2002年 植物日誌

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2002.7.27(土)

夕方から畑の雑草の海を片付けはじめる。刈ったり抜いたりした雑草が今度は畑の隅に山を作った。だいぶ穂が出てしまっていたから、これで堆肥を作るのはやめておこうかなぁ。
今朝トウモロコシの収穫をすべて終えたので、C畝を耕し、自家製堆肥を入れておく。次作は人参予定。来春はここでトマトを育てよう。トマトはひと通り日当たりの良い畝では作り終えたかなぁという感じで、畑をはじめた最初の年はB畝でトマトを育てたんだった。他の野菜をあきらめても、トマトだけはあきらめられないくらい美味しい。
自家製堆肥はずいぶん前の落ち葉堆肥がなくなって、今春に仕込んだ枯れ草堆肥を使った。忙しくて放っておいてるうちにすっかり出来上がっていて、草の形もほぼなくなっていた。人参にはこのくらいのほうがいいんじゃないかと。
A畝にたくさん蒔いたはずの黒ごまは4株ほどしか芽を出さなかったものの、その4株が元気に育っていて、けっこう大きくなっている。黒ごまのタネは寿命があまり長くないようだから、今年とれたものは食べずにタネにしてみようかなぁ。これで来年いっぱい作ったほうが楽しみも大きいというものだ!

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2002.7.24(水)

冷凍してあったラズベリーの実を解凍してジャムをつくった。レモンを買っていなかったので、代わりにと温州みかんの実を摘果して絞ってみた。今年は結局100gほどの実しか採れなかった。古くなったカルフールのパンを揚げて、ラズベリージャムをつけたら美味しかった。
温州みかんは栽培書に7月下旬〜8月が摘果の時期と書いてあって、この際と19果ほど実を摘んだ。小さかったり、汚れている実を選んで摘んだので、表面ザラザラの実もだいぶとれた。
摘果はちょっともったいないが、毎年収穫するための大切な作業。本当はもう少し摘んだほうがいいかなぁというものもあったが、それはとっておいた。木のほうにはまだ20果以上の実がなっている。今年は初の収穫が望めそうだ。
かぼすのような大きさの実を包丁で切ってみたら、中はしっかりもう果肉ができていた。試しに少しかじってみたら、まだ水分が少なく、パサパサしていて美味しくなかった。摘んだ残りの実もレモンの代わりや、お風呂の入浴剤にしようかなー。ただ肥料にするには、もったいない気がする。

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2002.7.23(火)

午後ひさしぶりに天恵緑汁250倍液と木酢液500倍液を合わせた液を庭全体にまく。やる気になったのは、この前の『鉄腕ダッシュ』で果樹のまわりに木酢液をまいているのを見たから。我がミニ果樹園も最近は名前もよくわからない害虫が何種類かいて、多大な被害にはなっていないものの、少しでも忌避できればいいなと思って。果樹はもちろん、アスパラや人参畑や東庭のクローバーのところまでとことんまいた。液を作ってジョウロに移してまいて…、100P以上、けっこう重労働で3時間くらいかかった。
昨年も実をつけたフェイジョア/マグニフィカの実はまん丸く膨らんでいる。一方、今年初めて実をつけるセロウイアナとマグニフィカを見てみると、膨らみ方が弱い。昨年のマグニフィカもこのくらいだったような気がする。やはり初めて実をつけるときっていうのは、小さめの実になるってことかしら? ということは、今年のセロウイアナの実はミニチュアかもしれないなー。セロウイアナのまだ細い木の幹にカマキリの子どもを見つけた。
D畝のキュウリと発泡スチロールプランターに植えてあるピーマンに自家製生ゴミ肥料を追肥。ピーマンはまだ収穫していないが、4つくらい実をつけている。
生け垣のカネモチくんとピラカンサスを剪定した。ピラカンサスは予定通りフェイジョア/クーリッジの植え付け予定地に埋めた。カネモチくん(ベニカナメモチ)はまだまだたくさん剪定枝葉が出そうなので、これで堆肥を仕込もうかなーと思っている。小枝が入ると、出来上がるのに時間はかかるが、繊維質の多い通気性の良い、いい堆肥ができそうな気がする。

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2002.7.22(月)

ブルーベリーは毎日少しずつティフブルーが収穫できている。ハイブッシュ系はデキシーにあと2粒ほど実が残っているだけで、ほとんど収穫は終わった感じ。鉢の中も根がだいぶいっぱいになっていたので、午後それぞれ大きめの鉢に植え替えることにした。ウェイマウスは一番大きい鉢に植え替え、今までウェイマウスが植わっていた鉢にデキシーを植え、ダローもひと周り大きめの鉢に植え替えた。お礼肥も兼ねて、それぞれ玉肥を埋めておいた。
ウェイマウスは気付かなかったが、ダローとデキシーは鉢の中にミミズがいて、デキシーは中のほうに入り込んで捕まえられなかったが、ダローの中にいたミミズ1匹は捕まえて、また2階ベランダのプランターの中に入れておいた。それにしても、こんな小さな鉢の中にどこから入ってきたのだろう。土はすべてピートモスだし、底に落ち葉を敷いてあるから、そこらへんから生まれたものなのかしら? 2階ベランダプランターには今までもけっこうミミズを入れている。
鉢栽培は水やりをこまめにしないとすぐに乾いてしまうし、植え替えをしないといけないというところが少しめんどくさい。地植えの株はそういう意味ではけっこうラクチン。ティフブルーは1株やはり大鉢に植えてあるのがあって、収穫が終わったら枝を整理しないと、だいぶ下に垂れ下がっていて、あまりいい樹形とはいえない。でもその枝に実がたくさんついているから、今は切ることができないのだ。
きのう雄山椒を掘り上げたところを幅50cm、深さ50cmくらいの穴を掘って、雑草や枝豆の茎葉などを入れておく。明日はピラカンサスの枝が少し伸びているので、剪定してここに入れようと思う。すぐにでもフェイジョア/クーリッジを植え付けたいところだが、台風が来て、せっかく植え付けたものがぐらつくといけないと思い、やはり秋まで待とうと思う。それまでの間は枯れ草や剪定枝葉を埋めて、有機質を補充しておこうと思っているところ。

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2002.7.21(日)

南庭の温州みかんの隣に植え替えておいた山椒の木(雄)は一時元気になりかけたが、アゲハの幼虫に狙われてだいぶ葉を落としたり、場所的に日当たりが良すぎて土が乾きやすかったりして、最近また元気がなくなった。あまり何度も植え替えるのは良くないのかもしれないが、先日テレビで山椒は日陰でも育つというのを耳にしたり、このまま枯れてしまうのも嫌なので、もう少し日当たりの良くない場所に植えようと夫と相談。夕方、北側の日当たりのあまり良くない場所に移し替えた。ここ数日の晴天が続いているのにもかかわらず、さすがに北庭の土はまだ湿り気があって良いかもしれない。もとに植えてあった場所は今秋に鉢植えのフェイジョア/クーリッジを植え付けようと思っている。
畑は今年は夫の両親が健康をくずしていたりして世話ができないでいるので、もう雑草の海、海、海。『野菜は育てる人の足音を聞いて育つ』というのを仕事先の先生がおっしゃっていたが、本当に世話があまりできていないと育ちも悪く、今年の夏野菜の収穫はあまり望めそうもない。トマトもわき芽が伸び放題になって、樹形がめちゃくちゃ。例年は採れ過ぎてしょうがない程のキュウリも、あまり育ちが良くない。それでも、きょうはトウモロコシをだいぶ収穫して朝ごはんに食べた。実は小さいが、味はバツグン!

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2002.7.15(月)

きのう月桂樹のとり木していた部分の水苔を外して見てみたら、もう根が出ていて、早速ポリポットに土を入れて植え替えた。前にあげた月桂樹を枯らしてしまったというので、これも実家用。こんなに丈夫な植物をどーして枯らすんだって思ったけど。
温州みかんの実は大きいものはもう4cmくらいになった。今までは気付かなかったが、死角になっていた側のほうにまわってみたら実の表面が少しザラザラになっているものがいくつかある。栽培書を開いてみたけど、よくわからないが、病気ではないだろうなー。風ですれただけかなぁ。病気じゃないか?と詳しい情報をご存じの方がいらっしゃいましたら、mail掲示板にて教えて下さい。
明日はまたまた台風だって? この前来たばかりなのにー。鉢植えのフェイジョア/クーリッジとレモンと月桂樹をふたたび家の中に避難させる。

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2002.7.11(木)

台風一家の青空のもと、朝庭に出てひと回り。
ブルーベリーの鉢はほとんど倒れていたけれど、それほどの被害はなし。南庭のフェイジョア/マグニフィカの小枝が2本折れて垂れ下がっていたので、切った。うち1本は実が3果ついていたのに〜。でも風による果実の落下は見当たらなかった。セロウイアナの残り2果も無事。フェイジョアは枝がやわらかくて支柱を立てないと樹形が安定しないのだけれど、それだけに柔軟性があるのか、けっこうしぶとい。
畑ではトウモロコシが少しなぎ倒されていたけれど、その他はあまり被害もなかった。
まぁ、この程度で済めば良いほうだろう。家の中に入れておいた鉢植えのフェイジョア/クーリッジとレモンと月桂樹をふたたび外に出した。

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2002.7.9(火)

きのう枝豆を初収穫。甘くて味が濃くて美味!
ラズベリーは収穫を終えた。やはりあまり採れなかったなぁ。来年実がつく枝がたくさん出ているから、来年こそは期待したい。
あとはブルーベリーの収穫だ。ハイブッシュ系のウェイマウスはほとんど収穫が終わり。ダローとデキシーはまだいくつか実がついている。5月下旬にウェイマウスの枝をとり木していたのを様子をみようとビニールをあけてみたら、もう根が生えてきていた! 早速、新しくピートモスを鉢に入れて、植え付けた。もう少し根が伸びて落ち着いたら、実家に持っていこうと思っている。
さぁ、あとはラビットアイ系の収穫だ。昨年もそうだったのだけれど、ティフブルーはけっこう実付きが良いのだけれど、ホームベルのほうはイマイチ。
同時期にとり木したフェイジョア2本(セロウイアナ,クーリッジ)はまだ根が出ていなかった。
フェイジョアはマグニフィカのほうの実はたくさん残っているけれど、セロウイアナのほうはいつの間にかだいぶ落果していて、残り2果になってしまった。だいぶ実が膨らんでいたのに、生理的落果というものかしら。マグニフィカがあるとはいえ、セロウイアナも味わってみたいよなぁ。残り2果が落下しないよう願いたい。
天気予報によると明日は台風が来るらしい。鉢植えのフェイジョア/クーリッジとレモンと月桂樹だけ家の中に入れておいた。ブルーベリーは軒下に寄せておいただけ。明日の雨風の状況を見てから判断しよう。

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2002.7.6(土)

ブルーベリー/ティフブルーの大鉢に植えてあるものの実を初収穫。ハイブッシュ系に負けないくらいの大粒で、味くらべに1粒食べてみたら、ハイブッシュ系のものよりも皮がかたい感じがした。やはり生食するにはハイブッシュ系ブルーベリーの実のほうがいいな。ラビットアイ系はジャムなどの加工用にしようと、冷凍しておいた。地植えの株はまだ色づいていない。
ここのところ仕事ではないことでバタバタしていたので畑も行っていなかったのだけれど、午後見回ったら、キュウリが2本おばけになってたり、トマトの脇芽がのびて樹形がめちゃくちゃになっていたりと、大変。トマトの脇芽を摘んで整枝して、おばけキュウリも収穫した。1本はなんとか食べられそうだけれど、もう1本はどうしようもないので肥料にしよう。
枝豆もだいぶ実がふっくらし始めてきた。トウモロコシはもうちょっとかなぁ。収穫摘期を逃さないよう気をつけなくっちゃ。

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2002.7.3(水)

東庭のガザニアは最盛期は過ぎたものの、まだまだ花が咲いている。咲き始めが4月24日だから、2ヶ月以上咲き続けているわけで、なかなか息の長い花で嬉しい。これでちゃんと冬の寒さにもめげすに生き続けてくれれば、多年草だから毎年咲いてくれるはず。花だけ見るとけっこうハデ派手なんだけれど、クローバーとのコントラストはとても美しく気に入っている。
フェイジョアの実も少しずつふくらんでいる様子。マグニフィカの上のほうの枝が支柱の先まで伸びてグラグラしていたので、短い支柱を足して、ビニールひもでとめたりして誘引した。この先はもう人工受粉するのとかでも大変なので、剪定するようにしようと思う。栽培書コピーにも2メートルくらいで管理したほうがいいと書いてあったし。
上のほうの枝も一部折れかけていたので、接ぎ木テープでぐるぐる巻いておいた。あまり見栄えはよくないが、フェイジョアの若い枝はやわらかくて、そのままではくねくねしてしまうので、支柱に誘引するようにしないとって思う。
ブルーベリーもウエイマウスをはじめ、ダロー&デキシーのハイブッシュ系も収穫できている。ハイブッシュ系はみんな鉢植えで、ダロー&デキシーはまだ小さいので、あまり実がたくさん採れないが、やはりそれぞれ味が違うので楽しめる。ラビットアイ系のティフブルー&ホームベルは実が赤くなってきたが、収穫はまだ。
ラズベリーは今年伸びた枝の先を切り詰めた。これで脇から枝をたくさん出したほうがいいはず。



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