2001年 植物日誌


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4月29日 きのう農薬スプレーをかけた小梅ちゃんを見に行ったら、すっかりアブラムシの姿は
      消えていた。さすがに農薬だ。高田さんのアブラムシを手で潰していたら、1匹だけ
      テントウムシの幼虫を見つけ、やはり農薬スプレーはかけられないなぁと思った。 
      1匹いたってことは、もっといっぱいいるのかなぁ。食べ放題なんだから、もっとい
      っぱい来てよ。                               
      タネまき前にも与えていなかった畑の人参に肥料をあげた。自家製生ゴミ堆肥で、も
      う完全に完熟してるから、土に埋めるわけではなく、まだ小さい人参の上からバラバ
      ラと肥料をまいただけ。リーフレタスは株間に埋めて与えた。午後から雨も降り出し
      て、ちょうどうまい具合に肥料が土にしみこんでくれるだろう。天気予報では明日も
      雨だって言っていた。外に出てゆっくり植物たちと接しられないのは寂しいけれど、
      雨もたまには降ってくれないと困る。                     
      夜TVの「知ってるつもり」で日本初の樹医の山野忠彦さんの特集を見た。やはり木
      に話しかけるというのはいいとVTRで山野さんが言っているのを見て、隣で見ていた
      夫が私を見てニヤリとする。ミナミさんや高田さんを可愛がる気持ちは、ちゃんと彼
      らにも通じてるかも。だって本当に可愛いんだもの。朝の「おはよう」から、夕方シ
      ャッターを閉めるときの「おやすみ」まで毎日ご挨拶もちゃんとしてます。    

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4月28日 きのう、きょうといいお天気だった。苗も各種売り出されてたりして、我が家のご近
      所の家庭菜園の皆さんも帽子に手袋のスタイルで畑作業に励んでいる様子。    
      我が家では、きょう実梅の木3本(ミナミさん、高田さん、小梅ちゃん)に肥料を施
      した。梅の木はかわいそうに灰色のアブラムシに襲われていて、高田さんは一番ひど
      い状況。昨年12月に石灰硫黄合剤という農薬で消毒したのに、だめなのかしら。今
      年はまだ?テントウムシの幼虫も現われず、その代わりにアリンコが這っている。ア
      リが停ると、その先にはかならずアブラムシがいるし、憎しみすら覚えてしまう。ア
      リンコは梅の木で見つけ次第殺している。ミナミさんもここのところ、アブラムシが
      つき始めたみたい。おまけにまだ枝も伸びきってない小梅ちゃんまでアブラムシがつ
      いている。ミナミさん&高田さんは実がついてるので、農薬をまくわけにもいかない
      けれど、これから枝が伸びて大きくなってくれないと困る小梅ちゃんはもうしょうが
      ないので、泣く泣く農薬スプレーをかけた。きのうカルフールで買ってきた”カダン
      Aー植物にやさしい水生タイプ”というもの。450円くらいだった。遠慮がちにス
      プレーしたので、効くかどうか不安は残るが、とりあえずの対処。ミナミさんも実を
      つけているが、高田さんはとくにいっぱいついている。さすがに今の状態でもミナミ
      さんの実よりもでかい(ミナミさんより遅れて花が咲いたのに)。        
      あーーそれにしてもアブラムシだけは本当に絶滅してほしい。          
      畑では枝豆やインゲンがやっと芽を出してきて、本葉を開き始めたものもある。今月
      14日に保温してタネまきした枝豆はなかなか芽が出ないと思っていて、ビニールト
      ンネルをしているので雨が降っても内部に水が入らないのに気づき、最近はビニール
      の空気穴にジョウロの先を入れて、水を与えるようにしたら芽が出てきた。    
      インゲンはプランターだけど、初めて育てる。豆野菜は大好物なので、どのくらい味
      が違うか楽しみでもある。                          

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4月26日 買い物に行ったときに、毎年野菜苗を買う園芸店に寄り、モモタロウ(トマト)3株
      とピーマン1株、タカノツメ1株を購入。各1株100円。自転車でホームセンター
      に行けばもう少し安く売っているのだけれど、ここの苗はわりあい状態がいいので。
      帰ってから早速植え付けた。モモタロウは用意してあった南庭のミナミさんの隣の畝
      に。ここは真南でいいと思ってたけれど、午後2時半ころから太陽の傾きでミナミさ
      んの陰がしのび寄って、半日陰になることが最近判明。落葉樹だから、葉が落ちる秋
      冬はいいんだけれど。まぁ、なんとか大丈夫かなー。こういう場所はアスパラなどに
      いいかもしれないなぁ。                           
      タカノツメは用意してあった10号鉢に植え付けた。ピーマンはコンポスターの前を
      軽く耕して自家製肥料を入れてあった所に植え付けた。ここの場所は以前ニンニクを
      育てたことがあったけれど、ほとんど初めての場所。日当たりはいいんだけれど、土
      がまだ出来てないかもしれない。トマトは既に植え付けてあるカゴメちゃんもあって
      モモタロウはカゴメちゃんとほとんど同じくらいの葉数だった。モモタロウは実家の
      母も狙っているので、今年はわき芽を挿し木して、もっといっぱい育てようと思って
      いるところ。場所はあとカゴメちゃんの隣(今ラディッシュが植わっている)と肥料
      袋の鉢が空いている。                            
      うーん、ミナミさんの陰、ちょっと気になってきた。カゴメちゃんはまだ味わってな
      いから何とも言えないんだけれど、心情的にはモモタロウのほうが思い入れが強い。
      カゴメちゃんと場所交換しようかなぁ。今ならまだ間に合う?          
      余っていたカゴメちゃん苗はもったいないので、お義父さんの畑で育ててもらおうと
      思い、持って行った。まだお義父さんの畑は何の準備もしてないので、とりあえずボ
      ウボウに生えている雑草を少し抜き、お義父さんの指示でポリポットごと畑に埋めて
      おいた。あとで準備が終わったら場所を決めて植え付けるらしい。抜いた雑草は、大
      きなイネ科のは敷ワラにできると思い、うちの庭の片隅に積んである。他のイネ科そ
      の他の雑草も我が庭から出た雑草と共に山積みにして、そのうち腐ったら堆肥にしよ
      うと企んでいるところ。イネ科の植物は繊維が多く、土にいいみたい。土をよくする
      には繊維質が大切なんじゃないかと最近思っている。土も植物も人間も同じ。   

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4月23日 3月にタネまきしたリーフレタスがだいぶ大きくなってきたので、人参の隣に3株、
      35センチ間隔で無肥料で植え付けた。この畝はショウガ予定だったけれど、昨秋に
      採れたショウガを種ショウガにして育てるつもりだったのが、ひさびさに出してみた
      ら虫食いか、中身がスカスカになっていた。ショウガは他の野菜に比べると、どうし
      てもっていう程ではないので、今年はとりあえずやめようかなと。リーフレタスもあ
      と3株くらいはポリポットに残っているが、この畝を埋め尽くす程の量があるわけで
      はないし、どうしよう。イチゴにはまだ早いし。四葉キュウリでも時期をずらせてタ
      ネまきしようかな。                             
      リーフレタスの隣の人参は本葉も出てきて、少し間引いた。ご近所のお百姓さんの畑
      も人参が多く、つい最近ビニールトンネルを外していた。きのう、久々に市販の人参
      を調理したら、うちのと比べて色がまっ赤で化学肥料使うと赤い色になるのかなぁっ
      て思ってしまった。人参の隣は玉ねぎで、元気に育っている。昼ごはん食べながら徳
      野雅仁さんの本を読み返していたら、イチゴ、パセリ、ネギ、落花生や玉ねぎは雑草
      が繁茂することで収穫が減少すると書いてあって、春になって少し茂り始めていて、
      でも今まで放任していた雑草を抜いた。玉ねぎは以前、有機質のものを食べたときに
      とても甘かった記憶があるので、味がとても楽しみ。美味しかったら、次は貯蔵でき
      る品種のものをタネまきからやってみたいと思っているところ。         

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4月22日 昼すぎ、前作人参の畝に四葉キュウリのタネをまいた。キュウリは昨年までは3月に
      ポリポットにタネをまいて保温しながらの栽培だったが、今年はじかまき。    
      また、昨年までは1畝に6株くらい育てていたが、どうも不耕起だとキュウリの根が
      地面いっぱいに広がるころ、実が苦くなってきてしまう(何故?。ちなみに生育が悪
      くなるわけではない)みたいなので、今年は苦くなるのを遅らせようと、少なめに4
      ケ所に3〜4粒ずつタネをまいた。                      
      昨年、お義父さんの畑で育てていたイチゴの子株を少しもらって、でもそのころはあ
      ちらの畑は雑草ぼうぼうの状態で、そんな中で1株だけ生き残ったイチゴは無事育ち
      実をつけつつある。最近ではランナーも伸びてきて、今年はこれでもっといっぱい育
      てて来年はたらふく美味しいイチゴ(買うと高いし…)を頬張りたいと思うだった。

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4月19日 午前中、カゴメのトマト苗が宅急便で届いた。育てるのは2株の予定だけど、仕事が
      らみなので枯らしてはいけない、と合計8株送ってもらった。本葉5枚目がやっと出
      ているくらいの苗。長旅に疲れたか(でも東京から)、ちょっとへたってるふうにも
      見える。昼すぎには雨も上がっていたので、早速、南庭の畑&10号鉢(予め肥料を
      入れてあった場所)に支柱を立てて植え付けた。土は雨で湿っていたが、植え付け後
      にジョウロで水を与えておいた。                       
      苗といっしょに入っていた説明書には「カゴメがトマトジュースの原料用として長年
      品種改良を重ねてきた特別品種のトマト”カゴメ77”の苗です。」とあった。ジュ
      ース1缶はこのトマト3個分で作られているんだって。そのまま食べてもいいと書い
      てあったので、生食もできるかもしれない。名前はカゴメちゃんにします。下旬には
      園芸店でモモタロウも購入予定で、今年こそは何個採れるか数えてみようと思う。 
      カゴメちゃんを植え付け後、畝の手前にバジルとナスタチウムのタネをまいた。  
      コンパニオンプランツ(共栄植物)をねらっているためで、バジルはトマトの風味を
      良くすると聞くし、ナスタチウムはアブラムシを誘引してトマトに虫がつきづらくす
      る作用があると聞く。自然のものだし、どこまで効果があるかはわからないけれど、
      仕事の記事の案としても面白いので、植え付けの日にタネをまいてみた。     
      アブラムシはテントウムシが食べてくれるとは思ったけれど、ナスタチウムは花がき
      れいだし、バジルはトマトを料理するときにも相性がいいので、重宝しそう。料理で
      相性がいいものって、近くに植えても仲がいいみたいね。ハーブのタネは昨年買った
      もので、あまり置いておくと発芽率が悪くなってしまうので、ナスタチウムはミナミ
      さんや高田さんの下にもまいておいた。                    
      きのうの雨で土も潤ったのか、庭のあちこちにクローバーの赤ちゃんが顔を出してい
      た。嬉しい。土が乾きすぎていたから、芽が出なかったのかな。先に育っていたクロ
      ーバーもランナーが伸び始めていて、足場がなくなってはいけない、とはびこってい
      たカタバミや他の雑草を抜いた。これは山積みにしてある。           
      トマトを植え付けた畝の中にもクローバーはぽちぽち出てきていて、紫蘇の芽も出始
      めていた。畝のもう片方には3月にタネをまいたラディッシュが育っていてもうだい
      ぶ根部分が球型になって、2つ収穫した。早く採れないとあとがつかえているぞ。 

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4月17日 今朝も高田さんのところへ行き、アブラムシ&アリンコの捕殺。きのうは気づかなか
      ったところにもいっぱいテントウムシのタマゴがあって、嬉しくなる。気づいて数え
      ただけでも7ケ所。1ケ所に少しずつ多くの場所に産んでいる感じ。やっぱりタマゴ
      も天敵に食われたりするのかな。その対策なのかな。ミナミさんのところは探したけ
      どタマゴはないみたいだった。ナミテントウはいたから、今後に期待。      
      今月7日に挿し木していたパイナップルは葉先が茶色くなってきて、色も悪くなって
      きて、枯れそうな雰囲気。まぁパイナップルが美味しかったから、いいか。    
      ブルーベリーもだいぶ花が咲いた。あとは収穫に期待するのみ。ローズマリーも藤色
      の花をたくさんつけているし、畑ではニンニクの畝でカラスノエンドウがピンクのか
      わいい花を付けている。今年はクローバーが元気がない代わりにカラスノエンドウが
      たくさん。これもマメ科だから、土にいい影響があるんではないかと。      

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4月16日 梅の実もだいぶ大きくなってきた。高田さん(豊後高田梅)もミナミさん(南高梅)
      も葉を巻くアブラムシがついて、しょっちゅう見ては手でとって捕殺している。  
      今朝もとってたらテントウムシが何匹かいてお食事中で、アリンコを追い払った。 
      そして嬉しいことに高田さんの太い幹の上にテントウムシのオレンジ色のタマゴが!
      これで幼虫が生まれたら、農薬なしに平和にアブラムシが退治できる。今年はクロー
      バーがあまり元気がないので、テントウムシがタマゴを産みつけてくれるかどうか心
      配だったけれど、鮮やかな色のタマゴを見つけてほっとひと安心した。      
      きのうトウモロコシの予定地に残っていた春菊とホウレンソウと雑草を抜いたり切っ
      たりして、キュウリ&トマトの予定地とともに自家製生ゴミ肥料をまいた。量はだい
      たいで、1株シャベル1杯ずつくらい。春菊は春のトウ立ちが遅くて、ここ1ヵ月く
      らいとても重宝した。まだ食べようと思えば食べられる感じだったけど、そろそろ芯
      に蕾ができて葉も形が変わりつつあったので、見切りをつけた。         
      トマトは肥料の上に”ボカシ”という有機質資材をまいた。このボカシはトマト以外
      の野菜に使用すると野菜の甘みがなくなってしまうと思う(あんまり他ではこうゆう
      意見を聞かないけど…。反論や同調など意見を聞かせてほしい。)んだけど、トマト
      だけは入れたほうがずぅっと美味しくなるから、トマト用だけに使っている。カゴメ
      の仕事のジュース用トマトの予定地&10号鉢にも同様に入れた。苗はたぶん今週?
      もうすぐ届くらしい。名前はカゴメちゃんにしようかな。仕事絡みだから枯らさない
      ようにしなくっちゃ。昨年尻腐れの生理障害になったけれど、病気になったこともな
      いし、けっこう丈夫な野菜だと思う。                     
      今朝はトウモロコシのタネまき。タネはホームセンターで買ったサカタのタネ交配種
      のハニーバンタム・ピーターコーン。3列30センチ間隔で1ケ所4粒ずつまいた。
      8列合計24株。                              

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4月14日 きのうタキイに注文しておいた黒ごまと人参のタネが届いた。早い。       
      きょうはいよいよ枝豆のタネまきをした。前作大根&コカブの畝地に、まずは生えて
      いる雑草&コカブのトウ立ちした菜の花を抜き、草木灰を1袋バラバラとまき、移植
      ゴテで表面の土と混ぜ合わせた。タネはタキイで買った”福獅子”という品種で、袋
      を開けてみたら真っ赤な薬品がタネに塗ってあった。これって農薬?。ホームセンタ
      ーで売っているタネなら(種苗会社にもよるが)赤くないタネもあるので、来年から
      はそうゆうのにしようかなぁーと思ってしまう色だった。            
      3列で30センチ間隔で1ケ所4粒ずつタネを置き(全部で18ケ所)、土をかぶせ
      た。上からジョウロで水をかけ、トンネル支柱を5本立てて物置にしまってあったビ
      ニールをかけた。早生の品種ならもうタネまきしていい時期だけど、うちにある枝豆
      のタネは袋の表示を見ても5月初旬まきからになっているので、トンネル保温。  
      ビニールの端は土を掘って埋めるのが正統だけど、それは面倒なので、物置にしまっ
      てあるT字型のビニールおさえ&レンガでとめた。枝豆はもう1畝予定している(前
      作キャベツ類=今在来種のキャベツがタワーのようにトウ立ち中。)けれど、こちら
      はビニールをしなくてもいい5月にタネをまくことにして、草木灰だけまいておく。
      この前作った発泡スチロールプランターの1段式にインゲンのタネを4ケ所まく。 
      キュウリやトマトの予定地に肥料を入れたり、もっといっぱい作業をしいことがあっ
      たけど、風がびゅんびゅん強くなってきたので明日以降にした。         
      2月に髪を切ってショートにしたので麦わら帽がすんなりかぶれて農作業にはいい。
      私は髪が多いので結び目も大きくなって大変だったんだもの。          

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4月12日 3月下旬にタネまきしたイタリアンパセリ&バジルもやっと芽が出てきた。人参もす
      っかり芽が出揃って、けっこう厚まきしたので、だいぶ間引いた。        
      きのうヨーカドーで発泡スチロール箱をもらってきて、プランターを作り(お仕事で
      浜松の竹村先生発案のもの=コンポストの作り方と同様)、きょう土を入れた。  
      なんで畑があるのに?と思われるかもしれないけれど、昨年まで育てていた”バケツ
      の田んぼ”の土がいっぱい余っていたのと、プランターの利点として土を入れ替えれ
      ば連作障害対策ができるということ。作ったのは2つで、1つは発泡スチロール箱1
      段式、もう1つは2段に重ねて深いプランター(来年トマトを作ろうと思っている)
      を作った。お陰で庭のすみっこで場所をとっていた土入りバケツが片付いた。   
      その後は水道水を浄化するのに使った後ビニールに入れて庭の隅に置いていた備長炭
      をレンガの上にのせて、カナヅチで叩いて細かくする。雑巾でくるんで叩くと炭が飛
      び散らなくていいと聞いたことがあるけれど、雑巾が破れたりまっ黒になるので面倒
      なのでそのまま。炭の破片はどうしても飛び散るので、南畑の真ん中で飛び散った炭
      が畑の土に乗るような場所で行った。時間もかかって、けっこういっぱいできた。こ
      の細かくした炭はコンポスターの中に混ぜたり、畑に混ぜたりしようと思っている。
      途中から風が強くなってきて、雑巾が汚れない代わりに後で鏡を見たら顔が真っ黒に
      なっていた。髪の毛も風でくちゃくちゃになっていて、まさにカミナリ小僧みたい。

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4月 9日 午前中、お義父さんの柿の樹を少し(畑側)剪定。そろそろ新芽が出てきている。そ
      の後、剪定バサミを片付けていて、玄関脇のシンボルツリーの月桂樹の花が咲いてい
      るのを見つけた。黄色い花だと本に書いてあったけど、単調に黄色いのではなく、白
      とのコントラストがきれい。よくよく見ると、買い物途中の道沿いの民家の生け垣に
      ある月桂樹も花盛りだった。                         
      ここ数日の温かさで実梅の高田さんもいっきに新芽を吹き出した。よくよく観察して
      みると、高田さんのほうがミナミさんよりも実がいっぱい成りそうな状況。ミナミさ
      んは結実したもの以外はみんな花は落ちてしまっているけど、数えてみたらだいたい
      6〜7個の実が成っている。あんなにいっぱい花が咲いたのに、本当に実になるのは
      少しなのね。高田さんは結実してない花もまだ幹にしがみついているけれど、ミナミ
      さんよりもっとたくさん実が成っていると思う。その代わり、ミナミさんはぜんぜん
      平気なのに高田さんにはもうアブラムシがついている。葉先の手の届くところは手で
      とっていたら、アリがいっしょに葉の奥から出てきた。アリンコもいっしょに潰した
      けど、その後数年前に仕込んであったニンニク入り木酢液を500倍に薄めて散布し
      ておいた。今年は何故か?クローバーの成長が遅く(雪がいっぱい降ったからかなぁ
      )、やっと少しずつ生えてきた程度。昨年の今ごろはクローバー全盛期で、テントウ
      ムシもたくさん来訪してタマゴや幼虫もいたりして、何もしなくてもアブラムシ退治
      になっていたのに。高田さんの幹にナミテントウが1匹だけいた。今年もテントウム
      シたくさん来てくれるかなぁ。                        

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4月 7日 きょうひさびさに車で少し離れたホームセンター「テルウェル」(ここはけっこう苗
      など園芸用品も豊富に揃っているけれど、自転車で行くにはちょっと遠い)に連れて
      いってもらった。半円の支柱と草木灰を買って、その他にももう野菜苗が売っていて
      早いなぁ。少し小さめで4連パックになって240円だった。ハーブ苗も売ってて目
      移りしたけど、トマトも品種名とか書いてなかったので、まだやめておいた。今月下
      旬になれば、どこのホームセンター&園芸店でも並びだす。お天気もよく温かかった
      ので、帰ってからはずっと庭に出ていた。昨年いただいたブルーベリーのハイブッシ
      ュ系の”ウェイマウス”の花が咲いていた。ブルーベリーの花が咲くのははじめて。
      きのう、いよいよもうブロッコリーも蕾が小さく首も伸びてきて花の準備をしたがっ
      ている様子になってきたので、剪定ハサミで地際から切り、根を残した。この畝では
      ただ今在来種のキャベツがタワーのように伸びきってトウ立ちしていて、タネがこぼ
      れないかなぁとじゅうたんのように生えていた雑草をきょうハサミでだいぶ切ってお
      いた。刈り取った雑草は畑の端に積み上げておき、これはそのうち肥料にする予定。
      この畝では、もうすぐ枝豆のタネをまく予定なので、その準備もしなければ。   
      きのう買い物に行ってパイナップルを買ってきた。デルモンテゴールド・エキストラ
      スィートパイナップル、小ぶりだったけど安売りで1個180円(なるべくきれいな
      葉のものを選んできた)。パイナップルはもう何年も食べてなかったので食べたかっ
      た(酢豚で缶詰のは食べてたけど)のと、T&FさんのHPを見ていて、いつかパイ
      ナップルを育ててみたいと思っていた。きのう夕方素焼き鉢に土を入れて準備してお
      いて、きょう夕方挿し木。土は昨年稲を育てた土に自家製腐葉土を少し加え、元肥を
      入れる時間があまりなかったけど、コーヒーカス少しとお米のとぎ汁で水分を補充し
      た。根がついたら追肥を与えようと思っている。素焼き鉢はとりあえず小さいものだ
      けど、これから大きくなったら植替えていく予定。”ゴールド・エキストラスィート
      パイナップル”なんてすごい大袈裟な名前だなぁ。まぁダメモトで1年育ててみよう
      と思う。来季の冬は暖冬であってほしいと願うのであった。           

◆◆◆

4月 5日 きのうホームセンターに行って、ゴマのタネを探したけどなかったので、きょうタキ
      イの通販で注文(郵便振替)。きのうはスイートコーンと枝豆のタネを買ってきた。
      何故ゴマか?というと、畑のニンニクと玉ねぎの2畝が6月上旬まで場所をとられる
      わけで、その後作どうしよう?と考えたときに(秋まきまで放っておくのは勿体ない
      し)6月上旬まきできる野菜を調べた。きのう買ってきた中生枝豆も6月半ばまでタ
      ネまきできると袋に書いてあったけれど、あとは小松菜・人参(玉ねぎの後作予定)
      とゴマが6月中旬までタネまきできることを知った。うち1畝か、半畝くらい(ニン
      ニクの後作)で育ててみようかなと思っている。ゴマはまだ一度も作ったことのない
      作物で、自家製でどれだけ味が違うのかわからないけれど、ゴマは大好きで毎日食べ
      ているので、場所が空いてるのならと黒ゴマを注文した。収穫は9月だから、秋まき
      葉もののタネまきには十分間に合う。でもタキイの通販、今混んでるんじゃないかと
      ちょっと心配。混んでるときだと到着するのにすごーく時間がかかるんだよな。まぁ
      神保町に行く用事もないからしょうがない。                  

◆◆◆


4月 4日 3月下旬にタネまきした人参はきょうやっと双葉がちらっと出始めていた。保温して
      タネまきしたわけではないけど、最近雨が続いたので有難かった。ポリポットにタネ
      をまいたリーフレタスもとっくに芽が出ているが、一緒にタネまきしたイタリアンパ
      セリとバジルはまだ。庭ではチャイブやオレガノも鮮やかな緑色の葉が出てきた。 
      4月下旬に市販苗を植え付けるつもりのトマトは実家の両親も今から期待しているよ
      うで、今年は南庭の一等地にしようと思って、昼すぎに予定地(前作芽キャベツ&ホ
      ウレンソウ)に苦土石灰をまいた。昨年8月下旬にトマトは生理障害で尻腐れしてし
      まったので、その対策。実はトマト、生食用のモモタロウの他に今年はジュース(加
      熱)用のトマト苗をもらって育てることになった。これカゴメのHPのお仕事で、育
      てながらのエッセイ&イラストを書くことに。畑の地植えと10号鉢の2株育てるこ
      とになって、加熱用トマトは皮が固くて生では美味しくないというけど、料理にはい
      いみたい。成った実は食べていいんだろうし、育てることがお仕事になるなんて嬉し
      い、楽しくおいしい仕事になるかも。HPに正式UPしたら、お知らせします。  
      ふらふら庭を見ていたら、南庭の畝にアスパラガスが1本だけ頭を出していた。これ
      は昨年12月に玉ねぎの苗をもらったときに荷物の中にいっしょに2株入れていただ
      いたもので、日当たりのいいほうがいいかなと思い南庭に植えておいたもの。いただ
      きものだからどのくらいの年数のものかわからなかったし、今年もう採れるなんて思
      わなかったなぁ。トマト予定地の畝の1つで、畝の端に植えてあるからトマトの邪魔
      にはならないと思うし、コンパニオンプランツでもトマトとの相性はいいようだし。
      早く食べたい。でも1本だと夫と取り合いになりそう。隠れて食べちゃおうかな。 

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4月 2日 千葉の桜も満開で、我が家の実梅も新緑の季節。高田さんももう花が終わった。  
      きょう午前中タキイに注文していた山椒の苗が届いた。前にやはりタキイから買った
      ”ぶどう山椒”(ふつうの山椒よりも実がでかい)という品種の実山椒の木は、昨夏
      に急に葉が落ちて死んでしまった。でも実山椒の木はやっぱり欲しくて、もう1回だ
      け挑戦って2月に通信販売で注文しておいた。今回の実山椒は”朝倉山椒”という品
      種で、実はふつうのサイズで、「ウィルスフリー接ぎ木苗」という。こっちのが病気
      などには強そうだ。木にくっついてた説明札を見ると「移植はむずかしいので、植え
      場所は十分に考えて決めます。」と書いてあって、そういえば前の”ぶどう山椒”は
      一度植え替えをしてしまったなぁと思い出した。                
      午後、買い物から帰ってから植えつけ。場所は南東、高田さんの隣の昨年アシタバが
      植わっていた場所にした。いちおう南側だから日当たりはいいと思いきや、生け垣に
      しているカネモチくん(ベニカナメモチ)の陰に隠れて半日陰の場所なのだった。で
      も山椒なら半日陰でも大丈夫なはずだし、ここは庭の端っこで水はけはいいと思う。
      まだ残っていた昨年のアシタバの根株を掘りとって、軽く油カスを入れ、苗を植えつ
      けた。今回は絶対大きくなってほしい。高田さん(豊後高田梅)の隣だし、名前は単
      純に朝倉さんにしようかな。あーーバクスター族だーー。            
      近ごろ畑の野菜はトウ立ちしまくりの花期を迎えている。まだ次作のタネまき植え付
      けには間があるので、そのままにしてある。そんな中でも重宝なのがブロッコリー。
      ブロッコリーは花の蕾を食べる野菜だから、花を咲かせようとぐんぐん蕾をつけてく
      れると、こちらもけっこうマメに食べられる。さすがにもう小さい花蕾しかならない
      し単独では量的にも無理があるけれど、他の野菜と合わせてサラダにするにはじゅう
      ぶんなので有難がって食べているのです。樹形?姿はもうめちゃくちゃだけど。  


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