2001年 植物日誌

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2001.5.31(木)

モグラ対策にニンニク茎を土の中に突っ込んでおいたのは、けっこう効き目があるのか?今まで雨の日のあとは活動の跡がくっきりという感じだったのに、きのう、きょうはぜんぜん大丈夫だった。やはりニンニクの匂いは嫌いなんだ。でも、植わっている状態ではそんなにぷんぷん匂いがするわけではないから、だめらしい。今のところは大丈夫だと思うけど、このニンニク茎の匂いが薄くなってきたときが少々心配。茎がなくなったら、ニンニク球を刻んで対策をとろうか。
やっと雨が上がったので、午後、天恵緑汁と木酢液の活力液を散布した。高田さんは成っている実が健康なのもあるけれど、お尻のほうから腐ったようになってしまうのも幾つかある。葉っぱもアブラムシもいないのに縮れているのもあって、栽培書を見てたらシュクヨウ病というのに似ている気がする。天恵緑汁の効果で今後の回復を願いたいところ。ミナミさんは片側にアブラムシがいっぱい。そしてその周りには、それを食べるテントウムシの成虫と幼虫(ほとんどナミテントウ)とアリンコがうごめいている。天恵緑汁をかけてたら、テントウムシはまったく平気そうだったけど、アリンコは水滴が嫌なのかわからないけれど逃げ回っていた。
南側の庭にあるブルーベリーもだいぶ色付いてきた。フェイジョアもツボミがだいぶ膨らんで、またあの派手派手な花が見れそうだ。ズッキーニの雌花やインゲンももうじき花が咲きそう。もうじきいろいろ食べれるかな。

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2001.5.29(火)

畑の残っていたニンニクは全部抜いた。ミナミさんと高田さんの株元のはまだ残っている。前回抜いたニンニクはもう3日たったので、茎葉をハサミで切った。切り口はニンニクの汁がしたたる…という感じで匂いも強かったので、モグラが嫌がればと思い、畑のモグラの穴その他いろんなところにさしてみた。
収穫したニンニクは数えてみたら、きょう抜いたものを含めて78本。とりあえず球の大きそうなものは来年の種ニンニク用に除けておいた。昨年暮れに苗をいただいて植え付けた別品種のニンニクも抜いてみたが、細い茎葉から予想できる通り、やはり小さいままだった。ふつうの球の半分くらいしかないミニサイズ。これはまた来年採れればいいなぁと思い、温州みかんの株元に茎葉がついたままの状態でさしておいた。やはり適期に植え付けないとだめってことか。このぶんでは玉ねぎも小さいままの収穫になりそうだなぁ。
ニンニクを抜いたG畝には先日に引き続き、黒ごまのタネをまいた。まいたすぐ後に雨が降り出したので、ちょうどよかった。枝豆はポリポットで育てていたのがだいぶ大きくなって、根がはみ出してもいけないので、A畝とD畝に植え付け。まだまだ予備はたくさんあるぞ。

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2001.5.28(月)

どうも雨の日はモグラの活動日に当たるのか?きょうも畑はぼこぼこ。先日、廃油をしみこませて入れておいた布も外に出ていた。歯医者に行った帰りにスーパーでSweetieガムを買ってきて、穴の入口に入れておいた。今までやったこと全て上手くいかないから、もう半分やけくそ。でも、どうにかしなければ毎年やられるぞ。
夕方、小梅ちゃんとミナミさんと高田さんに追肥をあげた。トマトはモモタロウ1株を除いてはみんな元気。カゴメちゃんはもう小さな実が見えてきた。モモタロウは脇芽が伸びてきていたので、ハサミで切って挿し木してみることにした。うまくいけば今元気のない1株と、肥料袋の鉢(昨年ニガウリ)があまっているので育てられる。挿し木するのは初めてだけど、トマトは場所さえあればいくらでも育てたいという野菜だから。
5月15日に仕込んだ2度目の天恵緑汁をきょうペットボトルに移した。6Kgのヨモギから約1本半強の天恵緑汁ができた。1回目のものと合わせて3本ぶんくらいかな。エキスをとったあとのヨモギのだしがら?は1回目のは堆肥に混ぜたけれど、きょうのはT&Fさんをマネしてミナミさん、高田さん、トマト、キュウリの株元にバラまいた。庭一面いい香りだ。

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2001.5.26(土)

昨年まではあまり元気のなかった温州みかんは今年、葉っぱもすごく茂って元気。実は1個だけさみしくついているけど、まぁ来年に期待しよう。ただ木が南側に傾いていたので、ビニールひもで引っ張ってベランダの柱に結んでおいた。みかんのお隣りのミナミさんも元気で、テントウムシがまたタマゴを産んでくれている。
ナメクジ&カタツムリはきのう農薬を置いたところを見に行ったら、周りでわんさか死んでいた。早くこの方式を使えばよかった。逃れて生き残ってるナメクジ&カタツムリもいたけど、見つけて踏み潰してやった。まだいるだろうから、農薬入りの皿はきょうは場所を少し移してみた。あとはモグラだな。
夜の天気予報で明日雨が降ると言っていたので、きのう収穫したニンニク球は急きょベランダ下の雨の当たらない場所に移しておいた。空いたG畝のあとには、きょう黒ごまのタネをまいた。 まだ北側にニンニクが少し残っている(来週収穫)ので、とりあえず2列。不耕起・無肥料で株間20〜30cm、条間40cmの14ケ所。最近お弁当の黒ごまの味が化学肥料っぽく感じるから、この黒ごまの味には期待。枝豆のタネも残っていたので、トレイに全部まいた。

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2001.5.25(金)

カルフールの園芸コーナーが数日前から20%offで、電池式の噴霧器を買った。5リットルも入るもので、5344円+TAX。だって毎週ミナミさんたちに天恵緑汁と木酢液の活力液をあげるのに、小さなキリフキではあまりにも大変なんだもの。早速、夕方庭と畑の植物たちに天恵緑汁&木酢液500倍液をかけた。早速の結果といえば、トウガラシ農薬などかけてもいなくならなかった、プランターのニラの”ネギアブラムシ”が消滅した。
天恵緑汁をまくのに畑に出てみたら、もう畑のあちこちにモグラの穴がぼこぼこ。うーん、針金&ビニール袋作戦もだめか。いくらミミズが多いとは言っても、せっかく本葉2枚目が出ているキュウリが持ち上げられるくらいに暴れられたらたまらんなぁ。あとは昨年、南庭でやった廃油流し込み作戦しかないかも。でも廃油もそんなにいっぱいなかったので、古Tシャツの切れ端に廃油をしみこませて、モグラの穴に数ケ所突っ込んでおいた。また出るかもしれないけど、この繰り返しで防ぐしかないかもしれない。あとは甘いガムを穴に置いておくと、それを食べたモグラがひっくり返るらしい。夫に言ったら「もったいない」って答えが返ってきたけど、でも何十円のことでモグラがいなくなってくれるのならバンバンザイだ。
午後は自転車でホームセンターに行き、ランネート水和剤を探したけどなかったので、ナメトックスというナメクジ&カタツムリ専用の農薬を買ってきた。成分の表示を見たら米糠も入っていたので、ほぼやろうとしてたものと同じかなぁと。土の上にじかにまくのは嫌だったので、ヨーグルトやインスタントコーヒーのびんの蓋などの上に置いて、夕方、畑のニンニク畝(やはり敷ワラの下にうじゃうじゃいる)とキュウリ畝と、南庭のキイチゴのそばに設置しておいた。ついでに、もうだいぶニンニクの葉が黄色くなっているものがあったので、畝の半分くらい(40本くらい)抜いてみた。おーけっこうリッパ。やはり茎の太さと球の大きさは比例するものが多いみたい。抜いたものはそのまま畝上で乾かしておく。夕食に数日前に1本抜いておいた新ニンニクを入れて餃子を作ったら、めちゃくちゃ美味しかった。

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2001.5.24(木)

『カゴメ野菜ネット』に我が橋本家庭農園のトマト栽培日誌がはじまりました。会員登録(無料)しないと見れないけれど、よかったらお時間のある方は見にいってください。
先日ポリポットにいっぱいタネまきした枝豆は雨の中発芽した。カタツムリは毎日探しにいっていて、毎日見つけて捕殺している。きょうも10匹は殺生した。きのう、またルーラルネットの検索でナメクジ・カタツムリの防御策を調べてみた。我が家のカタツムリにはあんまり効かなかったビール作戦をはじめとして色々あって、今度試してみようと思ったのは、米糠にランネート水和剤(農薬)を混ぜて皿などに乗せて置いておくと、カタツムリが食べて死ぬというもの。お皿やトレイに乗せて雨の降らない日にやってみれば、土も農薬がかからないで済むし。あとオトリにできるものは酒粕、バナナの皮、大根、キャベツだそうです。
あとは銅線や銅板が苦手らしく、畑のまわりに置くと良いと書いてあったけれど、そんなのわざわざ買わないとない。昨夏にはキャベツ畑でだいぶ苦しめられたもんなぁ。どうにかせねば。

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2001.5.22(火)

今月2日に根分けしたタンジーは実梅の株元に植えたのはしっかり根付いたようだけれど、日当たりのいい場所はわりと枯れてしまった。根元のほうの茎の「木の枝」状態になっていた部分を水挿ししていた4本は、2本が白い根が出てきたので、きょう、とりあえずポリポットに植えておいた。コンポスターの前のタンジーは枯れてしまったから、成長したら植え付けよう。
タンジーと同じくアリンコ除けになればと植えたペニーローヤルはすごく元気で背も高くなってきた。アリンコはさすがにペニーローヤルやタンジーの上にはいないけれど、でもそばは這い回っているからどうなんだろう。まぁ他の虫除けに少しでも役立ってくれればいいけれど。

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2001.5.21(月)

2階のカレンダーに書いてある作業メモを見て(忘れるところだった!)、フェイジョアと温州みかんに自家製生ゴミ堆肥の追肥を与える。フェイジョアはツボミがいくつか付いていた。でも実は成らないだろうなぁ。
モグラ対策は念には念を押して、お義父さんちからまたヒガンバナの球根をもらって、畑のあちこちに植える。球根を植えようとちょっとシャベルで土を掘り返すと必ずと言っていいほどミミズとご対面する。けっこうシャベルの先でミミズを傷つけそう。それにしても不耕起にしてから本当にミミズが増えた。前はこんなにいなかったぞ。
生垣のロースマリーの陰にカタツムリがいて、きょうだけで小さいのから、大きいのまで100匹は軽く越えるくらい捕殺した。ときどき中身がカラのがあるけど、これはトカゲとかが食べてくれているんだろうか。カエルも来てくれないかなぁ。水場がないとだめか。

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2001.5.20(日)

午後、クローバーとミナミさん、高田さんの下の地面に天恵緑汁+木酢液500倍液をジョウロで与える。
その後、畑のナメクジ&カタツムリを少し探して捕殺していて、そうだ!ニンニクの畝は敷ワラをしているから、その下にいっぱい隠れているかもしれないと思い、土の上や内部を探っていたら、ニンニク畝にもモグラの通り道ができていた。えーこの前検索したルーラルネットの記事にはニンニクやドクダミの匂いは嫌いって書いてあったのに、ニンニクの植わっている下を通れるっていうことはニンニクの匂いも大丈夫ってことか!。もうしょうがないので、物置の脇にずいぶん昔に買った半円支柱のビニールをとめるための針金があったので、それを伸ばして土の中に30cmくらい埋め込み、上にスーパーのビニール袋を結んでおいた。1つではしょうがないので、8本くらい。これもルーラルネットの記事にあって、風で振動が地中に伝わるのと、ビニール袋のパタパタする音でモグラを遠退けるというもの。針金はトンネルをしてビニールを押さえるのは、あまり使い勝手が良くなくて、たぶん使わないだろう。これでだめだったら、もうどうしていいかわかんない。
きのうタキイから「園芸新知識ー野菜ガイド」が届き、農園芸用資材のページを見ていたら”モグラタタキ”という商品があった。地中に埋めておくと超音波を出して地中動物を驚かせて追い払うというもの。4500円したけど、ちょっと心が動いて夫に見せたら、地中動物に効果があるっていうことはミミズもいなくなっちゃうんじゃないかということになり、それは嫌だなぁということでやめた。きょう高田さんの下でもミミズとご対面したけど、果樹の下は通ってほしくないなぁ。

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2001.5.18(金)

朝、庭にでたら甘酸っぱい匂いがした。柑橘系みたいな匂い。近くに柑橘果実が成っているわけではないし、昨日夕方に散布した天恵緑汁+木酢液の匂いが残っているのかも、と思うんだけど?
ナメクジの落とし穴はカタツムリが少し入っていたが、きのう平気だったA畝の芽の出た枝豆がまた食われていた。もう、芽が出て成長してくれないと枝豆食べられなくなっちゃいそうなので、根の出かけた無事なタネを全部掘り返して、ポリポットにタネまきした。もう、計画狂いっぱなし。
やはり畝の穴はモグラのようだ。A畝からB畝のトウモロコシのところにかけてモグラの通り道ができている。まだ目に見える被害はでていないが、対策をとらねば。ヒガンバナを植えておくといい(南庭に少し植えてある)というのと、穴に廃油を流し込むといい(実践済)というのは知っていたが、廃油はトウモロコシの根に悪影響を与えそうでやりたくない。仕事関係で6月30日まで会員証をもらったルーラルネットの電子図書館で検索してみたら、ニンニクやドクダミの匂いや木酢液も嫌いらしい。そういえば、南庭は実梅の株元にニンニクをいっぱい植えてあるせいか、前は穴を掘られたりしたのに、最近はぜんぜん大丈夫。対策として、お義父さんの家の玄関脇にあったヒガンバナ球根を少しもらって、先日ヨモギを摘むときに見つけたドクダミと畝のあちこちに埋めておいたり、ニンニク入り木酢液を500倍に薄めてジョウロでかけてみた。
不耕起にしてから、たしかに土は良くなってミミズも前よりもたくさんいるのだけれど、そのせいでモグラは出るし、ナメクジ&カタツムリの被害などが多くなった。自然界のことだから、しょうがないとはわかっているけれど、やっぱりアタマにくる。もっと田舎だとイノシシとか出現するらしい。やっぱり農業を仕事にするのは大変なことだ。お百姓さんはえらい。

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2001.5.17(木)

5月7日に仕込んだ天恵緑汁をきのうペットボトルに移し、きょう午後500倍に薄めて、同じく500倍に薄めた木酢液と合わせ、キリフキで庭のほとんどすべての植物(果樹&野菜)に散布した。とくに念入りなのは実梅のミナミさん&高田さん。アブラムシがあいかわらず多くて困る。やはり木酢液だけではだめなのか?
いろんなところを散布していると、あちこちでテントウムシのサナギにお目にかかる。幼虫もいることはいるけれど、だいぶ少なくなったような気がする。成虫はやはりナミテントウが多い。そろそろトカゲも活動を始めているみたいだし、食べられないように気を付けてね。昨年、畑でテントウムシの残骸を見て、かわいそうだった。まぁ弱肉強食の世界だからしょうがないけど。
枝豆のタネまき後をチェック。そして本当の犯人がわかった…。枝豆の発芽後の葉を食べたのは、カラスではなくナメクジ!(カラス濡れ衣) ご丁寧に食らい付いたままのナメクジも発見。不耕起栽培で畝の上に前作の茎葉や枯れ草を敷ワラのように置いておいたのは土のためにはいいんだろうけど、どうもナメクジ&カタツムリを養う結果になってしまったみたい。もう30〜40匹は見つけて踏み潰した。対策として、使ってなかったコップに昨日夫が飲み残して冷蔵庫に入れてあったビールを数センチ入れ、畝に軽く穴を掘って埋めた。ナメクジ類はビールが大好きだそうで、落とし穴にする(溺死)。このやり方は前から聞いたことがあったのだけれど、実際にやるのは初めて。果たして成功するのか?
また、A畝を探っていて気になることが。ところどころ軽く土を掘ると、ぼこっと小さく穴のように空間ができているところがある。もしやモグラ? なんか今年は枝豆受難の年。
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2001.5.15(火)

先日、裏の高速道路沿いの道にヨモギがいっぱい生えているのを見つけ、今朝ビニール袋を持って摘みに行き、2度目の天恵緑汁を仕込んだ。前回(5/7)はヨモギの他いろんなハーブごちゃまぜだったけど、今回はヨモギの新芽のみ。テントウムシはヨモギもお好きなようで、成虫&幼虫&サナギがいっぱいいて、殺生したくないので摘むときに退いてもらうのが大変だった。
先日仕込んだ天恵緑汁はきょうで8日目。もう仕上がってるかなーと思うけど、まだ使ってない。本には「サイレージのような甘い匂いがしてくる」って書いてあるけれど、そのサイレージの匂いっていうのが私にはよくわからなくて。独特の匂いがするけれど。
D畝の遅れてまいた枝豆とA畝の枝豆の1列目の芽が出たばかりのものがカラスにやられた!。タネまき後は枯れ草をかけて鳥害を予防しておいたのに、土の中の豆ではなく発芽後に食われるなんて!もうしょうがないので、改めてタネをまき、今後は食わせないぞっと枯れ草の上から物置にあった目の細かい防虫網をかけてレンガで押さえ、畝の端に支柱を立てて、防鳥のキラキラテープをはりめぐらせておいた。今まではぜんぜん大丈夫だったのに、もううちの畑はカラスに目をつけられてしまった。今後トマトやトウモロコシなども収穫時に注意を怠らないようにしなければ。西側の畑もだけど、南側の庭にもブルーベリーやキイチゴなどがあるので、予防策としてキラキラテープをはりめぐらせておいた。防鳥用の網もなかったので、カルフールに行って買ってきた。2280円+TAX。安くはないから今まで買うのためらっていたけど、もうそんなことは言っていられない。
そしてJ畝に穴を掘って肥料&EMぼかしを入れて、モモタロウを植え付けた。このモモタロウはいまいち元気がない。1株だけ残してあったカゴメちゃんも捨てるのも可哀相なので、2つあるうちのコンポスターの前に植え付けた。もう1つのコンポスターの前はスティックセニョールくんが植わっているのだ。

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2001.5.14(月)

高田さんとその下に植えてあるニンニクの葉の上でテントウムシがサナギ状態になっていた。ほーほーもうそんな時期か。実は高田さんのほうがいっぱいついているけれど、樹勢はミナミさんのほうがだんぜん元気。これでミナミさんも実がいっぱいついていてくれたらなぁ。いちおう高田さんが梅酒用で、ミナミさんは梅干し用にと考えているので、今年は自家製梅では梅酒だけだわ。
トマトはカゴメちゃんもモモタロウも8枚目の葉が展開して、9枚目が出始めている状態で、小さい蕾が見えてきた。春は寒い日もあり心配していたが、ここのところの温かい陽気で元気な葉色になってきた。ただI畝のモモタロウの3株あるうちの真ん中の株が風で倒されて、根元がちょっと折れそうになっていたので、茎の下のほうを倒して”寝かせ植え”にしておいた。これで茎の下部から根が伸びてくれば丈夫に育ってくれるはず。だから見かけは真ん中の株だけちょっと背が低い。
イチゴも伸びていた子株の一部から根が伸び始めていたので、ポリポットに土を入れて当てておいた。少し前にT&Fさんの自然日記を見ていたら、”ランナーはランナーでおさえる”と書いてあって、うちは1株しかないのでランナーはもったいなくて切れないので、代わりに敷ワラにしようと抜いて枯らしてあったイネ科の雑草の茎を適当な長さに切って、U字に曲げてランナーのところの土に差し込んでみた。
おーぐらぐら動いてしまうランナーがぴったりとおさまって、ちょうどいい。金具などと違って、このまま放っておいても茎は自然と腐って土に溶けてくれるし。こうゆうちょっとしたコツが作業をラクにするのね。

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2001.5.11(金)

先週に引き続き、A畝の2列目に枝豆のタネをまく。先週まいたものはもう芽が出ていた。覆土にタネまき専用土を置くのはなんかいいみたい。そのぶんお金がかかることになるけれど。いっしょにタネをまいて覆土はふつうの畑の土にしたD畝の枝豆はまだ芽が出てないものが多い。
5日にJ畝に植えておいたスティックセニョールは、考えてコンポスターの前に植え付けておいたピーマンと場所を交換することにした。やはり、ナス科はナス科でまとめようと思って。カゴメちゃんの45センチ後ろにピーマンを植え付け、カゴメちゃんの70センチ横にはモモタロウを予定。モモタロウの45センチ後ろにもう1株植えられる、と駅前でピーマンをもう1株買ってきた。このくらいの株間ならば大丈夫じゃないかと思うんだけど。
家に帰ってポリポットから出したら、根がびっしり。もうこの時期売れ残りだろうから、ピーマンも苦しかったかも。植え付け予定場所は苦土石灰をまいてまだ4日くらいしかたってないし、肥料もまだ入れてないので、とりあえず仮植え。
スティックセニョールの場所(コンポスター前)は来年ナス科野菜を育てよう。ナス科はおいしい野菜が多くて、場所の確保に頭をひねる。坂の下にあるお百姓さんは毎年同じ場所でハウスでトマトを育ててるけど、土の入替とか見たことないし、あれは化学薬品とかで土壌消毒してるんかな。やっぱり私は極力化学薬品は使いたくない。
ミナミさんのところにでっかい毛虫を最近よく見かける。なんの虫かよくわからないけれど、気持ち悪いので踏み潰してるんだ。踏み潰すのも気持ち悪いけど、ミナミさんを守らねば。ベランダのプランターのニラがネギアブラムシでいっぱいなので、庭にいたナミテントウの幼虫を2匹ばかり連れて行った。

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2001.5.10(木)

きょうはカラスは大丈夫。雨もあがって、ラディッシュの残りを全部収穫した。
実梅の高田さんは最近やっとアブラムシが減ったみたい。この前キリフキでかけた木酢液が効いたかな。同時にテントウムシの幼虫もけっこういてくれるので食べてくれているのだろう。サンショウの朝倉さんやコンポスターのフタが飛ばないように置いてあるレンガの上にもいて、小梅ちゃんのところに移動させた。やはり今年もナミテントウの幼虫が多い。実はだいぶでっかくなった。物差しを持っていって計ってみたら、もう直径3センチくらいある。
温州ミカンのところにはアゲハの幼虫がいっぱい。手で潰してやった。

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2001.5.9(水)

朝2階に上がって、窓から西庭にある畑を見るのが日課のようになっている。今朝も朝ごはんを食べて2階に行き、畑を見たらカラスが1羽舞い降りているではないの! 今まで庭内にカラスが舞い降りた記憶がない。窓を開けカラスを追い払い、心配だったので庭に出た。タネをまいた枝豆もほとんど枯れ草をかけてあったので大丈夫そうだが、でも枯れ草の隙間になってたところがちょっと心配。そして、昨日赤くなるかけていた、たった1株のイチゴの実がないっ!。あーーやられたー!。赤は鳥からも目立ってやられやすいとは聞いていたが、こんな家の近くでやられるとは思わなかった。
とりあえず、これ以上食べられるのは嫌なので、クリーニング屋さんの針金ハンガーを伸ばして支柱にしてあったものを十字にさして網をかけておいた。

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2001.5.8(火)

午前中、雨の降り出す前に小梅ちゃんに追肥。そしてキュウリのタネをまいてあるC畝の空いてるところにラディッシュのタネをまく。タネはあまり古くなると発芽率悪くなるし、今収穫しているラディッシュが採れたて美味しくって。たしかコンパニオン・プランツでもキュウリとラディッシュの相性は良かったと思う。キュウリが採れる前、6月中旬ころには食べられるだろう。あとは水もやらず雨にお任せ。
南庭のJ畝はトマトのモモタロウがお待ちかねなので、まだラディッシュ少しは残っているが、だいぶ食べたので苦土石灰をまいておいた。来週にはラディッシュを食べ尽くすと思うので、肥料を入れて苗を植えよう。短期間でのラディッシュは本当に重宝。きょう残っていたタネは全部使ってしまったので、また買ってこよう。
アスパラのH畝の端に1株あった春菊は、そんなに邪魔にならないのでそのままにしておいたら、きょうやっと花が咲いた。この株も花が咲いたあとのタネで発芽したものだから、このまままた放っておいたら、また次の春菊が食べられるだろう。春菊はその後タキイでタネを買ったもの(この株の元のタネじゃない)は花がイビツであんまりきれいじゃなかった。品種改良で微妙に人間が手を加えたのかな。味だって別に同じく美味しいんだから、花もきれいなほうがなんとなく気分がいい。

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2001.5.7(月)

朝、夫の出勤後に家のまわりのヨモギやクローバーなどの若葉を摘んで、天恵緑汁(てんけいりょくじゅう)を仕込む。天恵緑汁はいわば自然のもので作る植物の活力液   で、自然農薬にもなる。「植物エキスで防ぐ病気や害虫」(農文協刊)やT&FさんのHPを見ていて前から興味をもっていたけど、本には”日の出前に摘む”と書いてあって、朝が苦手な私にとってはそれが引っかかっていた。でも、まぁちょっと遅くなっても作ってみようと思い、朝7時半から始め。T&Fさんはヨモギだけで作っているみたいだったけれど、うちの庭関係ではちょっと足りなかったので、その他タンジーやローズマリー、オレガノ、ペニローヤルなどのハーブも加えてみた。ハーブはそれ自体が防虫効果があるものだからいいかも、と思って。
作り方はとてもシンプル。上記の植物と黒砂糖を重ねてお漬物みたいに積み込んでいく。最後に一番上に少し多めに黒砂糖をふり、落とし蓋をして重石をのせ、障子紙をカバーにしておく。10日ほどで発酵が終わって出来上がり。高田さんもアブラムシにやられっ放しで可哀相だし、テントウムシも食べきれないようだし、ニンニクもアブラムシがついたら手が付けられないし、でも農薬使うのはやはり抵抗があるし。それでも2年前に作ったトウガラシ農薬が少し残っていたので、きのうニンニクを漬け込んでおいた木酢液500倍液といっしょにキリフキで散布。そのせいか、少しは減ったような気もするが、でもまだまだ。
きょうはニンニクのトウ立ち芽を44本も収穫!。イチゴも1個だけ赤くなっていたので、午前中に摘んで食べた。肥料もまったく与えてなかったのに、甘くて美味。来年はもっといっぱい食べられますように。

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2001.5.5(土)

昼ころ出かけて、夫の運転でホームセンター「テルウェル」までドライブ。目的の家庭雑貨を買い、園芸売場に入っていろんな苗を見てたら、トマトは品種が書いてなくて(大玉トマトとか調味料トマトの区別はしてあったけど)売ってたり、ピーマンは徒長してたりして、いまいちいい苗じゃないなぁという感想。やっぱり毎年買う小さな園芸店の苗のほうが状態がいいみたい。それでも屋外で売場がすごく広いので、種類はいろんなのが置いてあって、ズッキーニ(198円)とスティックセニョール(128円)とバジル(198円)の苗を各1株ずつ購入してしまった。
ズッキーニはずいぶん前にときどきメールでお話ししてた北海道の人がおススメしてたし、ラタトゥユ食べてみたいし。ウリ科の野菜はキュウリの他は昨年はニガウリを育ててたけど、今回はこれにする。スティックセニョールは”サカタのタネ”社が開発した品種とか前に見たことあってブロッコリーのスティック判ということでお弁当に入れたりするのにいいなぁと思って買った。
帰ってから早速植え付け。ズッキーニは2段式にして作っておいた発泡スチロールプランター(来年はトマトにするのだ)にでーんと1株植え付けて、スティックセニョールはカゴメちゃんの植えてある畝に少し余裕がありそうだからピーマンでも植えようかと思ってた場所に穴を掘って、肥料&落ち葉を入れて植え付けた。

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2001.5.4(金)

やっと晴れた。きょうはテントウムシの成虫や幼虫もいっぱい見かけた。
Dの畝(作付け履歴参照)のビニールトンネルをかけていた枝豆の発芽が不揃いなので、ビニールをとって確認、芽の出なそうなところは新たにタネをまく。ビニールはもうめんどくさいので取っちゃった。もう1ケ所枝豆を育てる予定のAの畝はDの畝よりも幅が広いので、4列(Dは3列)予定で、いっぺんに採れるよりも長〜く収穫できたほうが嬉しいので、1列ずつ1週間毎にタネまきすることにした。最終は5月下旬になってちょうど良い。きょうはまず生えていた雑草をとり、無肥料(だいぶ前に草木灰だけまいておいた)無耕耘で一番西側の列に9ケ所4粒ずつタネまき。
B畝のトウモロコシもだいぶ発芽してきていた。C畝の四葉きゅうりは4ケ所まいたうちの2ケ所しか芽が動いてなかったので、もう1回タネをまく。枝豆もだけど、覆土は通気性の良いタネまき専用土をかぶせておいた。
収穫は夕食の使うのに、ニンニクのトウを摘む。14本も採れた。でも、まだ5分の1。E畝の玉ねぎは心持ち下のほうが膨らんできたような気もする。
きょう最後の畑仕事?は生け垣にしているローズマリーがもう幅を利かせ過ぎているので、夫と2人で剪定(最初は1人でやってたが、手伝いを要請した)。各畝に敷ワラのように少しずつ置いたりしていたが、その他にもポリバケツ2個ぶん以上とれて、あとは玄関や部屋に置いて空気の浄化に使うことにした。ミカンの皮など、殺菌力のある素材って堆肥に多量に入れ過ぎると、微生物も死んでしまうと聞いたことがあって、ローズマリーも殺菌力ありそうだから恐くて堆肥にあまり入れたくない。本これが食べ物ならいいのに。カネモチくんなど、その他の剪定くずや雑草は堆肥の材料にすることにしているんだけど。

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2001.5.2(水)

5月に入って、やっとトウモロコシやナスタチウムやバジルも発芽。四葉きゅうりもきょう見に行ったら、芽が動き始めてるみたい。買い物に出たときに、もう1株モモタロウの苗を買ってきた。モモタロウ予定地はまだラディッシュが植わっている(ここ数日おいしくいただいています。もうじき終わり。)ので、ひと回り大きいポリポットに植替えておいた。ラディッシュが食べ終わったら苦土石灰をまいて、肥料を入れて植え付ける予定。それまではモモタロウ、ポリポットで鉢栽培。
一昨年の9月にホームセンターで小さな苗を買ったタンジーはその後、株分けをしてミナミさんと温州みかんの間、と高田さんの脇に植え付けておいた。しばらく放ったらかしにしてたけれど、もうリッパな大株になっていて、わんさか茂っている。タンジーはアリが嫌がるというのが本に出ていて、それが一番の目的だったんだけれど、そばに植えてあるニンニクや梅の木にアリンコが這っているのを見ると、アリ除けは効果がないのかなぁ。それともうちの庭のアリンコがたくましいのか? あとはハエ除けになるというのがよくハーブの本に出ていて、古代ギリシャでは死体保存用の防腐剤に使われたんだって。たしかにヨモギのような独特のにおいが強い。ハエでも他の虫除けでも、このにおいをかぐと多少の効果はありそうな気がして、もうだいぶ大きいんだし、根分けして増やそうかなぁと思い、ミナミさんのところのタンジーを掘り起こした。もっと簡単にいくとタカをくくっていたのだけれど、根元のほうの茎はもう「木の枝」状態になっていて、ノコギリでもないと切れなさそうという状態。それでもなんとかカ細い根をつけた株を分け、コンポスターの脇とミナミさんの下と高田さんの下と隣接するお隣の犬小屋の前に植え付けた。コンポスターはハエに来られたくない場所だし、手持ちのハーブの本に「カリウムが豊富なので、堆肥の中に入れるとよい。」と書いてあったので、けっこう重宝するかも。とりあえず高田さんの下のタンジーの葉を少し摘んで、コンポスターの入口に置いておいた。
また、蚊などにも効果があるみたいなので、庭に出る掃き出し窓の家の入口になるこの場所で夏の嫌な虫が減ればいいなと思う。その他、根がつかずに分かれてしまった株ももったいないので挿し木で根が伸びてこないかなぁと水につけておいた。台所に葉を吊るしておいたら、その周辺がタンジーの香りでいっぱいになった。ヨモギギクというだけあって、そういう嫌なにおいでもないし、良いかも。

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2001.5.1(火)

きのうから、とても寒い。気温が低いと、畑に植え付けてあるトマトやピーマンがちょっと心配。きのうからニンニクのトウが立ちはじめた。球の肥大をはかるためにはこれは摘む。
今年はニラもニンニクも黒いアブラムシがついて困っている。ふつうニラやニンニクって虫除けになるはずのものなのになぁって思って「家庭菜園の病気と害虫」(農文協刊)を見ていたら、ネキの項のところに”ネギアブラムシ”というのがあった。「黒色で、春期に葉に群生して吸汁する。」と書いてあったから、たぶん、これに間違いない。見つけたら手で潰すようにしているけれど、まだ捕れる範囲だからマシ。2階のベランダのプランターのニラなんてびっちりついて、半分諦め気味。
梅の木についているのは、もっと白っぽい灰色のアブラムシで、葉が縮れるのが困りもの。テントウムシの幼虫いないのかなぁとちょっと探してみたら、ミナミさんのところにいました、いました。まだホントに小さくてナナホシかナミテントウかの区別もつかないくらいのテントウムシの赤ちゃん。アリンコを見つけると捕殺するようにしているけれど、同じまっ黒だから、今後は気を付けて誤ってアブラムシの赤ちゃんを潰さないようにしなくっちゃ。


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