2002年 植物日誌

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2002.6.26(水)

電池の切れていた超音波のモグラ撃退器『モグラタタキ』の電池を取り替えて、畑にまた差し込んでおいた。まぁ、猿とかよりはモグラのほうがまだいいのかも。
D畝のキュウリと発泡スチロールプランターのピーマンにそれぞれ落ち葉堆肥を追肥する。今年は梅雨寒で冷え込んでいるせいか?、それとも例年よりも野菜への愛情が足りないのか?いまいち野菜たちの生育がよくない。キュウリもツルがうまくネットにかからずに地面に這ってしまうので、ビニールひもで誘引しておいた。
フェイジョアは愛情たっぷり。いちおう受粉しなかった実は落ち切ったような感じがする。最後(たぶん)の花が1つ咲いているが、これも落果するだろう。マグニフィカの株元を探っていたら、カタツムリが2匹でてきて、他所に行ってもらった。太いミミズも2匹いたので、彼らは2階ベランダの発泡スチロールプランターの中に入れた。プランターの土はどうしても固まりやすいので、ミミズの力でほぐしてもらおうと思って。
とり木していたブルーベリーのダローの枝の先が小梅のときと同じように枯れてしまった。ウエイマウスのほうはぜんぜん大丈夫で、こちらは成功するか?
ラズベリーは少しずつ少しずつ収穫できているが、豊作はむずかしそう。でも最初のころダンゴ虫に実をかじられていたのが、最近はまったく虫害がなくなった。いまいちお好みに合わないのかしら?

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2002.6.24(月)

仕事の目処がたったので、きょうはひさびさに庭仕事。
南庭に出していた鉢植えのレモンが花を咲かせていた。まだ小さくて、もう咲くとは思わなかったので嬉しい。花の姿はほとんど温州みかんといっしょ。期待し過ぎるとあとでがっかりするので、既に実をつけることは微かに望んでいるだけ。
フェイジョアはちゃんとマグニフィカもセロウイアナも実が膨らんできた。栽培書のコピーに『人工受粉するのでも品種同士の相性があって実になりにくいものもある』と書いてあリ、マグニフィカは成績が悪かったので心配してたのだけれど、なんだ、大丈夫そうじゃん。あまりアテにできないのかも。
カレンダーに書き込んである庭仕事の作業メモを見ると、今月下旬はフェイジョアの追肥。昨年はミニチュアの実しか採れなかったし、今年も実が成りそうだし、ちゃんと肥料をあげておかなくては。
早速、マグニフィカとセロウイアナの木のまわりに浅く穴を掘って、自家製生ゴミ肥料と鶏糞を入れた。東庭の敷地の入り口に植えてあるマグニフィカの株元にはクローバーが生えていて穴も掘れない状態なので、これと鉢植えのクーリッジには玉肥を土に埋めておいた。
しかしフェイジョアにこんなにハマるとは思わなかったなぁ。今年はここ数年夏は力の入っていなかった絵に力を注いでいるので、畑のほうもだいぶ手抜き。ここ何週間かは仕事も忙しかったので、きょうはひさびさに畑に行ったら、モグラの穴があった。今年は超音波のモグラ退治の機械?が効いていたのかまったく出ていなかったのに、そろそろ電池が切れたみたい。
スーヨーキュウリは徐々に実をつけはじめている。トマトも小さい実がついてきているが、生理障害か?今年も花首から落下するものもけっこうある。黒ごまの芽もあまり出ていない。しょうがないから今年はもう諦めようかな。

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2002.6.22(土)

フェイジョアの花期もそろそろ終わり。株元に落ちて花火のようだったフェイジョアのまっ赤な雌しべも土に還りつつある。実も、昨日あたりからほんの少しふくらんできたように見える。
花の終わったものは手でさわるとポロッと首から落下するのもあるけど、大部分はしっかり木にしがみついている。きっと落下してしまうものは(人工受粉もできず)受粉されなかったもので、木にしがみついているものはちゃんと受粉できたものなんだと思う。
木にしがみついてるのはけっこうな量があるが、これが全部実になればけっこうな量のデザートになるなぁ。でも生理的落果というのも避けられないと栽培書に書いてあったから、このうちの幾つかは確実に落果するんだろう。
鉢植えのレモンも数日前ピンク色のツボミらしきものがついている。冬の間は家の中(窓辺)で育てていたが、春からは外に出している。
これだけ果樹が増えてくると、そのうち西庭(畑)の一部も使わないと無理かなぁ。そうなると、野菜を作る場所が少し減ってしまうってところが悩みのタネ。

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2002.6.14(金)

きのうは四葉(スーヨー)キュウリを3本収穫できた。やはりうちのキュウリのカッパ巻きはおいしい。
A畝の黒ごまの芽は前に出ていたところ以外はやはり芽が出ず、昼間まき直した。昨年のタネだから、発芽率が悪くなっているのかもと思う。少し多めにタネをまいてみた。
フェイジョアの花はあいかわらず咲いているけれど、梅雨に入ったし、人工受粉はもうやめた。雨が降ると、やはりせっかくつけた花粉が流れてしまうこともあるようだし。
マグニフィカはフェイジョアの中では『大果』だと通販カタログに載っていて買ったのだけれど、今、花びらと雌しべが落ちた花の姿を見ると、セロウイアナのほうが実になる部分の範囲が大きいような気がする。もちろん、まだまだ膨らんできてはいないけれど。

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2002.6.10(月)

A畝の黒ごまの芽が少しずつ出てきた。C畝のトウモロコシの穂も地上に出てきた。ひさしぶりにスーヨーキュウリを1本収穫した。
最近はほとんど雨も降らない日が続いているので、クローバーも少し元気がなくなっている表情で、きのう日中、庭全体に散水ホースで水やりをした。
鉢植えのブルーベリーだけは毎日ジョウロで水やりしている。あいかわらずウェイマウスの収穫の日々。その他ハイブッシュ系のダローとデキシーも少し実が色づいてきた。栽培書を見ていたら、ダローは『食味品質優れる』と書いてあったので、初収穫が楽しみである。
ラズベリーは昨年同様、実のついた茎の1本がそのまま枯れてきてしまい、多量の収穫は望めそうにない。
フェイジョアはきょう2件隣のSさん宅のフェイジョアの花を3ついただいてきて、うちのマグニフィカに人工受粉した。でもSさん宅のフェイジョアは品種がわからないので、もしもその花がマグニフィカだったりしたら、実にはならないなぁ。
早く咲いた花は雌しべと花びらが落ちたまま、落花もしないまま。これが全部ふくらんで実になってくれると嬉しいんだけど。

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2002.6.5(水)

3つめのキャベツを収穫。かなり小さめなので、今夜の夕食のようにロールキャベツなど作ると、あっという間になくなってしまう。あいかわらず、葉の間からはナメクジが何匹も出てくる。
G畝の枝豆も葉が食われ始めてきた。このままではいけないと、やはり実をかじられたラズベリーのそばと、トレイにナメクジ農薬をのせて置いていたら、夜雨が降ってしまった。こんな時に限って…。濡れると、効果がなくなってしまうのに。
C畝のトウモロコシの葉の奥に穂ができていた。少し株の大きさにバラつきがあるが、まぁなんとかなるでしょう。
夕方にはフェイジョア/セロウイアナの最後の花が開いた。開いた直後はまだ花粉は出ていない。少し経つと、ポツポツ雌しべの先に黄色い花粉ができはじめる。明朝にはすっかり花粉もでているだろうから、明日明後日が最後の人工受粉作業になるだろう。
温州みかんの実はだいぶ黄色くなって落果するものがでている。これは本を見ていても自然なものなので、焦ることはない。残っているもので青々としている実で順調に大きくなっているものもあった。どちらにしろ、摘果はしなくっちゃ。

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2002.6.4(火)

あいかわらずフェイジョアの人工受粉は続いている。雌しべがまだまだ必要な筈のセロウイアナは、あと1花くらいしかなくなってしまった。マグニフィカはまだまだたくさんツボミがついていて、絶対足りない。2軒隣のSさん家のフェイジョアの花粉をいただきに行こうかなーと思案中。
ブルーベリーとH畝のアスパラに追肥。ブルーベリーの鉢栽培の株は玉肥を与え、地植えのブルーベリーとH畝は自家製生ゴミ堆肥を与える。鶏糞の袋に入れて熟成させておいた自家製生ゴミ堆肥はけっこういい出来っぽくて、ダンゴ虫もたくさんたかっていた。イチゴを食べなきゃ、いい虫なのに…。
残った生ゴミ堆肥は、空いていた発泡スチロールのプランターの土に入れた。庭の雑草をとっていて見つけたミミズも3匹ほど入れた。2階に上げてから、うち1匹が土の表面を歩いて逃げよう?としているように見えたので、隣のやっと枝豆が発芽してきたプランターに移してみた。ミミズが入っていると、鉢の中の土も団粒構造になるから、ミミズちゃんはとても有り難い存在。気持ち悪いなんて言う方もいるようですが、ワタクシは素手で触れます。
このプランターは、先日カルフールで『つるありインゲン』の種を買ってきたので、蒔こうと思っているところ。
先日とり木をした小梅の枝が枯れてしまった。その他とり木したブルーベリーやフェイジョア、月桂樹はぜんぜん大丈夫。梅だってとり木できる筈なのに、何故?

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2002.6.3(月)

フェイジョア/マグニフィカは毎日新しい花が咲いている。セロウイアナも少しずつ咲いて、毎朝人工受粉するのが日課になっている。人工受粉は結局、人さし指受粉。筆でもやってみたけれど、指に花粉をつけたほうが花粉がはっきり分かりやすくて、安心できるような気がする。指についた黄色い雌しべの花粉(セロウイアナ)を雄しべ(マグニフィカ)につける、というパターン。
マグニフィカは数えきれないくらいの花数で、はじめに咲いたものはもう雌しべや花びらも落ちはじめている。
ラズベリー(キイチゴ)も一昨日1個だけだけれど、初収穫。一昨年はけっこうな量を収穫できてジャムで楽しめたけれど、昨年はあまり採れなかった。今年はけっこう実がついている。
ブルーベリーも毎日少しずつウェイマウスのみ収穫。ハイブッシュ系はラビットアイ系に比べて実が大きいので、収穫したウェイマウスは生食でヨーグルトといっしょなどで食べている。ウェイマウスは端のほう折れかかっている枝があったので、キッチン出窓で挿し木してみた。
畑のB畝のキャベツ2個目を収穫して、やっと4株目のトマトを植え付けた。まだB畝にはキャベツが2つ残っている。
肥料を入れておいたA畝に黒ごまのタネをまく。まずは散水ホースでカラカラに乾いていた土を湿らせて、3列20cm間隔で点まき。覆土は薄くかける程度で、タネをまいたあとにもう一度水をまいた。E畝とF畝にまたがったところ(前作玉ねぎとホウレンソウ)にも、同様に黒ごまのタネをまく。
A畝の端に花を咲かせていた大根は実が入った(たぶん)袋をたくさんつけていて、黒ごまのタネをまくのに邪魔なので、抜いてF畝の端に寝かせている。この大根はたしか在来種(F1ではない品種)なので、このタネをまくとちゃんと大根が育つんじゃないかと思う。



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