2001年 植物日誌
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3月27日 きょうは温かな小春日和のいいお天気。小学校の桜もだいぶツボミが開いた。
今朝はまずフェイジョアに追肥を与えた。鉢の2株のほうは骨粉入り油カスの玉肥を
1株につき8個ずつ、鉢のふちに施した。地植えの1株は木のまわり6ケ所くらいに
穴を掘って自家製生ゴミ肥料を入れた。
この前ミナミさんの枯れた花の奥に見えていた薄緑色のものはやっぱり期待通りの実
のようで、枯れた花弁もところどころ落ちて、はっきりと青い梅の実が見える。高田
さんもこのところの風で花弁はだいぶ落ちて、ほとんど散ってしまった。そして、や
はり奥に薄緑色の実が。高田さんのほうが花の期間がだいぶ短かったみたい。この2
本、花期はだいぶズレたけど、実のなる時期は大して変わらないのかもしれない。
もうすぐ4月だ。サンショウの葉も出てきたし、ブルーベリーが元気。とくにその中
でもティフブルーがたくさん花芽らしきものをつけている。キイチゴも新芽が出てき
たし、いっぱい成るといいな。ふつうのジャムはそんなに買うほど好きって訳じゃな
いけれど、ベリー類のジャムは甘酸っぱくて美味しい。大好き。
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3月22日 高田さん満開。ほんとにきれい。ピンク色の花なので、桜にも負けないって個人的に
は思う。やっぱり花は大きいような気がする。ツボミはたしかにでかい。
すっかり花が散ったミナミさんはちょっとずつ新芽が出てきた。そして花の散った後
にちょっと緑色のものが見えるような気が…。手持ちの本(NHK趣味の園芸・作業
12ヵ月…ウメ)の3月のところには”下旬には枯れた花の間から果実がみえる”と
あって、やっぱりこれって実?。やっぱり木のそばで囁いていたのは正解かな?
きのう、きょうとすっかり春で、今の畑はもう雑草の世界。キャベツの畝には青い小
さな花をつけるわりと可愛い雑草(オオイヌノフグリとタテイヌノフグリ)がぐんぐ
んほふくしてテリトリーを広げている。踏み付けるとやわらかくて気持ちいい。ニン
ニク畝もいろんな雑草がいっぱい生えてきて、なんかニンニクを守ってくれてるよう
に見える。嬉しいのは今年はいろんな場所にカラスノエンドウがたくさん見られるこ
と。昨年はこんなになかったし、よそから土ごと持ってきて植えようとしても根付か
なかったのに、不耕起にすると生えてくる雑草もいろいろ変わってくるのかな。カラ
スノエンドウはクローバーと同じマメ科。玄関まわりにはやーっとそのクローバーが
だいぶ見えてきた。今年は冬が寒かったせいか生えてくるのが遅いような気がして、
夫がずいぶん心配してたけど、たぶん大丈夫。
きょうはいよいよタネまきスタート。畑の玉ねぎの隣のウネ(前作コカブ&小松菜)
に人参(タキイの在来種「新黒田五寸」)をまき、小さなポリポットにイタリアンパ
セリとスイートバジルとリーフレタスの種をまいた。イタリアンパセリは2年草で昨
年もまいたので、ほんとは今年もあっていい筈なのだけれど、アゲハの幼虫に食われ
てなくなっちゃった。今年は防御が大きな課題。
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3月19日 ここ数日の春の陽気で、実梅の高田さん(豊後高田梅)の花もやっと咲いた。高田さ
んが花をつけたのは本当に初めて。実がでかい豊後梅だけど、花のサイズはふつうな
のね(当たり前か)と思った。ミナミさん(南高梅)とは色違い、淡いピンク色でき
れい。この花を見たらもう”モンスター”なんて言いづらいわね。私は「花よりダン
ゴ」で花は二の次だったけれど、やっぱり庭の植物が花を咲かせると嬉しい。この後
に実がつくかも…と思うとよけい嬉しい。
ミナミさんはもう八分は花が散ってしまった。「実つけて実つけて実つけて」と木の
そばで囁いているんだけど、だめかしら。これからしばらく花は高田さんに注目。
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3月16日 きょうはひさびさに風も弱く朝からいいお天気。きのうもかなり気温が高かったし、
実梅の高田さんのツボミもやーっとゆるんできた。なかなか咲きそうで咲かないんだ
もの。あともうちょっと、明日も暖かければ開花しそう。
午前中は温州みかんの剪定とフェイジョアの鉢に植えている2つの植替えをした。み
かんの剪定は今まであまりしたことがなくて、それだけかまってあげてなかったって
ことかもしれないけれど、傷んでいる葉や枝を切り詰める程度。わかんないからテキ
トーなんだけど、これからはもっと可愛がろうと反省した。みかんはミナミさんの隣
に植えてあるので、ミナミさんばかり可愛がっているとひがみそうだもの。フェイジ
ョアは1つはもうだいぶ大きくなって庭に地植えしているんだけれど、その大きなの
から挿し木して増やした子と、もう1つ別品種のタキイで買ってきたのは鉢植えにし
てある。鉢は場所の移動ができて便利なのだけれど、根がいっぱいになっちゃうから
1年に1回は植替えしてあげないと。まわりの土を軽くほぐして古い根を少し切って
少し大きめの鉢に新しい土で植えた。午後はブルーベリーに追肥を施した。今はちょ
うど発芽期のようで、うちのブルーベリーもたくさんの芽が出ている。手持ちの本に
もこの時期の追肥は”芽出し肥”と書いてあった。肥料はカルフールで買っておいた
玉肥(油カス)を鉢のものは8〜10個ずつ、地植えのものはもう少し多く施した。
こんな剪定や追肥など、今年は作業を忘れないように2階のカレンダーに書き記して
いるのでした。さぁ、下旬はフェイジョアの追肥がひかえている。
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3月12日 今年は雪の当たり年か、きょうも朝から小雪がちらついている。3月は1年のうちで
一番風が強いということで、本当に風の強い日も多くなかなか外に出られず状態。
3月半ばといえば、そろそろいろいろな野菜のタネまきもはじめられる筈なんだけど
この寒さじゃちょっと…。でも、昨夜作付け計画を練っていて、とりあえずきょう南
庭の一画(前作はホウレンソウ、次はトマトの予定)に昨年ホームセンターで買って
タネが余っていたラディッシュを4列ほどまいた。今は寒いけど、暖かくなってきた
ら芽を出すように。この一画にはたしか昨年暮れにアスパラガスの根をもらって端に
植えてある筈なので、トマトを植えるときも気を付けなくては。
畑の端に埋めてあったニンジンは青い新葉が生えてきつつあり、あわてて全部掘り出
して、葉をとり、袋に入れて冷蔵庫へ。寒いようでもやっぱり春なのね。
実梅のミナミさんはだいぶ花びらも落ちたが、高田さんはこれからでツボミもだいぶ
ふくらんで花弁も見えてきた。高田さん咲くのはじめて。淡紅色と聞いていたが、た
しかに見えている花弁はピンク色だ。
ところでミナミさんと高田さんと、温州みかんの株元に植えてるニンニクの大きさが
だいぶ違って、ミナミさんの下のニンニクがやたら元気よくでっかい。高田さんの下
と温州みかんの下はそれに比べたらひと回りほど小さく痩せた感じで、これは土の状
態なのかしら?と。肥料(草木灰だけ)とかはいっしょの筈だしなぁ。予定ではこれ
ら果樹の株元のニンニクは今年は収穫せずそのまま来年も続けて植えておくつもり。
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3月 6日 きのうは風が強くて庭に出るのもためらったが、きょうは快晴弱風の庭に出る日和。
今朝お弁当に入れる野菜を採りに畑に出たら、全部ではないものの小松菜の一部がト
ウ立ちしていて、やっぱり春なんだなぁと実感。午後、まだトウの出てないコカブ葉
と小松菜を少し収穫しておいた。冷蔵庫に入れておけば少しはもつだろう。この冬の
間は玉葱やじゃが芋、キノコ類など以外は野菜は買わずに済んで、そのぶん食費も助
かったので、端境期になるとお財布の中身もさびしくなるなぁ。ただしアブラナ科の
野菜はトウ立ちの先も菜の花として食べられるので、その春の味もまた楽しみ。プラ
ンターのニラも鮮やかな緑色で伸びてきた。今年は少し地植えにしようかなぁ。
温州みかんの株元にずいぶん前に買っておいた骨粉入り油粕を追肥に与えた。
玄関まわりには秋に復活したクローバーが少し伸びていて、今月下旬にはもっといっ
ぱい生えてくるであろう(と願う)クローバーのために、のさばっていたイネ科の雑
草を少し抜いておいた。抜くというよりも、不耕起のやり方で根をハサミで切るとい
う方法。だって、ぼこぼこ抜いちゃうとクローバーの根っこもバラバラになってしま
うと思ったから。抜いた(切った?)雑草はエアコンの室外機の前に積んでおいた。
これもうまくすると肥料になるかも(そんなにいっぱいないけど)。イネ科の植物だ
から繊維がいっぱいあっていいんじゃないかと思う。
玄関まわりを少し片付けていて、シンボルツリーの月桂樹の株元に植えてあるクリス
マスローズの花がいつの間にか咲いているのを見つけた。ちっとも気づかなかった。
こんな目立たない場所でもけなげに咲いているとかわいい。
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