所を掘り起こして生ゴミなど少し入れていこうかと思っていたのだけれど、花粉症がだんだんひどくなってきたのでやめた。
カレンダーに書いた作業メモを見ても3月の中旬〜下旬と書いてあったので、焦ることはないけど。
でも日にちが近いと完全ナマの生ゴミはやはりキケンな気がするので、枯れ草堆肥を使うようにしようかな。あとはその後バケツに移した玄関まわりの雑草を入れる予定。
高田さんのツボミがだいぶゆるんで、ピンク色の花びらがちらっと見えてきた。明日にでも開花するかもしれない。

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2002.2.20(水)

午後、E畝に自家製生ゴミ肥料を入れた。これで来月ホウレンソウのタネまきができる。
A畝のニンニクが少しずつ大きくなってきた。畑を見回っていたら、もう全部とったと思っていたコカブが少しだけ残っていて収穫した。小松菜はすっかりトウ立ちしてツボミが見えているのに、コカブはぜんぜん大丈夫。この違いはなんだろう? 品種? あ、もしや小松菜は在来種で、コカブはF1と呼ばれる交配種だからかもしれない。
夕方1時間ほど東玄関まわりの雑草取り。抜いた草は踏み石の上に置いて乾かしている。敷き草にするにはイネ科の草が穂をつけてたりして、タネがこぼれると嫌なので、来月フェイジョア/セロウイアナを植え付けるときに土中に埋めよう。リッパな有機物だし、地面の奥のほうならば芽も出ないんじゃないかと。
そろそろ世の中は春まき野菜のタネまきシーズンか。うちは3月に入ってからにしよう。
来月は庭仕事がいろいろ忙しくなりそう。

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2002.2.19(火)

きのう台所出窓のキッチンハーブのバジルが終わり、きょうは畑に残っていた最後のミニ大根(大きくならなかっただけ)を収穫した。今朝の味噌汁に使って終わり。もうコカブも終わったし、汁の実もこれからしばらくは困るなぁ。いよいよ端境期の到来か。う〜さみしい。
先週天然貝化石石灰を入れたE畝にきょう肥料を入れようと思っていたが、風が強くなってきたのでやめた。あわてることはない。
ミナミさんはただ今満開。はじめのころに咲いた花はもう花びらがとれている。まだ奥に実らしきものは見えてこない。今年はどれだけ収穫できるだろう。風で飛ばされたミナミさんの花びらが地面に広がってきている。こうやって土に還っていくんだ。アスファルトに散った桜の花びらはかわいそう。

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2002.2.17(日)

きょうも雨が降り出す前に少し玄関まわりの雑草抜きをした。いっぺんにやろうとすると大変だから、少しずつ徐々に。
その東庭ではクリスマスローズと、土中から出てきたたくさんの根球を植えておいたスイセンの花が咲き誇っている。スイセンは1つだけ咲いてるのはいまいち好きではないが、こんなふうに群生して咲いている姿はきれい。
ガザニアもだいぶ大きくなった。ただ、根が下方向だけで横にあまり広がらないのか、坂になっているまわりの土が徐々に落ちてはがれてきて、砂防効果はまったくない。来月クローバーのタネまきをするときは土を足さないといけない。
クリスマスローズは植え替えたせいか葉っぱがあまり元気でないような感じがしていたが、ちゃんと咲いてくれた。クリスマスローズってカタログなどで花のUP写真を見るとド派手な花だけれど、こうやって咲いている姿を見ると、ひっそりとしていてかわいい。
スイセンは東庭っていっても北寄りで、まったく植物にとってはあまり良くない場所だけれど、それでもちゃんと咲いてくれた。クリスマスローズもスイセンも丈夫なのね。
それにしても、よくカタログ本で『日当たりの良い場所で育てましょう』マークがついている花(ガザニアがそうだった)でも、半日陰でも十分みたい。南庭に植えたガザニアは歩いていてちょこっと踏んだりしてしまうせいか、東庭のよりも元気がないもの。
発泡スチロールの二段プランターにタネまきしたラディッシュの芽がやっと出てきた。

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2002.2.13(水)

午前中、人参が終わったE畝を耕し、天然貝化石石灰を少し入れておいた。
前作人参はあまり調子が良くなくて、その理由は酸度調整してなかったからかも…と思い、ひさびさに石灰を入れた。もう苦土石灰も天然石灰も買ってこないとない。
これでもう少ししたら肥料を入れて、3月上旬ころにホウレンソウのタネをまく予定。昨秋まきのG畝のホウレンソウは調子が良くて、いっぱい収穫できて幸せだった。そういえば、G畝は耕転してからタネまいたんだったっけ。もう、近ごろはすっかり不耕起くじけ気味。不耕起ってのは、ただ耕さなくてもいいってわけではなくて、それなりの技術がいるってことか。
D畝の人参もだいぶ大きくなっているようだった。やはり人参は日当たりが大事みたいだ。D畝は次作がキュウリなので、5月ころまでには食べなければ。ちょうど端境期なので重宝するかも。
玄関まわりの東庭も3月に入れば新たにクローバーのタネをまき直す予定で、そろそろ低く生えている雑草たちを抜きはじめた。中にはまだ生き残っているクローバーもあるけれど、それを避けて他の雑草だけを抜くってのも難しいことなので、ちょっと可哀想だけれど、全部の草を抜くことにしている。スズランの芽もだいぶふくらんできた。

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2002.2.9(土)

咲きだすと小梅も次々に咲いている。開ききった花は花粉が落ちてしまっていると本で読んだので、まだ開きかけている花をとって、ミナミさんに人工受粉した。
B畝のキャベツ(春採り)が少しずつ巻いてきそうな気配。年内採りのキャベツは巻きが甘くてじゅうぶんな収穫ができなかったので、こちらに期待したい。自家製生ゴミ肥料を株元に追肥しておいた。

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2002.2.7(木)

やっと小梅の花が咲いた。さすが小梅だけあって、花もひと回り小さい。花の内部が見えるくらいに開いたのは1つだけだったので、それをとって、ミナミさんの咲いている花にかるく人工受粉してみた。でもきょうは天気が良くて暖かかったせいか、ハチも1匹ミナミさんのまわりを飛んでいた。
農文協『野菜の自然流栽培』(古賀綱行著)という本に“梅の花の咲き方でその年の天候を占う”というのがあって、それによると花が一面下向きに咲いた年は平均して雨量が多く曇り空が多い(=日照不足)で、上向きに咲けば日照が多い。また横向きに一度に咲く年は平年作の安全な年なんだとか。
それを元にうちの花を見てみたが、決して上向きではない。真横ってよりも斜下向きくらいに見えるんだけれど、これってどっちに入るんだろうって分からなくなった。
昨年も花は咲いたが、ここまで注意して見ていなかったなぁ。
本によると確率80%だっていうから、けっこう高い。今後これが本当に当たるのか、また当たるのならば、向きがどのくらいでどの程度になるのか見守っていきたい。
畑のE畝の人参もトウ立ちしてしまうともったいなので、全部(そんなにいっぱいはないが)抜いて、とりあえず冷蔵庫へ入れておいた。
ブルーベリーも各品種花芽がふくらむ中、やはりスパルタングローは枯れてしまっているようで花芽がまったく見えない。昨夏の暑さが致命傷だったみたいだ。

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2002.2.5(火)

今朝七分咲きくらいになっているミナミさんの枝にメジロが来ていて、なんとなく嬉しかった。
たぶん生メジロ見たの初めて。緑色がとても美しかった。メジロはやはり梅の花粉を浴びるのが好きなんだ。
ご近所の白梅の花もミナミさん同様けっこう咲いている。やはり今年は昨年よりも少し早いみたいだ。
小梅は少しずつ白い部分が大きくなっているものの、まだ花が咲かない。高田さんのツボミもだいぶふくらんできた。
午前中まだ雨が降り出す前に、前作芽キャベツを育てていた発泡スチロールのプランターに半円形の支柱をさしこみ、ラディッシュのタネを4列にすじまきして、ビニールをかけた。コカブもまこうかと思っていたが、やはりプランターはそんなに面積がないので、ラディッシュだけにした。
そのあと畑を見回ったら、もう小松菜のツボミができはじめていた。さすが立春を過ぎただけのことはある。もう、あとは菜の花で食べるしかないか。
他の野菜はまだだったので、トウ立ちしてしまったらもったいないので、コカブは根が太っているものを全部収穫した。人参も少し抜いたら、けっこう太っているのが採れて、ここ数日は我が家の野菜豊かな食卓になりそう。


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