2001年 植物日誌

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2001.11.30(金)

昼ころ、ポストの中にタキイから荷物が届いているのに気付く。中身は注文しておいた『大輪すずらん・ドリーン』5株。
こんな小さな箱で?って思ったら、根を水苔で包んだ状態で入っていた。
午後、準備しておいた東庭の玄関まわりに早速植え付けた。群生すると綺麗って通信販売の本に書いてあったので、5株ずらっと並べて植えた。宿根草なので、増えたらもっと並べて植えよう。
台所で育苗していたガザニアもだいぶ大きくなって元気そうなので植え付けることに。結局ナメクジなどに食われて、8株しか出来なかった。玄関入り口の坂のところに3株、すずらんの隣に2株、南庭のフェイジョアとブルーベリーの間に2株、畑の入り口に1株植えた。ガザニアは日当たりがいいところが良いと書いてあったけれど、部屋の中の台所での育苗でも大丈夫だったので、多少半日陰のところでもと思って植えた。けっこう丈夫そうだし。すずらんもガザニアも、花が咲くのが待ち遠しい。
午前中はフェイジョアと温州みかんに肥料を施した。って言っても、南庭はそんなに広いわけではないので、ミナミさんにあげた肥料も温州みかんに届いているような状態。狭くて土を掘り起こせない場所には、シャベルで軽く土を掘って、玉肥を埋め込んだ。
フェイジョアは地植えの苗には自家製生ゴミ肥料や落ち葉や鶏糞などだけれど、鉢植えの株はやはり玉肥を与えた。
これで、いちおう秋の庭仕事はひと段落。木が増えたぶん、ごはん(肥料)を与える量も多くなる。結局作りかけの腐葉土や生ゴミ堆肥はこれで全部使い切ってしまった。鶏糞も三代王神社で拾ってきた落ち葉も、だいぶ少なくなった。また拾いに行かなくっちゃ。

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2001.11.29(木)

きょうは小梅に肥料を施す。フェイジョアや温州みかんにも肥料をあげなくては。
ブルーベリーの今まで紅葉の気配があまりなかったティフブルーも、だんだん色が変わってきた。ウェイマウスはもう、葉っぱがまっ赤できれい。
午後、発泡スチロールのプランターで作っていた玉ねぎの苗を抜き、畑のF畝のニンジンの後に肥料(米糠&鶏糞)を入れてあったところに植え付けた。株間25cmくらいで4列、1列7本ずつの合計28本植えた。ここは畑の中でもちょっと日当たりがよくないので、そのへんが不安材料。
苗はもう少し余っていたので、同じく1ヶ月以上前に米糠を入れておいたプランターに植え付けた。
苗は栽培書によると20cmくらいの長さのものが良いって書いてあったけれど、20cmのものはそんなに多くなくて、とくにプランターに植えたものは15cmくらいしかなかった。プランターのほうがベランダに置けて日当たりはいいのだけれど。土の豊富にある畑と、土の量に制限はあるけれど日当たりがいいプランターと、どちらが成長がいいか見守っていきたい。

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2001.11.28(水)

一昨日ときょうにわたって(きのうは出張だったので、できなかった)ミナミさんと高田さんに肥料を施す。
木のまわりに2箇所ずつ穴を掘って、台所の生ゴミや米糠や落ち葉、草木灰、タンジー、作りかけの腐葉土などを土と層にして埋めた。今年は草木灰は1本の木に対して1袋入れるようにしている。以前本屋さんで植木職人さんが書いた栽培書を立ち読みしてたら、果樹にはなんでもいいから『灰』を入れるといいって書いてあったから。
ハーブのタンジーはカリウムが豊富に含まれているとハーブの本に載っていたので、植えてあるものを少し切って生ゴミといっしょに埋めた。
生ゴミはいっぺんには大量に出ないので、あと2〜3日は少しずつ埋めていこうかなと思っている。
実梅の木はあと小梅が1本あるので、これも忘れてはいけない。
梅の実は昨年が初収穫で、でもわりあい小粒だったので、もっと大きな実がとりたい!と気合いを入れているところ。
フェイジョアともども小粒ばっかりでは、ちょっとさびしいもの。

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2001.11.25(日)

木に最後に残っていたフェイジョアの実を夕方軽く引っぱってみたらすんなり採れ、今年最後の収穫。
先日2つ同時に収穫した実は3日後に食し、今度は酸味も残っていて、ちょうど良い熟し具合だった。どうも、栽培書よりも早い段階で食べても良さそうな感じ。
味は本に書いてあった通り、バナナとパイナップルをミックスさせた味で、他の果物にはない、不思議な味。
もっとでっかいフェイジョアが食べたい。

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2001.11.21(火)

午後、先月19日に仕込んだ雑草枯れ草堆肥を切り返す。
発泡スチロールの枠から中身を全部出し、枯れ草のかたまっているところは手でほぐし、全体にスコップやシャベルでかき混ぜて、再び発泡スチロールの枠に戻してフタをした。腐葉土を作っている缶とは違い、こちらは側面にいくつも穴を開けているので、通気性が良いのだろう。臭いもぜんぜんしなくて、きっといい堆肥ができるような気がした。
A畝のニンニクはようやく全ての株が芽が出てきた。今年は例年よりも遅い気がするなぁ。そして追肥に作りかけの腐葉土と、鶏糞を条間に与えた。雑草も抜きながらの作業で、土をこねこねしてたら、あーここにもモグラの穴がー。B畝の芽キャベツも穴のせいでグラグラしてるし、もーいやだ〜。

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2001.11.20(火)

朝から庭仕事。
ラズベリーに自家製生ゴミ堆肥を施した後、思い立ってブルーベリーの植え替え&植えつけをすることにした。 まずは既に一番はじめに地植えしてあったティフブルーを50cmほど東側(10月20日に植えたティフブルーの2メートル東側)に移植する。
予定地に穴を掘り、カナダ産ピートモスを入れておき、地植えのティフブルーを掘り起こして移植した。植え付けてまだ1年ちょっとなのに、根はかなり広がっていて掘り起こすのはひと苦労だった。根も少し切れたけど、しょうがない。その後、2本のティフブルーの間に鉢植えのホームベルを植え付けた。肥料は自家製生ゴミ堆肥と、作りかけの腐葉土。腐葉土は缶から出していたら、中から大きなミミズが2匹も出てきた。ミミズは有り難いが、モグラが心配。
これで、1メートルおきにブルーベリー・ラビットアイ系3本になったわけで、この3本はこのままずぅっとこの場所で育てていくつもり。全部で2〜3時間かかって、大仕事だった。袋に半分以上残っていたカナダ産ピートモスも全部使い終えた。ちょっと疲れた。
ティフブルーは10月20日に植えた株は紅葉しかけているが、移植した株はほとんど緑色のままだ。鉢植えのウェイマウスが一番きれいに紅葉している。

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2001.11.19(月)

今朝お弁当のおかずをとりに畑に行く途中、ミニチュアフェイジョアの実が2果落下しているのを見つけ、収穫した。
残り1果はまだ木にしがみついていて、試しに軽く引っぱってみたけどとれないのでそのままにしている。栽培書にはいっしょに熟し収穫するって書いてあったけれど、そうでもないみたい。
きょう収穫した実はすでに少しやわらかくなっている。今回は2〜3日後に食べてみようかな。
畑ではB畝に置いておいた駆除剤にナメクジがたかって、トレイの上で5〜6匹死んでいた。やはり、キャベツ食いの犯人はナメクジだったか。

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2001.11.16(金)

10日に収穫した我が家初のミニチュアフェイジョアの実がやわらかくなって、香りも出てきたので、夜食べてみることに。
包丁で切り、茶色っぽくなっていたタネを取り、夫と半分ずつスプーンですくって食べた。小さいので、あっという間。
フェイジョア初めて食べたけれど、美味しい! 自分で育てた木の実ともなると、よけい美味しく感じる。
栽培書に書いてあった通り、バナナの味だ。もう少し酸味があってもいいかなというくらい甘く、もうちょっと早めに食べてもよかったかな、と。
栽培書には2週間追熟させると書いてあったけれど、やはりミニチュアだから早めに熟したんだろう。木に残っている残りの3果も楽しみだ。

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2001.11.14(水)

昼間ひさびさにゆっくりと庭に出た。
畑にはまだまだモグラの穴があって、モグラ捕獲器は何も入ってなくて、出口じゃだめかしら?と内のほうに埋め直す。
南庭では今年最後のモモタロウを収穫。最後の株を抜いて、横たえた。これでいつでもブルーベリーの移植&植え付けができる。ブルーベリーは株によって紅葉の度合いが違って、先月植え付けたティフブルーは赤くなりかけているのに、もとの地植えのティフブルーはほとんど赤くなっていない。でも今月下旬には植え替えしようと決めている。
カゴメトマトはまだたくさん成っているけど、赤くなるのかしら。実がついているのに、捨ててしまうのはもったいなくて可哀想で、もうしばらくこのままだ。
木に残っているフェイジョアの実はちょっと触ってみたけれど、まだ落果の気配がない。やはり、もう少し収穫は待ったほうが良さそうだ。
ピーマンの入っているビニールトンネルはきょうみたいな晴天の日に内を覗くとポカポカ温かい。でも密閉しているわけではないから、曇っている日はそんなに温かくないから、やはりこのところの寒さでは実もなかなか大きくなってくれない。中にいっしょに入れてあるプランター植えのリーフレタスの葉の上にナメクジ?カタツムリ?の糞らしきものがたまっていて、プランター&10号鉢の下や周りをさがしてみたら、ナメクジ9匹、カタツムリ6匹が見つかった。畑B畝のキャベツもあの食われ方をみると、どうやらナメクジ?カタツムリ?がいるみたい。今晩あたり駆除剤を置いておこうかな。

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2001.11.13(火)

このところ仕事が忙しかったので、ひさびさの更新。書きたいことはあったのに、時間がなかった。
10日に家の窓際から見ていて、フェイジョアの実の一番大きかったものが落果しているのを発見。慌てて駆け寄り、拾って収穫。
やっぱりミニチュアフェイジョアだ。こんなに小さかったら、ほんとに一口であっという間に食べてしまうよ。
きょう触ってみたら、だいぶやわらかくなっていた。2週間追熟させるって栽培書にあったけれど、これだけミニチュアだともっと短くていいのかなぁ?。
残りの3果はまだ木にしがみついている。彼らもあれ以上大きくならないんだろうなぁ。フェイジョアは一時に熟すから、採ってもいいようなことが栽培書に書いてあったけれど、望みを捨てきれずもいでいない。
なんでだろう? やっぱり肥料が少なかったのかしらん?

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2001.11.6(火)

少し早いかと思ったけれど、温州みかんの防寒対策をした。
本当はこもやワラなどの自然素材でやりたいところだったけれど、物置きに虫除け用?の細かい網のような寒冷紗のようなものがあったので、それをみかんの木にぐるぐる巻にしてみた。ところどころ洗濯バサミで止め、あとは農業用のビニールひもでぐるぐる固定。
これでだいぶ暖かいかな。今までも敷き草はしてあったけれど、枝葉を保護するのは初めて。
みかんは葉の色が変わるくらい、寒さに弱いからね。今までは放任栽培だったけれど、ミナミさんやフェイジョア同様可愛がってあげないと。
↑の作業をしながら、今まで気がつかなかったけれど、みかんの木の株元にまでモグラの穴があった! もう縦横無尽って感じで動き回っているみたい。家のまわりのお百姓さんの畑を見ても、そんな跡はちっとも見られないのに、どうしてうちだけ?

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2001.11.5(月)

11月になって、いよいよ寒くなってきた。プランターのニラもまだ青々しているが、このまま枯れて(休眠して)しまうのはもったいなくて、冬だってニラは食べたいので、ピーマンのビニールハウスにプランターごと入れてみた。
まだ少し余裕があったので、2階のベランダに置いてあったプランターのリーフレタスも入れてみる。これで満杯かな。プランターはこうゆうときに便利。これで、冬の間もいろいろ野菜を食卓にのぼらせることができそう。ただし、水やりは怠らないように。
モグラはあいかわらず大暴れで、あちこちの畝に穴が開いている。完全に振動は効果がない。
もう、あとは捕獲作戦しかないかも…と、ずいぶん前に買って物置きの中に眠っていたモグラ捕獲器をモグラ穴の出口に2つ設置してみた。
モグラが捕まえられても、取り出すのが気持ち悪そうで、しまっておいたのだけれど、このままではもうどうしようもない。大根の畝にもしっかり穴が開いているので、収穫時が不安。
でも、これで本当に捕まえられるのかなぁ。それもまた不安。

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2001.11.4(日)

ちょうど1ヶ月前に、一斗缶に仕込んであった落ち葉と米糠の肥料を切り返し。まだ米糠がところどころ残っていて、ちょっと臭った。一斗缶では内部の空気の通りがよくないのかも。
10/19に発泡スチロール箱で仕込んだ鶏糞入りの肥料は箱の側面に穴をいくつも開けているので、こちらのほうが通気性がいいと思う。今後は発泡スチロール箱専用でいこう。
ビニールトンネルの中のピーマンは順調。きょうも3果収穫、今晩の天ぷらの具に。いっしょに内に入れてある10号鉢のタカノツメは鉢栽培なので、しばらく放っておくと、土がカラカラに乾いてしまうので要注意。きょうも開けたら乾き気味で、ちょっと危なかった。
ついでにピーマンに追肥を与え、その他畑のB畝のキャベツ類&D畝の人参にも追肥をあげた。キャベツはちょっと虫食いが多い。

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2001.11.2(金)

トマトはまだ生育しているが、成っている実が赤くなるのがすごく時間がかかるようになってきた。
残っているのは、モモタロウは→の2果で、カゴメトマトのほうは青い実も含めると14果。赤くなるのに時間がかかるぶん、肌が汚くなって、カゴメトマトなんて実の一部が傷んでるのもけっこうある。
栽培書を見たら、生育最低温度は6℃で、生育適温は夜間12℃だって書いてあったけれど、これは単に木が育つ気温であって、きっと実のための温度はまた違ってくるのかなぁと思う。
さすがに11月ともなると、もうそろそろ終わりかなぁ。4月下旬に苗を手に入れてからだから、ほぼ半年にわたってお世話になりました。ブルーベリーの植え替えのときには地植えのモモタロウが予定地の近くにあるから、残っていても処分するようにしよう。
ガザニアは本葉が出てきて、数日前に夜も外に出していたら、カタツムリ(ナメクジ?)に葉をかじられて、13株あったのが健全な苗が9株になってしまった。慌てて夕方には部屋の中にしまうようにしている。カタツムリナメクジは銅を嫌うと以前なにかで読んだけど、10円玉でも貼っておくと効き目があるのかしらん?


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